※コメント欄で

ご指摘いただいたのですが

私が文中で「12月3日」と

書いているのは

「12月2日」の間違いです・・・!

 

各自脳内で訂正してお読みください

 

いや、本文を書き換えちゃうと

コメント欄の意味が

通じなくなるかな、と・・・

 

逆にわかりづらいですか?※

 

さてそんなわけで英国は

この2020年のクリスマスに

『23日から27日までの

5日間、3世帯が自宅

あるいは屋外の公共の場で

集まること』を許可しました。

 

当然科学者からは

「それは甘すぎる・危険すぎる」と

非難の声が出ております。

 

しかしそれは政府としても

織り込み済みというか

「科学と政治は違うんだ」の

理論というか、つまり

「じゃあクリスマスを

禁止と決めたら

英国民はその決定に

従うとでも思うんかい!」

 

・・・わが夫(英国人)いわく

英国の人々の性格の基本は

『へそ曲がり』、たとえどれだけ

正しいことであろうと誰かに

「こうしなさい」と言われたら

「なるほどそれは道理、

しかし私はお前なんかに

命令だけはされたくない」と

とりあえずそれに

反発するのがお約束。

 

見える、ララァ、見えるよ、

クリスマスが禁止された場合の

ロンドンの12月25日の混乱が・・・!

 

 

 

 

で、返す刀でと申しますか

それに先立ってと申しますか、

現在英国のイングランドは

全域ロックダウン中なのですが

この外出制限令は

来週期限を迎えます。

 

その後の12月3日から

英国は3段階警戒システムを

再導入するというのが

ジョンソン首相の計画なのですが

今回の3段階システムは

これまでより制限が強化される。

 

それに現在一部の議員、

それもジョンソン首相の身内である

保守党所属の議員から

「いや、それは厳しすぎる」と

反対の声が上がっておりまして。

 

ジョンソン首相が提案する

新3段階システムでは

『地方(Country)』が

「はい、君のところはレベル3」

「はい、そっちはレベル2」と

判断され、各地方はその

判断レベルに基づく制限を

順守しなくては

ならなくなるのですが

「『地方』って区切り方は

広すぎますよ!もう少し

小さい行政区画で

状況を判断してください!」

というのが反対派議員のご意見。

 

まあ・・・

 

正直、私はどちらの

気持ちもわかります・・・

 

第二回ロックダウンが

実施されてから

「12月3日からクリスマスまでの

コロナ対策をどうするか」は

英国社会全体を巻き込んだ

議論となっておりましたけれども、

でもこれは正直なところ

『現時点での正解はない』

というのが真理じゃありませんか?

 

英国の12月は本来ならば

人々が久々に顔を合わせ

共に食事などし

贈り物を交換する季節、

すなわち服飾代や外食代、

交通費・交際費、そして

何よりプレゼント代が

家計を圧迫するシーズン、

言い換えれば!

政府としてはここで

景気にテコを入れたいこと

間違いなしなんでございます!

 

でもそれでまた

感染拡大の大波が起きて

医療制度を圧迫するのは悪夢。

 

ボリス・ジョンソン首相を

批判するのは容易いですけど、

じゃあ全体のつじつまを

きっちり合わせた対案を

反対者は用意できるのか、という。

 

 

難しいところです。

 

とりあえずは来週火曜日の

下院採決の行方を

見守りたいと思います。

 

保守党の反対議員が

否決に回る用意もある、

との話なのです。

 

 

12月3日以降のコロナ対策を

どうすべきか、については

色々な人の意見が

メディアを通して

紹介されております

 

例のファーガソン教授

色々なところでそのご高説を表明

 

(ほーらこの記事にもお名前が)

 

・・・研究者の命はその知見にアリ、

その己の知見に基づいた主張を

自ら裏切っておきながらなお

メディアに愛されるその才能

 

火曜日の採決結果がどうなっても

BBCはこの人の意見を求め

それを記事にすると思います

 

これは教授がすごいのか

英国メディアがすごいのか

(この『すごい』は

ダブルミーニングですね)

 

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