このタイミングで「FACT FULLNESS」がベストセラーであることは人類にとってラッキー | エナフンさんの梨の木

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昨日から都内では私立中学受験が始まりました。大学受験も始まっています。ちょうど花粉も飛び始めるし、インフルエンザも心配です。こんなタイミングでの、コロナウィルス騒動ですから、街にマスクがなくなるのも仕方ありません。ある意味、パニックですが、こんな時こそ、昨年の大ベストセラー「FACT FULLNESS」を読むと良いでしょう。

 

「恐怖」と「危険」は全く違う。恐ろしいと思うことは、リスクがあるように「見える」だけだ。一方、危険なことには確実にリスクがある。恐ろしいことに集中しすぎると、骨折り損のくたびれもうけに終わってしまう。(中略)

恐怖でパニックになると物事を正しく見られなくなる。パニックが収まるまで、大事な決断をするのは避けよう。

FACT FULLNESS ハンス・ロスリング他~

 

 

2009年に、豚インフルエンザが流行った時の事です。私はアークランドサービスというとんかつ屋の株を買い込んでいました。ところが、同じ「豚」仲間ということで、流行が進むにつれて、株価は大きく下落したのです。もし、そのタイミングで、パニックを起こし、この株を売ってしまったら、大変残念な思いをしたでしょう。その後株価は20倍にも上昇したのですから。もちろん、豚インフルエンザがこの会社の長期的な成長に与える影響は極めて小さいものでした。逆に言うとそのタイミングこそが買いのビッグチャンスでもありました。

豚インフルエンザについてはFACT FULLNESSでも指摘が入っています。

 

(豚インフルエンザに関して、メディアが危機感をあおり続けたことに対して)呆れ果てた私は、データを見てみることにした。報道される回数に比べ、実際の死亡者数はどうなっているか。まず、ある2週間のあいだに、31人が豚インフルエンザで亡くなった。一方、グーグルで関連ニュースを検索してみると、同じ期間で25万3442件の記事がヒットした。ひとつの死につき、8176件の記事が書かれたことになる。

さらに私は同じ2週間のあいだに、結核で亡くなった人も計算した。結果は約6万3066人。(中略)つまり、豚インフルエンザによる死は、同じくらい悲惨な結核による死に比べて、8万2000倍の注目を浴びていた。

FACT FULLNESS ハンス・ロスリング他~

 

この様子ですと、しばらくは株価は下がりそうですが、私には最高の買い場到来が予感されて仕方がないのです。数年後、この記事を読み返す読者さんがいたとして、マーケットが正しいか、この記事が正しいか、確認してもらいたいと思います。

 

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