続・流れの悪い8月…
連日の咳で体力も低下していたのだろう食欲もあまりなく、そこそこに夕食を済ませると、しばしリビングのソファーで眠りに落ちてしまった…
すると突然の猛烈な咳で目が覚め、むせながら洗面所まで行くと発作のような咳のあとに何と血を吐いてしまったのである。
アカン、こっ、これはヤバイ!
昭和の頃のTVドラマならこのまま「おとっちゃん」が昏睡状態に陥るシチュエーションや…
ここで普通なら娘が、おとっつぁん大丈夫?しっかりしてと背中をさするお約束のシーンなのだがウチの娘がリビングへ降りてくる気配はない。
家内は入院中で息子のレオはバイト中、頼るのは娘のミオしかいないのだ。
咳き込みながらほうほうのていで階段を上がり娘の部屋まで行くと娘は就寝中であった。
ミオ、パパの咳がひどくて血ぃ吐いてしまったんやわ、悪いけど救急病院まで一緒に行ってくれへんか?
すると
無理!
という信じられない言葉が返ってきた。
じゃせめて「にいに」に連絡して事情を説明してくれへんか?
何とかその要望には応えてくれた。息子からの返事は、なるべく早くバイトを終わらせてもらうけど深夜1時までは待って欲しいとの事。
もう連日の咳で胸、背中、腰の辺りがとても痛く、その痛みを避けるために咳を我慢するという悪循環がつづき、チョッと今回ばかりはヤバイかも?と思い始める支部長…
午後1時に息子のレオが帰宅、すぐに車で市民病院の救急センターまで連れて行ってくれた。
奇しくもこの病院の4階に家内が入院しているのだ。なんだかなぁ〜
息子が生後何ヶ月かの頃、深夜にこの救急センターへ車でよく来たのだが、いつの間にか立場が逆転してしまっている。なんだかなぁ〜
さて、肝心の診察なのだが待ち時間が1時間もありその間に息子といろいろ話しをする事が出来た。不思議な事に体を起こしていると咳も幾分楽になるのだ。
空手の話しや全国大会で起きた話し、その中に驚愕の事実もあった。息子は先の全国大会の組手で右腕を負傷したため荷物と防具を持ちにくくなっていたので妹のミオに新大阪駅まで迎えに来てくれないか?と頼むと、すぐに来てくれたというではないかぁ!
あのヤロー!
いや、あのアマー!
いや、あの小娘がぁ!
支部長の咳が再び酷くなりだした…
そうこうしているうちに診察室に呼ばれ事情を説明すると、医師曰く
横になると咳が出て眠れなくなるのは逆流性食道炎の可能性があるで胃薬を出しておきますね。
いや、胃薬で咳は止まらんのじゃ〜
(…お前は千鳥のノブか…)
いや、何とか咳止めも出してもらえないでしょうか?
食い下がる支部長。
逆流性食道炎にしろ、その他の病気にしろ救急病院ってたった1回分の薬しか出してくれないんよね…
そのくせご親切に診察券はちゃんと発行してくれていたのだ。
とりあえず胃薬と咳止めを飲んで寝たのが午前3時、おかげさまで久しぶりに横になって寝る事が出来た。
あくる日、朝一番でかかりつけの医院に行くと先生曰く
いや、逆流性食道炎からの咳は考えにくいね
(…でしょうねぇ…)
先生の話しでは、今、巷では喉が炎症を起こす風邪が流行っているとお聞きした。
4種類の薬を4日分処方していただき今に至るのだが、誕生日月なのにこの悪い流れは一体何なのだろうか?
しかし、自分でも驚いたのは洗面所で血を吐いた時、真っ先に思い浮かんだのが、
明日の稽古どないしょ?
であった。
(…仕事わい!…)
常に空手の事、門下生の事を考えているのを再確認した支部長。
(…だから仕事わい!…)
今週末には地元の小学校で夏祭りがあるのだが、その模擬店を仕切ってくれるはずだった家内が入院中、しかし捨てる神あれば拾う神ありで模擬店を手伝ってくださる門下生の保護者の方が現れたのだ。まさしく今流行り?の「神」が支部長道場に降臨した。
お母さん拳士の神お二人と保護者の神お一人、そして頼みの息子は…
タイランド🇹🇭から夜のクルージング風景の画像が支部長のスマホに送られて来たのだ。
いや、お前そんなとこにおったんかぃ〜🇹🇭
しかし今回、親父はマジで感謝してるぞ、母さんが骨折したのも父さんが咳き込んで血を吐いたのも突然の出来事やったしな、
まぁせいぜい楽しんで来なさい。
親が子を思い、子が親を思う気持ちはタイランドだけに、
バンコック共通です!
(…そんなんいらんねん…)
父さんも母さんも一刻も早くこの悪い流れから脱却し、残暑を乗り切ろうと思います。
母さんの足と父さんの咳が落ち着いたら家族3人で何か美味しいものを食べに行こう!
父さんと母さん、
そしてレオの3人でな…
本日の支部長の一言
娘は2人以上産んでおいたほうが正解だったかも知れないなり!