新型コロナウイルスについて、

これまでは中国と

ダイヤモンド・プリンセス号から

下船した英国人乗客の動向、

それに関連して

日本の最新情報を

報道の焦点としていた感のある

英国メディアでございますが、

この週末から照準が変わりました。

 

現在多く語られているのは

イタリアと韓国

(そしてイラン)の現状です。

 

いや本当に突然ここ数日で

「・・・他の地域はさておきまして、

韓国の感染者数が急増しました。

文大統領は警戒レベルを

最高レベルに引き上げました。

これを受け・・・いや、

待って、え?イタリア?

イタリアで感染者数100人以上?

え?該当地域の住民の移動禁止?

北イタリアで?どうして?

いつの間に?」みたいな・・・

 

私はこれ、ふざけて

書いているんではないんです。

 

それくらいイタリアの件は

藪から棒という感じだったんです。

 

イタリアは英国から見て

近距離にあるせいでしょうか、

レポートにも熱が入っている感触で、

中でも『感染者の出た町の

住民は町の外へ出ることが

禁止されている』という報告は

かなりの慄(おのの)きをもって

受け止められている気がします。

 

今朝のラジオのニュースで

渦中の町の住民がインタビューに

応じていたんですが

「ええ、そりゃコロナのことは

ニュースで知っていましたけど、

でも中国の話だと思っていて・・・

中国って地球の反対側でしょう?

それが何故うちの町で、という

気持ちです。だってうちは

すごく小さな町なんですよ」

 

BBCによりますと、

北イタリアのコロナ感染では

いわゆる『患者ゼロ号』が

誰なのか確定していないそうです。

 

しかし何故北イタリアなのか・・・

 

しかもミラノやヴェニスといった

有名観光地からは

少し離れた地域で感染者が

確認されているみたいなんですよ。

 

・・・そんなわけで日本の現状は

現在こちらでは

あまり報道されていません。

 

だから、というわけでもないんですが、

私はNHKのニュースなどを確認し

「クルーズ船で業務にあたった

厚生労働省の職員と

検疫官が感染確認」ですとか

「でもクルーズ船対応の

医師・看護師・検疫官は

ウイルス検査対象外」ですとか

そういうニュースを夫に

英訳して伝えておりまして。

 

日本のコロナ対応について

わが夫は割と初期から

「日本がそんなことをするなんて。

日本の話とも思えない」と

繰り返し申しております。

 

夫の知っているわれらが日出る国は

「防災の備えは万全、

国民総冷静沈着、すべての面で

最先端技術を保有、

どこもかしこも清潔第一、

形式・手順をあくまで重視、

世界よ見習え、この国を」

みたいな様子をしているらしく、

故になんというか・・・

 

日本の現状に私よりも

ガックリきているというか・・・

 

「これ、安倍首相は

責任を追及されて

辞任とかしそうなんですか」

 

「それがなあ、そういう方向には

たぶん行かないと私は思うな」

 

「・・・日本国民は自国の

防疫管理体制がこれで

問題ないと考えているんですか」

 

「いや、そこじゃないんだ。

そうじゃなくてだな、ここで

安倍首相が退陣して

じゃあ次に誰がこの問題に

対処できるかって話なんだ。

正直、現在野党を

支持している人々も、

野党がこれよりマシな

対応をできるとは

考えていないと思う」

 

「野党はどこも

人材不足ですね・・・」

 

現時点でコロナ問題を

政争の具にするのは愚かしいと

私は考えているのですが、

問題が一段落した時には是非

『検証委員会』を、むしろ

自民党内でいいので立ち上げて、

わが政府の対応を

見直して欲しいものです。

 

誰が悪いか探そうぜ、ではなく

また似たようなことが起きたら

その時はどうすべきか、の視点で。

 

こういう問題は今後も

きっと起きてしまうわけですから。

 

勿論まずはコロナ終息が

第一なんでございますけど。

 

 

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