スコットランドでは

1日のうちに四季が

体験できます!

 

・・・とは、なかば自棄っぱちの

当地の観光標語なのですが、

つまり朝から夕方までの間に

春のようなうららかさ、

夏のような暑さ、

秋のような涼やかさ、

冬のような寒さが

一気に味わえますよ、という。

 

本日の我が家周辺は

そんなスローガンに輪をかけた

わけのわからない空模様で

愛犬とともに散歩に出た

1時間ちょっとの間に

雨・雪・霙(みぞれ)、無風・大風、

晴天からの霹靂を

味わうことができました。

 

ここまで来ると

お得感さえ味わえる、

ということはやっぱりないので

どうかご安心ください。

 

昨日金曜日は朝から夜まで

まさに『バケツの底が

抜けたかのような大雨』が続き

周辺道路はほぼ冠水していたのが

今朝は多少雨足が落ちてくれたため

川の水位も昨日よりは減少。

 

しかし近所の公園の

ピクニック用のテーブルおよび

ベンチはこんな感じになっていました。

 

 

遊歩道の一部も

倒木で閉鎖されていて、

まあそこらへんは迂回すれば

大丈夫なのですが

・・・私、ちょっと最近

自然災害に対する危機感が

鈍麻していますかね、これ。

 

先に述べました通り

一時は完全に風が止んで

空にも青色が見えて、

一緒に散歩していた

わが夫(英国人)が

「日差しに力を感じますね。

もう本当に春なんですね」

とかなんとか言ったその数分後、

私がよそ見をしていたら夫が

「今の、雷ですよね?」

 

「え?音がしたか?」

 

次の瞬間、地響きとともに

雷鳴があたり一帯に響き渡って、

どうやら私が瞬きをした瞬間に

雷光が周囲に走った模様です。

 

・・・私、自然現象に対して

そもそも鈍くなっているんでしょうか?

 

そんな近距離の(光と音の差が

3秒なかったので、たぶん

とても近い位置に

雷は落ちたのだと思います)稲妻を

見落とすってどうなんでしょうか。

 

ちなみにわが黄色大犬アーシーは

春雷にひるむことなく

空と大地がガラガラと

恐ろしい音を立てている間も

尻尾を振りまくっており、むしろ

『音の出所』を探している様子でした。

 

・・・本当、この犬はある意味

盲導犬としてこれ以上ない

資質をもって生まれたのだと思います。

 

 

水面を打ち付ける雪嵐が

劇的な波模様を形作るのを

横目に見つつ帰路についたら

この悪天候の中に犬を3引き連れた

女性3人連れとすれ違い

「おはようございます!」

「いいお散歩日和ですよね!」

 

彼女たちがある程度離れたところで

「・・・とは言ってもだ、こんな

変な天気の中よくもまあ

犬を連れて外を歩くもんだよな」

 

「それは何ですか、冗談ですか?

それとも僕はここでちゃんと

『君がそれを言うんですか』と

会話のオチを

つけるべきなんですか?」

 

人のふり見て

わがふり直したい気持ちは

常にあるつもりの私ですが

犬がいるとね、そうとばかりも

言っていられないのです。

 

そんな春の嵐の日でした。

 

 

イングランドおよびウェールズは

3週連続で大雨浸水ですって

 

これはもう現地の人は

なかなか気を

持ち直せませんよね・・・

 

そんなことを思っていた私は

かなり暗い顔をしていたらしく

それに気づいたわが夫が

「妻ちゃん、気持ちが

晴れやかになるニュースが

BBCで報じられていますよ」

 

77歳のおじいちゃん、

路上強盗をパンチで撃退

 

一部始終が監視カメラで

録画されているんですけど

ATMでお金をおろした

老紳士のもとに

チンピラ然とした男が近寄って

「おい、金をよこしな、

でないとナイフで刺すぜ」

 

老紳士、反射的に

相手の口にストレートパンチ

 

「何が欲しいって?小僧、

もう一発これが欲しいか?」

 

悪者はそのまま逃走

 

事件を振り返って老紳士曰く

「実は私は人生で一度も

喧嘩をしたことがありません」

 

『ますらお(益荒男)』とは

こういう人のことを言うんでしょうね

 

悪者は捕まったそうですが、

それにしたって

77歳の喧嘩未経験の

おじいちゃんに腕力・迫力負け

 

これはもう更生するしか

道はない気がしますね、ええ

 

雷がお好きなあなたも

強い77歳に憧れるあなたも

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