では←の続きを。

 

指定された8時半を待って老健へ。

 

ただし日曜日は併設のデイケアがお休みの上

相変わらずコロナで面会が禁止となってるので

入口は開いていない。

 

インターフォンでフロアを呼び出し

鍵を開けてもらわないと入れないわけだ。

 

この難しい時に

今わの際に立ち会わせてもらえるのはありがたいことだが

このことでその後、大変困惑する事態となる。

 

かつては大きな総合病院だったこの老健。

沢山の病室を抱えた大きな建物なので

フロアから入口まで少々時間がかかる。

しばらく待って解錠してもらえた。

 

そして通されたのは元いた部屋ではなく

だいぶ離れた別棟の部屋だった。

 

病院で亡くなったじいちゃんもそうだったが

看取りが近くなると周りの患者さんへの配慮もあるので

他の部屋へ移動することになる。

 

 

じいちゃんの時は

死亡確認と処置が終わるとすぐに部屋前のエレベーターで

霊安室に直行出来るシステムになっていた。

 

 

生と死が隣り合わせの病院では

ほぼ毎日同様の『作業』が繰り返されているので

それはもう感心するほど手際よく対処してくれた。

(そう言えば、じいちゃんの時も日曜日だったけどな。)

 

老健という施設の性質上病院のようにはいかないのは

仕方なかろう。

・・・その上コロナ真っ最中だしね。

 

部屋に入ると

元は病室だったと思われる

やや雑然とした4人部屋に

パーレーションで仕切られたベッドがひとつ。

 

横になったばあちゃんがいた。

 

 

良かった。

まだ息している。

 

頭の上には

『絶飲食』の札が掛けられていた。

 

そう言えばコロナの面会制限で

としお氏は8か月ぶり

ワタシは3か月ぶりに顔を見るばあちゃんだ。

(ワタシは認定調査で会ってるからね。)

 

久しぶりに見るばあちゃんは

以前よりふっくらしているように見える。

かすかに聞こえる息もじいちゃんの時のそれより

苦しそうには感じない。

 

ワタシ達が到着してしばらくすると

担当のM先生が部屋に来てくれた。

 

 

先生の説明によると

昨日夜半、体調が急変した原因は

『経管栄養が逆流し誤嚥性肺炎を起こしたことによるもの』

ということだった。

 

 

2年半前

引っ越しとほぼ同時進行で入院することになっちまった

ばあちゃん。

 

 

ついぞ

その時のことがよみがえる。

 

ばあちゃんの心臓はその後いくつかの難所を乗り越えて

今なお踏ん張り続けてる

 

 

 

 

どうやら呼び出しを受けた『8時半』は

先生在席の時間でもあったようで。

 

提携病院の医師が兼務で担当しているので

次は昼過ぎでないと来られないそうで。

 

えええ?

この時まだ9時前。

 

ばあちゃんの心臓はどうなるの?

 

 

 

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