インド料理のテイクアウトを
２人前頼んだつもりが
総重量が我が家の白黒猫と
同じくらい（５キロ超）の
包みを持たされ、とりあえず
その日は前菜を少々と
カレーの味見をして夕食を済ませ
夜寝る前に体重をはかったら
前の日とそれほど変わらず一安心。
しかし真の恐怖はその翌朝
我々を襲ったのであった・・・！
さて近頃の私はなんのかんので
健康的と申しますか、不健康を
目指そうとしても限度があり、
だってほら、家に大犬がいるから。
雨が降ろうと風が吹こうと
とにかく毎日１回は
早足散歩１時間以上、
これはもう犬飼いの義務だから。
そして庭の雑草も果物も
夏場は本当に容赦がなく・・・
結果として私は４月以降
ほぼ毎日体のどこかに
筋肉痛か倦怠感を抱えていて、
しかしその分新陳代謝もあがって
朝の食事前にはかる体重は
前の日の寝る前の体重の
マイナス１キロとか
１．５キロとかが普通なんです。
つまり夜の間に
それくらいの重さが減る。
それがね・・・
インド料理を食べた翌朝、
私の体重は何故か
前の晩から０．１キロ増えていた・・・！
「何故こんなことが起きるんだ。
０．１キロとはいえ変だろう、
人の体重は夜の間に減るものだ」
「やっぱり外食は
家庭料理に比べて
塩気がきついんですかね。
ほら、塩は水分を貯めるでしょう？」
「それにしたってこの
０．１キロの水分は
どこから来たんだよ！」
「それも不思議な話ですが、
あの、今朝、僕は起きてからずっと
口の中がカレー味なんですが。
歯磨きはちゃんとしたのに・・・
口の中だけじゃなくて、
体全体からスパイスの
香りがする感じなんですが」
それ・・・
わかる・・・！
前日に食べきれなかったカレーを
我々はこの日のお昼ご飯に
するつもりだったのを
「迎え酒ならぬ
迎えスパイスは無理だ。
お昼はさっぱりお蕎麦にしよう」
で、夜になってあらためて
残っていたインド揚げ物と
ビリヤニとカレーで晩餐。
「まあ量的には少なめで
今日は昼夜を済ませた感じだよな」
「ええ、今日は僕たち
痩身成功日ですよ」
・・・それが何故か
前日から１キロ増ですよ・・・！
しかもまだ冷蔵庫には
カレーのタッパーが残っている・・・！
カレー購入から翌々日、
我々のお昼はパパド、
残っていたタンドーリを
ビリヤニソースに入れたカレー、
ナンの残り、
それに新たに炊いたごはん。
夕食はまだ残っていた
タンドーリを使って炒めご飯。
これにて（やっと）
カレー祭り終了・・・！
「私の血管の中を今
カレーが流れている
実感がある・・・！」
「なかなかすごい経験でしたね」
「もうしばらくインドカレーは
食べんでいいよな」
「そうですね、ちょっとあの量は
想定外でしたね。次回あのお店を
利用する時は、前菜と一緒に
カレーを１人前だけ頼みましょう」
「・・・何故すでに次回の
オーダーを考えているんだよ」
「だってあのタンドーリ、
とても美味しかったじゃないですか。
あれは次回も外せないですよ」
真の恐怖は己の隣に
普通の顔をして
存在しているのかもしれない・・・
恐怖の経験でありました。
ただ私は個人的には
スパイスがもっと
キリッ！と効いている
インド料理のほうが好きかも
あ、でも見た感じ
店内も厨房も整頓されていたし
店員のお兄さんも愛想がよかったし
（『一人前』の概念が少し
ずれている懸念はあるのですが）
量は文句なしだし
味もこういうのが
お好きな方には王道の
『おいしいインド料理』だろうし
・・・もう１度くらいは利用しても
罰は当たらないな、と
ちなみにこれでお値段
約２５ポンド、３５００円くらい
カレーの具をエビにして
（追加料金がかかる）
前菜も頼んだことを考えると
このあたりでは相場の値段
しかも結局４食分の
量があったわけで
１食あたりで計算すると
文句をつける
余地はないですね・・・
ちなみに英国では
昨日（８月３日）から
景気回復策として
『外食費半額』
キャンペーンを実施中です
毎週月・火・水曜日に
登録店にて利用可能、
期間は月末３１日まで、
上限はひとりあたり１０ポンド
・・・イングランド一部地域では
コロナ陽性者数がまた増えて
緩和されていた
外出制限策の一部が
なったりしているのですが
その内容が「他のお宅を
訪問するの、やっぱり禁止」
「でも外食はしてもOKよ」
感染経路をたどったところ、
危ないのは『よそのお宅訪問』で
『外食』はそうでもなかった、
という話らしいんですが・・・
まあ確かにお店だったら
「取り分け用の
お皿とフォーク追加で」って
言いやすいですけど
友人の家ではそういうの
やっぱり言いづらいかな・・・
インド料理が久々に
食べたくなったあなたも
外食・テイクアウトが
お好きなあなたも
お帰りの前に１クリックを
↓
