FさんはU子に聞きました。
Fさん「男トイレにフォークが置いてあるんだけど、誰のか知らない?“捨てないで”って書いてあるんだけど、あれ、捨ててもいいかなぁ?」
U子「え?フォークですか??知りません。何ですか?ソレ…」
Fさん「フォーク、知らない?食べる時に使う、アレよ。コンビニとかで買ったらついてくる…」
U子「あぁ…そのフォークが、どうしてトイレに??」
Fさん「あれぇ?俺、絶対U子さんが何かしたんだと思ってたんだけどなー」
U子「私は何も知りません」
…そんな会話が遠くから聞こえていたのですが
柏木さん、何の話をしているのやら、全然わからず。
すると、別の男性社員Aさんも来て、言いました。
男性社員A「俺もあれ、何かな?と思って気になってた。あんなの、捨てても良いんじゃない?」
Fさん「俺も捨てて良いんだと思うんだけどさー、掃除のおばちゃんが“捨てないでって書いてあるから捨てちゃいけないのかな?”って俺に聞いて来てさ…」
男性社員A「捨てようよ、あんなの。誰も使わないよ」
そこに掃除のおばちゃんも来ました。
掃除のおばちゃん「あのフォーク、排水溝の掃除に使ってるんじゃないかな?と思うのよね。でも、私、排水溝掃除する道具持ってるし。あんなのいらないわよねぇ~」
そこでハッと思い出した柏木さん。
柏木さん「それ、O課長の掃除用のフォークなので、捨てないで下さい!!」
それは、以前、O課長に“捨てないで”というテプラを頼まれて
作って貼って男トイレに置いたフォーク。
コレだったのです。
まさか、こんなに男性社員間で噂になっていたなんて。(笑)
掃除のおばちゃん「やっぱりあのフォーク、掃除に使ってたの?でも、私、掃除用のちゃんとしたの持ってるのに」
柏木さん「O課長がフォークを使って掃除したいみたいですので(笑)」
そんな事を言った柏木さんの言葉に反応したO課長が
言いました。(それまでは聞き取れていなかったらしい…)
O課長「そうよー。俺、歯磨きする時に排水溝が詰まるから、それで掃除してるの。だから捨てないで」
O課長がそう言うのなら…そんなカンジでその場は治まりました。
掃除のおばちゃんは「私、ちゃんとしたの持ってるのに…」と
何度も言いながら去って行きました。
掃除のおばちゃんへ。
アナタがきちんと掃除しないから、O課長がフォークを使って
掃除しているのです。
その辺の所、よ~く考えて物を言って下さいね。
ちゃんとした物を持っていても、使っていなきゃ意味ないのですよ。