おととい届いた山椒の実。
しびれるような辛さと爽やかさが魅力。
短い期間だけ採れる実は、頑張って下ごしらえして冷凍しておくと、1年楽しめます。
またまたお久しぶりのコックしろです。
なぜだかまだ外にはあまり出ず、家でいろいろなものを作る日々を送っています。
この日は山椒と格闘。
お料理のアクセントに使うのもいいし、ちりめん山椒を気兼ねなく食べたいし・・・とお取り寄せ。
箱いっぱいの山椒の実が届きました。
たっぷり500g
山椒は、放っておくとすぐに黒くなってしまうので、届いたらすぐ作業!
・・・と言いながら、作業を始めるのは、できるだけ早い時間(朝とかお昼いちばんとか)がおすすめです。
なぜなら、することは単純で簡単なのですが、すごく時間がかかって忍耐力が必要だから。(夜から始めちゃうと眠れなくて泣けるかも・・・)
◆ 山椒の実のあく抜き方法
① 鍋に1リットルの水と小さじ1の塩を入れて火にかけ、沸騰したら山椒の実を1分茹でます(中火で)。
500gの山椒の実だと3、4回茹でることになるので、一気にしたかったら大きなお鍋で。
でも水にさらす時間以内に身を取り外す時間がおさまった方が良いので、1回に茹でるのは300g以下が良さそう。(ひとりの場合)
茹でる時間は人によって様々だと思いますが、私はいつも1分程度。
何かを作るときはたいていまた加熱するので、この段階では少し固めにしています。
② ザルにあげて冷水に2~4時間程度さらします。(その間に枝を取り除きます。水は何度か取り替えます。)
もうひとつ水を入れたボウルを用意して、枝を取り除いたものをそちらに入れると作業がスムーズです。
水にさらす時間もお好みで加減してください。
茹で時間を長くしたときは、水にさらす時間は短めで。
5月に採れる山椒と6月に採れる山椒は辛さが違うので、途中で一粒食べてみて、好みの辛さでストップするのが確実です。(一般的には6月の方が辛いです)
ちなみに、ぬか床に入れたいときは、水にさらす時間は10分程度にするのがおすすめ。
水にさらしすぎない方が、殺菌力があるそう。
母がぬか床に入れるとお漬物がおいしくなるとしきりに言っていたので、ぬか床用にもいくらか取っておきました。
③キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取って、冷凍庫へ。
今回は5gずつ小分けしてみた。(実際はこの倍の量できました)
文字にするととても簡単なんですが、実際はものすごく時間がかかってたいへんな作業です。
500gの山椒だと茹で始めて冷凍庫に入れるまで8時間。(←小分けにするのも1時間ちょっとかかっているので、こんなことに)
途中でやめたくなったけど、始めてしまったものは仕方ない。
「誰やねん。500gも頼んだの!!」と自分にツッコミを入れてしまったほどです
生の山椒が手に入るのはもうそろそろ終了。
下ごしらえ済みの冷凍のものもあるので、時間をかけたくない方や生のものを買い逃してしまった方は、そちらがおすすめ。
山椒を使ったレシピは、また改めてアップします
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