日の暮れた山道を懐中電灯片手に10分ほどトボトボと歩いていると温泉街の灯りが見え始めNさんの案内された看板の前で立ち止まる支部長。
こっ、これは
まるで
「千と千尋の神隠し」に出て来そうな温泉ではないか!
Nさんからそう告げられ階段を上がって行くと…
この川湯公衆浴場の入浴料がナント250円なのであります!
源泉を引いたお風呂に250円で入れるやなんて願ったり叶ったりの支部長、Nさんに感謝するのでありました。
充分に体を温めたあとは来た道を戻り早速BBQの準備に入ります
Nさん自作という火を起こす羽根つきモーターで見るみるウチに炭がいこってきました…
まるで何かを溶接しているようです。
この日の午前中にスーパー万代で買った食材を次々に乗せて行くと、あっという間に食べ頃の肉や野菜に姿を変えます。
普段はあまり食べないこんな分厚いステーキなんかも食べれたんです
お腹いっぱいになったあとは焚き火をしながら市内にある小学校の現状やコロナ禍における校長としての見解なんかも聞けました。
特に最近の若い先生は読書をしていないので報告書の書き方がなってない、なぜ本を読まないのか?とNさんは嘆いてはりましたね。
なるほど… 確かに読書は大切ですよね、ふむふむと相槌を打つ支部長、言うても支部長は市の青少年健全育成協議会の副会長ですからね、真面目に語る時は真剣に聞いた後に自分の意見も述べるのであります。ええ。
焚き火に負けないくらいに熱く語り合ったあとは、それぞれのテントに入って就寝です。支部長のテントの中はこんな感じ
コーナンで買った多機能LEDライトがこんな所で役に立ちました。ただ、ここから随分と冷え込んで来ましてね、寝袋に入って一旦は寝たものの、あまりの寒さに何度も目が覚めてしまいました。
眠りが浅かったせいもあるんでしょうが、この時に
先代宗家の夢を見ました。命日が近いせいでしょうか?夢の中で先代宗家先生から叱咤激励していただきコロナ禍の中でも強く生きて行かなければと思いました。
日が明けた午前6時過ぎに起床、すでにNさんの姿はありません。
どこへ行ったのかと思っていたらNさんはキャンプ場周辺をランニングしていたのでありました。
何か物凄く健康的なNさんの行動を見るにつけ、じわじわと尊敬の念が湧き上がる支部長。
そんな支部長にランニングから帰って来たNさんは意外な言葉を投げかけてきたのです。
私は空手というものをよく知らないので支部長さんの空手をここで見せてもらえませんか?
ええっ、ここでですか?
朝もやの中、
突然のむちゃぶりに驚愕する支部長。
さてさて
この後どうなる?
どうなる川湯温泉キャンプツーリング!
つづく…