『分館』の結核病棟は

建物の一番奥。

 

この『分館』が

前身の総合病院だった時代も含め随分昔から

隔離病棟のある病院として機能していたことは

 

 

ほんの少し偏見がこもったニュアンスで

ばあちゃんから聞いたことがあった。

 

大昔のイメージと打って変わって

普通の総合病院として運営されるようになってから

ワタシ達年代にはそれほど暗いイメージはない。

 

実際

隔離病棟が敷地内のどこにあるのか

全く知らなかったぐらいだもの。

 

 

 

建物全体のみならず

 

隔離病棟のフロアもかなり古い。

清掃は実に行き届いているのだが・・・。

 

そしてこれまたすごく静かで

病院スタッフ以外

行きかう人がいないのだ。

 

ナースステーションの前を通り過ぎると

そのすぐ脇が隔離病棟の入口ドアになっている。

 

案内してくれた看護師さんから

 

 

と言われた。

まず大丈夫と思われるけど

ドアの中に入る前に

結核菌が浮遊している可能性もゼロじゃないから

と言うのが理由らしい。

 

N95マスク。

転院前にA病院の看護師さんから

「転院先でも使われるでしょうから

お持ち帰りされても良いですよ」と言われ

持参してきて良かった。

 

わりば市病院分館ではマスクは備付けではなく

見舞客各自が病院の売店で購入することになってるらしい。

(A病院でのシステムはこう→

 

そして自分のマスクはその都度『お持ち帰り』。

次に面会する時はまた持参することになっている。

 

隔離病棟は引き戸で仕切られていているが

 

 

A病院のように

同時に開かない2重扉でもないし

自動ドアでもない。

 

毎回面会時は

ナースステーションへひと声かけてから

見舞い家族がこの扉を自分で開けて入れば良いらしい。

 

そしてA病院のような

厳しい面会制限もなく

N95マスクさえ装着していれば

見舞いは誰でもノープロブレムな雰囲気。

(もちろん、成人家族に限るなど一定の規制はあろうが)

 

 

なぁんて思いもよぎったよ。

 

 

 

それが丸々2か月お世話になり

ここを去る時には正反対の気持ちになろうとは・・・。

 

その時は予想もつかなかったのでありました。

 

 

 

 

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