コロナ対策で

外出制限令が出て以来

わが夫(英国人)は

リモートワークにて

職務に励んでおります。

 

ネット環境も案外

なんとかなっている現状。

 

夫の職場はなんのかんので

皆かなり仲が良く、週に1回

手の空いている人達が

一室に集まって

コーヒー休憩をとっていたのが

「せっかくの習慣だから」と

現在同じことを

ネット経由でやっています。

 

つまりリモートお茶会

 

・・・こう聞くとなんだか

お洒落な職場ですな・・・

 

で、先日、夫が

コーヒーを飲みながら

「あ、これがうちの犬」と

われらが愛犬アーシーの

寝姿をカメラ越しに披露したところ

同僚の一人がため息をついて

「ああ、いいわねえ。やっぱり

ラブラドールって最高よねえ」

 

 

 

 

彼女は去年、13歳になる

ラブラドールを看取ったそうで、

「家族そろってずっと

メソメソしていたんだけど、

これじゃ良くない、あの犬だって

私たちが落ち込み続けることを

絶対に望んではいない、だって

あの子は私たちの幸福を

第一に考えてくれる犬だったもの、

ということに思い至ってね、

新しい犬を迎えようかなって」

 

で、勿論新しい犬も犬種は

ラブラドール・レトリバーで、と

複数のブリーダーさんと

連絡を取り始めたのだそうですが。

 

「ちょっとねえ・・・今は犬を

お迎えできないな、っていう・・・」

 

「ああ、コロナの影響で

犬の引き取りが難しいとか?」

 

「ううん、そうじゃなくて。あのね、

ラブラドールって人気なのよ。

特に最近とみに

人気みたいなのよ。

いいラブラドール、つまり

しっかりしたブリーダーさんの

ところに生まれた・・・

アーシーみたいな『よい』資質を

備えたラブラドールの子犬を

譲ってもらおうとしたらね・・・

1匹2000ポンド

(約26万円)は絶対にかかるって

ことがわかってね・・・」

 

で、この話を後から私に

してくれた夫が何故か

ものすごい

してやったり顔』を

していてですね。

 

「君、何だその顔」

 

「だって2千ポンドですよ」

 

「それがどうした」

 

「本来なら2千ポンドを

支払わなくちゃいけないところ、

アーシーの値段は・・・」

 

「値段とか言うな!

こういうのは値段じゃないだろ!」

 

「まあそりゃそうですけど、

考えようによってはつまり

この子、割引率で・・・」

 

「だからうちの犬を

お買い得商品扱いするな!」

 

そんなわけで

我が家のアーシーは

お値打ち価格でやって来た

家計にも非常に優しい

とるとこなしの名犬なのです。

 

 

そういうことでお願いします。

 

 

夫のしてやったり顔はですね、

私に横顔を向けたところからの

物凄い横目でですね

 

『フレイジャー(Frasier)』の

ナイルズがダフネとタンゴを踊って

満場の喝采を得た後に

それまで自分のことを

馬鹿にしていた連中に

「どうよ、見たか」と視線をおくる

あの場面のあの目つき

 

 

 

 

最近はもう

何でもYoutubeにありますね

 

シーズンでいうと

『3』のエピソードです

 

 

 

 

なおフレイジャーでは

私は断然ナイルズ派

 

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