さて久々に我が家の

盲導犬候補生アーシー(仮名)の話。

 

本日は街中に歩行訓練に出かけまして

・・・なんとなく、近頃やっと

ふりしに戻れたかな、という感触が・・・

 

この場合の『ふりだし』は

我らの黄色雌犬の長きにわたる

疑似妊娠が始まってからこっちの

低迷と反抗の時代の前の時期、

多少の引っ張り癖は残るものの

歩行時は人間側の速度に合わせ

リードに適切な『張り』を持たせて

45分間しっかり歩くことが出来た

あの頃の状態を指すものです。

 

時々何かの拍子に態度が

悪くなること、興奮してリードを

引っ張ることはあるのですが

(スーパーで支払いの際に

私の意識が店員さんに向くと

それをきっかけに遊びだしたり、

道の向こうに他の犬の姿を

見つけると挨拶したがったり)、

それ以外の時、45分間のうち

大半の35分は明らかに

気を散らすことなく歩行に

集中できているな、という。

 

ただ、ここ数日間、私が

特に意識しているのは

そういう『興奮した際』の

犬の問題行動ではなく

普通に道を歩けている時の

一瞬の犬の『引っ張り』で、

つまりリードを持つ私の左手は

私の左ももの横から

動かないことが理想。

 

犬が先行しすぎたら

腕が前に持ちあがる

形になるわけですが

それは姿勢として正しくない。

 

そうなったら厳しい声で

「ノー」と言って

犬を正しい位置に戻すことが大事、

というこの基本の基本

ここ数日間我ながら恐ろしい程に

真面目に実行しているのです。

 

もう犬が少しでも前に出て

私の左腕が斜めに持ち上げられたら

まず怖い声で「ノー」、

それからリードを後方に引き直し

「ヒール(かかとの横に戻れ、の指示)」

 

犬が所定の位置について

こちらの前進の指示を待つ姿勢を

明らかにしたところで改めて

「カム(動け、の指示)」

 

今日は最初の「ノー」で

犬がぴたりと足を止め

上目づかいにこちらを

振り返るようになりまして、

するとこちらとしても

『リードを後方に引き戻す』は

省略して、「ヒール」の指示を出せ

・・・訓練後に左手が

痺れていなかったのも

久しぶり、みたいな。

 

このまま上昇気流に乗れるかどうか。

 

頑張っています。

 

 

 

ちなみに前回指導員さんに

許可をいただいた

「訓練中にアーシーの態度が

ひどくなりすぎたらその時点で

一度訓練を中止する」は

結局実行せず仕舞いで

ここまで来ています

 

犬がそこまで荒れることは

なかった・・・というか

あの時期が一番アーシーは

大変なことになっていたというか

 

ホルモン剤の効果には

感謝すること限りなし、です

 

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