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レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

心と身体を解放する休日〜②水沢LOVE

2020-02-17 | 街:岩手











良い歳をしたオヂサンから「LOVE」とか言われても気持ち悪いと思う。この場合の「水沢」とは、岩手県の旧・水沢市(現・奥州市水沢地区)のことである。僕は、この町が好きで、年に何度も訪れる。幾ら好きでも飽きが出るのも事実である。昨日掲載した鉛温泉の記事で、日常生活で溜まった悪しきものから心と身体を解放する必要があると書いた。温泉に浸かり、朝に眼を覚ますと、モヤモヤ感はかなり消えていた。でも十分ではない。あとは修験者の如く、町を歩き回り、ひたすら写真を撮らなければならない。鉛温泉を起点にすると、次に行く町はどうしても限定されてくる。花巻、盛岡、水沢、平泉といった辺りだ。少し遠出をする時間があれば、遠野だとか千厩あたりに行けるけど、時間の制約から難しいことも多い。今回は水沢に行って町の写真を撮ろうと決めていた。決めてはいたけど、「また水沢か」なんて想いがあった。僕は「無い物ねだり」の男なので、出来れば遠くへ行きたい。寅さんではないけど「知らない町を歩いてみたい」のだ。

ところが、である。それが「LOVE」なんだけど、やはり水沢は良い町だ。今回撮った写真は殆どが過去に何度も撮っているものだ。でも何故か楽しいのである。「おばかさん、他所の町で楽しんで来たんでしょ。でも良いわ、いらっしゃい」なんて感じなのである。歩けば、僕は水沢という町の掌で踊っていた。セレクトできなくなって十枚掲載した。嘘みたいだけど、続きます。


X-PRO3 / XF23mm F2.0R WR


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6 コメント

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私も似たような地が (ダム)
2020-02-17 13:32:29
私も自身の中で、澱が溜まってくるのが分かると、自ずと足が散歩道に向きます。
もう何度も足を運んでいる彼の地ですが、行く度に発見があり、和み、また進まなくてはという気力が醸成されてきます。
ロクさんのブログに、改めてエンパシーを感じています。
Unknown (ariari)
2020-02-17 14:03:12
んなコト言ったらぼくなんか「もう、しつこいよ。たまには違う所行きなよ」と町に呆れられます。しかし、微妙に看板が変わるとか光も変わると違う所に見えるから…それにカメラが変わったら挨拶に行くのは我々の慣しですから。
まあ、全て言い訳ですが、好きなもん仕方ないです。鉛に泊まったら行くとこは決まるんです。でも、ぜひ次回は紫波(日詰)や石鳥谷をお願いします笑
ダムさん (6x6)
2020-02-17 21:16:41
こんばんは。
「人は歩みを止めたとき、そして挑戦を諦めた時に年老いていく」と、かのアントニオ猪木氏も言っております。
前回来たときに、水沢の町は「ご馳走様」という感じでしたが、毒素の溜まった今回は魅力的に見えました。不思議なものだと思います。
出来るなら、もう少しだけ近くにあれば最高の町ですが、この距離感も良いのかもしれません、
師匠 (6x6)
2020-02-17 21:20:39
(笑)。確かに。
鯵ヶ沢の記事で「修行僧か?」と書かれていましたが、同じタイミングで同じことを思っていたので、何か嬉しかったです。
そろそろ僕も「マチアルキニスト」の称号が欲しいです。

追伸:本当は千厩に行きたくて、最終的には水沢と紫波で悩みました。
Unknown (ariari)
2020-02-18 03:29:47
鉛から千厩だと一関まで高速使わねば効率悪いので大変です。しかも花泉に捕まると面倒くさく…(笑)
そこは千厩にはランチしに行くのだ、あさひやで洋食を頂くのだ!という理由を作りましょう。千厩の中ほどには商店街の無料駐車場もありますしね。
マチアルキニスト、大丈夫、称号してもまったく問題ないですよ!
師匠 (6x6)
2020-02-18 06:21:52
結構距離がありますよね。むしろだったら遠野とか、余計悩ましくなります。
行ったら行ったで、いっそのこと気仙沼までとか(笑)。
早朝出て千厩に行き、夜に鉛温泉に行くというのも考えてみます。

マチアルキニスト補とか、マチアルキニスト2級とかを名乗りたいと思います。
早く正式な資格を得るべく頑張ります。

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