フォークリフトに轢かれる労災の場合、
かなりの確率で監督署の調査が入ると思います。
この調査を受けた場合は、フォークリフトの運転手の免許停止は確かにあり得る。
労働者に辞められるのは痛手だが、免許停止でフォークリフトに乗れないのも困る。
だからフォークリフトの事故はなかったものとしたい。
ここまでは、会社の気持ちが推察できますね。
問題はこの後のこと。
会社が労災を隠そうとするならば、被災者に対して手厚い補償をしなければ発覚するのは自然の流れ。
手厚い補償をしなかったために、困った被災者が監督署に相談した。
まぁ、労災隠しはダメってことですね。
群馬・中之条労働基準監督署は、虚偽の内容を記した労働者死傷病報告書を提出したとして、A運輸㈱(吾妻郡嬬恋村)と同社取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で前橋地検に書類送検した。平成29年7月、同社倉庫で労働者が荷卸し作業中にフォークリフトと接触して4日以上休業する労働災害が発生していた。
同社は労災発生から約2カ月後、「労働者が階段から落ちて負傷した」との内容で報告した疑い。同労基署によると、「運転していた労働者が、フォークリフトの免許停止になるのではないかと思った。ベテランだったので辞められると困る」などと考えて、虚偽の報告をしたという。
被災した労働者からの相談で違反が発覚した。
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