「これが私の生きがいです」と言えるような、仕事や活動や趣味があれば幸せです。
でも、そういった大きな「生きがい」は、いつも持てるわけではありません。また、「これが生きがい」と思っていても、意欲をなくしたり、燃え尽きたりする時があります。高齢になると、体がついていかなくなることもあります。
もし、そういった大きな生きがいはなくても、焦る必要もないし、幸せをあきらめる必要もないと思うのです。ちょっとした楽しみがたくさんある毎日も、幸せだからです。
たとえば私は、毎日の「NHK連ドラ」や、先週から始まった「相棒」を観るのも楽しみのひとつです(笑)
日々の生活の中に、キラキラと光る喜びが散りばめられている……それも素敵な人生だと思いませんか?
先月(2020年9月)、広島市内の高齢者施設で、『生涯、輝いて生きる』というタイトルで講演を行いました。施設の利用者だけでなく、施設のスタッフや地域の方々の参加もありました。
その講演会に参加された皆さま宛に手紙を書きましたので、ご紹介します。
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講演『生涯、輝いて生きる』を聴いて下さり、ありがとうございました。そしてたくさんの「良かった!」の感想をありがとうございます。80代の方からも「生きる力をもらいました」という感想をいただき、私もうれしかったです。
私たちは日々、多くの人と関わり合いながら生きています。それでも、孤独を感じることはよくあります。孤独を感じるのはダメなことでも、弱いことでもないのですが、辛いことです。
そういう時身近に、話を聞いてくれる人や、優しい声をかけてくれる人がいればいいのでしょうが、いつもそうはいきません。そんな時、お勧めの方法があります。
あなたが大切に思っている人の顔を、一人ひとり思い出してみてください。そして、その人の幸せを願いながら、心の中で語りかけるのです。「今、どうしてる?幸せですか?」って。遠くにいるお子さんやお孫さんでもいいです。消息のわからない友達でもいいです。今は天国にいるお母さんでもいいです。
私たちは、大切な人のことを考えると、その人とつながっていると感じることができます。会えない寂しさは消えませんが、「私は一人じゃない」と感じることができます。
「趣味を持ちなさい」と言われても、すぐに持てるものではありません。歳を重ねると、したくてもできないことも増えてきます。
私は、「生きがい」というのは、何か特別なことをしないと得られないものではないと思っています。「大切な人のことを考える」「好きな時間を楽しむ」――それだけで、幸せな毎日を送ることができるのではないでしょうか。
皆さまのこれからの人生が、大切な人たちに囲まれた喜びの多い日々になることを願っています。
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(完)
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