モロッコ長期封鎖の実情 | ラクダと旅する日常

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モロッコ、マラケシュからお届けするローカルな暮らし・子育て・仕事

3月20日から始まったロックダウンと外出禁止。

当初一月の予定が延長に延長が続き、再々延長終了の6月10日が近づくにつれ、

さらに延長される気配が濃くなり、さすがにもう限界!の声が渦巻いてます。

皆が待ちわびた結果は、7月10日まで衛生緊急事態を延長というもの、、、

解除するにあたって目標値があり、それをクリアできていない模様。

外出禁止については段階的に緩めるらしく、せめて子供と外散歩に出られるようにして欲しいです!

 

 

従事者が多い観光業はたとえロックダウンが明けてもお客が戻る見通しが立たず、

子供も家から出られず、普段家に居ることが少ない父親が何もすることなく家に居続け、

家族中ストレスが溜まってるとの話も住宅地の井戸端会議から聞こえてきます。

モロッコの人々は「自分の運命を握っているのは自分自身でなく神である。」ことが前提なので、

(それを体感で実感させるのがラマダン)

普段から思うようにいかない日々を受け入れることに慣れているのですが、

現実的に、食べたり電気水道を使ったり、学費を払ったり、ローンを払ったりしなければならないわけです。

 

子供たちが通っている学校でも親のチャットグループが作られ、学費の支払いについて何日も議論が続いています。

親側はオンライン授業になった期間30%~50%OFFにするべきだとの意見ですが、

学校側は減額に応じない構え。教育省も私立は運営が営利施設、会社と一緒だとして管轄外扱いです。

支払い問題はこれから一気に増えるでしょう。

そんな中、今後営業施設や会社等、人を雇う業務では全従業員の検査が必要になるとの話で、

メディナの中までその対応に追われることになりそうだとか。

これだけ頑張って封鎖してもクラスターが出てしまっているので仕方ありませんが、

封鎖を解くのも大変だ、、

 

アトリエでもさすがに商品が底をつき始め、生地店が恋しくなってきたのですが、

日常が戻るのにはまだ時間がかかりそうです。

 

そろそろ広々したところに行きたい、、、

 

 

 

モロッコ雑貨とモロッコインテリアAtelierFOUKARI
 

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