2019年10月16日
台風後の流山史跡の状況
10月9日に上陸した台風15号に続き、12日には台風19号が上陸、各地で被害が広がっています。
みなさんは大丈夫でしたでょうか?
新選組流山隊の屯所(私の事務所)は、手作りの増築のため一部でわずかな雨漏りがあったほか、外壁のボードが1枚剥がれそうになってバタバタと音を立てていました。そのため、ずぶ濡れになりながら応急処置をしました。
前回の15号では隣家の屋根の一部が剥がれ、今回は正面の家の屋根の一部が剥がれて落下しましたが、私の住居には被害はありませんでした。
翌13日は、調布での「近藤勇生誕祭」に合わせて、多摩巡察会を実施する予定でしたが、台風の襲来を鑑みて「近藤勇生誕祭」が中止となり、当隊も巡察を中止としました。
甲州街道では、日野橋をはじめ各地で通行不能となり、復旧の目途も立たない状況のようです。
当初は、今秋に甲州方面への巡察も計画する予定でしたが、北関東も含め、当分の間は難しいかもしれません。
被災各地の復旧が早く進むよう、祈ります。
そして13日は、台風一過で、真っ青で透き通るような秋空が広がる中、流山の史跡の状況を確認に出掛けました。
新選組流山本陣跡では、当隊の幟旗を先週と同様に事前に短く処置しておいたので元に戻したほか、おかげさまで目立った異常はありませんでした。日光が差し込み、昨晩の台風が嘘のようです。
矢河原の渡し跡や丹後の渡し跡の標柱も、問題はありませんでしたが、江戸川はもちろん、普段は水量の少ないや利根運河も、今まで見た事が無いほどの川幅になりました。
江戸川も普段は、運動場として使用されている河川敷も含め、一面が大河のよう。
汚れた大気を吹き飛ばし、澄み渡った青空は富士山や浅間山をくっきりと浮かび上がらせていました。その青空の下を、濁った泥水が速い流れで過ぎ去り、まるで人間の増長をあざ笑うが如く、といった自然の力に、畏怖を感じました。
赤城神社の境内では、来週の大祭に向けて「大しめ縄行事」が無事に執り行われていました。参詣した後、石段を降りた辺りで2mほどの枝が折れて落下してきて、もう少しで頭上に当たるところでした。
今週末の10月20日(日)は、新選組流山隊の10月度例会です。閉会後に大祭の御輿渡御を見学したいと考えています。
日本は、地震・火山噴火・台風・河川氾濫・高潮水害などが繰り返し襲ってくる歴史を積み重ねてきました。
火災やテロ行為などの事件も含め、日常からの備えが大切です。
備蓄ももちろんですが、思い込みによる想定外によって、被災する事の無いよう、危機管理意識を持つ事が重要です。それは、我々が歴史を学ぶ目的のひとつでもあります。
台風により被災された皆様が、一日も早く笑顔で暮らせるよう、お祈り申し上げます。