火災騒ぎで感動。 | ノラ家の日常・非日常

火災騒ぎで感動。

こんばんは、ノラドラ、生きてます(笑)。

いつも読んでくださりありがとうございます。

また温かい応援もいつもありがとうございます。

 

 

 

の続き。

 

サイレンと自動放送が怖すぎて

 

慌てて薄着にコート着て、ストールもせずに

貴重品だけ持って部屋を出たら、

 

 

「10階(火災)って言ってましたね。」

 

当然ですが、エレベーターは使えません。

 

みんなが反対方向に行くので

えっ?と思っていたら、やはり行き止まりのベランダ。

非常口はこっちだよー!と呼びに行って、

反対側にまた走り

 

 

 

へー!知らなかった。(知ってた?)

 

このお隣さんの判断が早かったので

反対に行ったロスも取り返し

 

 

なんだか危機に際しては連帯感が生まれる。

 

10階を通るまでは無事に降りられるかどうかわからなかったから

怖かったですよ。

 

「さらば私の服」と思っていたし。

 

10階の非常口からちらっと中の様子を伺うと火の手は見えない。

この時点で少しほっとしてひたすら降りる。

 

私たちは結構早い方で9階までは素早く降りられた。

 

 

とお伝えすると安心しておられた。

 

あとはひたすら無言で降りた。

13階から1階まで真剣に降りた。

 

非常階段は滞ることもなく

長蛇の列は等速でさくさく動く

 

 

1階についたとき、これで大丈夫だ、と安心しました。

 

0時過ぎていたし

この日、氷雨で、本当に寒かったんですよ。

 

 

でも、みんなおとなしく待っていて

聞こえてくるのは

 

 

なんとも穏やかな言葉。

 

最初は火事だとテレビが来るなーとか思っていたけど

少しして静かなままなので

 

 

少なくとも消し止められる程度のボヤよねと安心してきた。

 

見るとみんなの服装はバラバラ。

 

お隣さんはホテルに着いたばかりなので

服装もそのままだし、全荷物を持ってきていた。

 

私はお風呂上りだったので薄着に貴重品だけ。

 

でも、中には

 

本当に寒くて

 

私も髪の毛が完全に乾いていないのと

ストールなどを忘れたので

 

 

頭が痛くなってきました。

(次の日も丸一日アタマ痛かった)

 

「ホテルの人、2人しかいなかったもんね。」

「片方、バイトみたな人だったよね。」

「手が足りないだろうなあ。」

 

と言いながら、

外で雨がしとしと降る中30分以上は待たされたかな。

 

それなのにみんな

「まだか!」とか全然言わない。

 

 

 

なんと穏やかな人々よ。

 

素晴らしきかな。

 

 

ついにホテルの人が一人で

誤報を伝えに降りてきて、たった一人、平謝りに謝っていた。

 

「別にあなたが悪いわけでは…」とぼそっと言う人もいて

 

誰一人文句もイヤミも言わず、

粛々と戻っていく。

 

穏やかに

粛々とエレベーターに乗って、

(各階停車なのでこれもかなり待つ)

 

しばらく待ってやっと乗れて、

人が降りていくたびに

「おやすみなさい。^^」と言い合いながら

なんとも温かいムードで別れて行った。

 

お隣さんとも「おやすみなさい、よかったね」

「ありがとう、おやすみなさい」と

言って別れた。

 

この騒ぎの間、ただの1回もネガティブな言葉を聞かなかった。

 

なんてみんないい人たちなんだ。

 

びっくりしたけどもはや感動の方が大きい。

 

 

ドラは思わずあの人に報告。

 

 

 

 

さすが令和!^^

 

本当にそうだなーと思った。

 

よい防災訓練になりました^^

 

ー完ー

 

非常口、ちゃんとチェックね^^

開け方もチェック^^

 

次の日の朝食会場で

「全然寝られなかったー」と言っている方も数人おられましたが^^;

 

いつも応援ありがとうございます。ご縁のある方につながりますように。

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