「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」 | いつも心にアロハを

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今回も公開初日の金曜日に映画を観に行った

 

「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」

 

 

人気作家・中山七里の小説「ドクター・デスの遺産」を映画化したクライムサスペンス。

安楽死を手口にする連続殺人犯に挑む刑事役で綾野剛と北川景子が共演し、「神様のカルテ」「サグラダリセット」などを手がけてきた深川栄洋監督がメガホンをとった。

終末期の患者ばかりが次々と不審な死を遂げる事件が相次ぎ、捜査に乗り出した刑事の犬養と高千穂は、依頼を受けて患者を安楽死させる「ドクター・デス」と呼ばれる医者の存在にたどり着く。

しかし、そんな矢先、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘の沙耶香が、ドクター・デスに安楽死を依頼してしまい……。

 

 

 

感想

 

目の前で家族が病気で苦しんでいるのに、治る見込みがなく

 

ただ医療の進歩のおかげで生かされている。

 

それを苦しまずに死なせてくれる人がいると知ったら、どうする?

 

それがテーマなんだけど、出演者も言ったけどその立場になってみないと答えが出ない

 

 

 

患者の病気の痛みと家族の心の痛みと両方の苦しみから解放してくれる

 

そんな藁をもすがる人の心に付け込んだ闇サイトで

 

安楽死を請け負うドクター・デスは自らを救世主と言ってるけど

 

綾野剛演じる犬養は「ただの殺人鬼だ」ときっぱりと言い切る

 

「人には生きる権利があるように

 

死ぬ権利があるのです」と闇サイトで言っているドクター・デス

 

でも、死ぬ権利って言うのは寿命を全うすることだから

 

それを断ち切るのは権利じゃないだろう

 

 

話が進んでいくとドクター・デスにたどり着きそうになって

 

演じる俳優が誰なのかすぐにわかった

 

と言うのも、予告でも番宣でも紹介していないから

 

 

ポスターの名前の欄で綾野剛と北川景子の下にペンでグルグルと

 

名前を消したような跡があり、それがドクター・デスを演じる俳優の名前を消した。

 

というデザインになっていて番宣で2人が「今は言えないけど豪華な俳優さんです」と言っていた

 

 

なので、事件を捜査していくうちに出てきたシーンでわかった時は

 

たしかに豪華だわ。と思った

 

 

ネタバレになるので言えないけど途中でもしや・・・と思ったことが当たった時

 

嬉しかったけど話の展開にドキドキした

 

 

そういえば、参考になったことが1つあった

 

安楽死を依頼した遺族の何人かにドクター・デスの似顔絵を描くため

 

特徴を教えてもらうんだけど仕上がった似顔絵は全部違う

 

複数人という可能性もあったけど、たどりついたのは

 

みんなドクター・デスに感謝してるから警察に売りたくない。

 

なので、みんな嘘をついていた

 

だけど、元似顔絵捜査官だった北川景子演じる高千穂が

 

「人は最初に嘘をつく」

 

「嘘をついた後はどんどん似顔絵が別人に仕上がってくるので

 

安心して最後のほうには本当のことを言う」

 

ということを思い出し、これまでの似顔絵を描いた捜査官に

 

遺族が証言した順番を聞いて一番最後に言ったパーツを合わせていったら

 

その人物が仕上がった

 

これって、似顔絵に限らず、

 

人が嘘をつくときは最初に大きい嘘を言って

 

最後は本当のことを言う心理なのかもびっくり

 

これから何かで役立つかもね~てへぺろ

 

 

 

癒されるのはバディを組む2人が居酒屋で飲んでるシーン

 

綾野剛が口に入れたぼんじりがラスト1本だと知って口から出したのを

 

北川景子が奪い取って食べたのを見た時はビックリしたけどね

 

恋愛感情はなく、信頼関係のある2人を表現するのにピッタリだった

 

 

あと、ある人物を演じた人のいつもテレビで観る感じと全く違った見た目に

 

かなり驚かされた

 

最初誰だかわからなかったもん

 

そして、上手いなぁ~と感心したわ

 

どの立場で言ってんだよって感じだけど口笛

 

とにかく、面白くて見応えのある映画だった合格