ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2024年4月のライブ予定

2024年03月27日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



月5日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 近藤良(cello)、クロミツ(violin)、吉田真希穂(violin)、赤田晃一(sax)、皆木秀樹(bass)、岩本象一(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


月6日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 細川由佳(sax)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月8日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


月13日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月20日(土)
  姫路 カフェ デュ・ファーブル
   姫路市網干区田井287-5 (tel 079-273-7680)
   【出 演】 田中ヒロシ(drums)、藤井那穂子(sax)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 ミュージックチャージ3000円(2ドリンク付)
   【演 奏】 15:00~


4月26日(金)
  岡山 GROOVY
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ2000円+飲食代
   【演 奏】 20:30~ (2回ステージ)


月27日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 新宅巧治郎(trumpet)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


4月29日(月:祝)
  岡山 奉還町256
   岡山市北区奉還町3-9-9 256号室 (予約・お問い合わせ  aokigekijoe@gmail.com)
   【出 演】 ①皆木秀樹(contrabass)+ 山本実里(tap-dance) ②青木光男劇場(妄想おしゃべり芝居)
   【料 金】 2500円(当日3000円)+別途1ドリンク+応援投げ銭(飲食物持ち込み可)
   【時 間】 開店19:00 開演19:30
   ※終了後交流宴会あり(2000円 料理+1ドリンク付)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山市民会館閉館記念事業 ミュージカル『夢の降る街』

2024年03月26日 | 自分のライブで



ミュージカル『夢の降る街』が、岡山市民会館閉館事業の一環として行われました。
ぼくも、前回に引き続き『夢降る』へバンドとしての出演させていただきました。
上演されたのは3月16日~17日の2日間。
前回はコロナのため観客席数を3分の1に制限しての公演でしたが、今回は1718席が2日間とも埋まったそうで、関係者も感慨深かったことと思います。


ぼくは、「ひたすら自分の演奏のグレードを上げる」ということを今回のテーマにしていました。
当たり前のことですが、前回公演は完璧ではありません。
それならば、自分のできることはスキルもベースラインも前回より良いものを追い求めることだけです。
そういう意味で、今回は自分のことだけを考えました。


公演は、一部をのぞいて土日のダブル・キャスト。
前回から引き続き出演する、顔なじみのキャストさんもたくさんいらっしゃいました。
バンドメンバーは、前回と同じく
 土肥隆弘(piano)
 朝田恵利(keyboard)
 井上充隆(drums)
 皆木秀樹(bass)
です。
自分で言うのもなんですが、非常にいいバンドだと思います。


このフレーズは歌の邪魔にならないだろうか、自分のグルーブ感で踊りやすいだろうか、歌いやすいベース・ラインだろうか、いろいろ考えながら、悩みながら、ベースのパートを再構築してみたんですが、キャストの皆さんの後押しになった、と思っていたいです。
でも自分のやったことは自分が一番分かっているので、、、プレイバックを聴くのが正直怖くてたまりません


千秋楽は午後から雨でしたが、それでも大勢の方がいらしてくださったようです。
ありがたい、の一言に尽きます。


1964年に開館した岡山市民会館は、この3月末で閉館します。
たくさんの方々の胸の中にはいろんな思い出が詰まっていることと思います。
その閉館事業に自分も関わることができたのは、たいへん光栄なことでした。



初日の夕方。開演2時間前なのにもう長蛇の列



写真担当のKさんには、いい写真をたくさん撮ってもらいました。うれしい~



開場前に、受付係の方々に挨拶に行きました。昨年5月のミュージカル『星の王子様』では事務作業でとても助けてもらった方々です。



初日開演ベル40分前。バンドのブースから撮りました。



バンドブースの中。



これが今回の仕事場です。



今回は写真を撮られないようにしていたwのですが、写真担当のKさんからは逃れられませんでした(^^) 
梅役の武田絵美さん、歌も素晴らしいですが、笑顔がこれまたとってもキュートです。



バンドブースでの演奏の様子。左から土肥隆弘(piano)、朝田恵利(keyboard)、井上充隆(drums)、皆木秀樹(bass)












千秋楽のカーテンコール。台上は初日の出演者。



ダブルカーテンコール。左端の黒い服4人がバンドです。











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年3月のライブ予定

2024年02月26日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



月2日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


3月7日(木)
  岡山 GROOVY
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 細川由佳(piano)、西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ2000円+飲食代
   【演 奏】 20:30~ (2回ステージ)


月9日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 細川由佳(sax)、内村奈実(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月11日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


月16日(土)
  岡山市民会館
   岡山市北区丸の内2-1-1 (tel 086-223-2165)
   ミュージカル『夢の降る街』
   【出 演】 小倉佑樹 清水ゆき 八木景子 後藤勝徳  ほか 
   【演 奏】 土肥隆弘(piano)、朝田恵利(keyboard)、皆木秀樹(bass)、井上充隆(drums)
   【料 金】 一般:前売4000円(当日5000円) 2日間通しチケット7500円
         学生:前売3000円(当日4000円) 2日間通しチケット5500円
   【時 間】 開場17:30 開演18:30


月17日(日)
  岡山市民会館
   岡山市北区丸の内2-1-1 (tel 086-223-2165)
   ミュージカル『夢の降る街』
   【出 演】 小倉佑樹 清水ゆき 大岩主弥 八木景子 後藤勝徳 ほか  
   【演 奏】 土肥隆弘(piano)、朝田恵利(keyboard)、皆木秀樹(bass)、井上充隆(drums)
   【料 金】 一般:前売4000円(当日5000円) 2日間通しチケット7500円 
         学生:前売3000円(当日4000円) 2日間通しチケット5500円
   【時 間】 開場14:30 開演15:30
   

3月18日(金)
  岡山 GROOVY
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 熊本泰浩(sax)、井上さとみ(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ3500円+飲食代
   【演 奏】 19:30~ (2回ステージ)


月23日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月29日(金)
  西宮 スリーコーズ
   西宮市櫨塚町1-14 光永ビルBF (tel 0798-55-5184)
   【出 演】 田中ヒロシ(drums)、藤井那穂子(sax)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ3300円+飲食代
   【時 間】 開店18:30 開演19:30 (2回ステージ)


月30日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 新宅巧治郎(trumpet)、西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年2月のライブ予定

2024年01月23日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



月2日(金)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 渡邉一生(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:00~、21:00~ (2回ステージ)


月3日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月10日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 内村奈実(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


月12日(月:振替休日)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


2月18日(金)
  岡山 GROOVY
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 笹倉明子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ2000円+飲食代
   【演 奏】 17:00~ (2回ステージ)


2月23日(金)
  岡山 GROOVY
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 橋本アリサ(vocal)、フェリーペ・ナカムラ(guitar)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ3500円+飲食代
   【演 奏】 19:00~ (2回ステージ)


月24日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


2月25日(日)
  加古川 喫茶いるか
   加古川市平岡町山之上149-8 (tel 0794-23-7917)
   【出 演】 石田"きゃさりん"和美(vocal, accordion)、貴村昌司(guitar, vocal)、大橋恭(guitar)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チップ制チャージ+飲食代
   【演 奏】 15:00~ (2回ステージ)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪魔と魔法使い

2024年01月22日 | 名盤

【Live Information】


 ユーライア・ヒープ。
 1970年のデビュー(結成は1969年)以来、半世紀以上のキャリアを誇るイングランドのハード・ロック・バンドです。
 1980年代半ばまではメンバー・チェンジがひんぱんに繰り返されていて、かつて在籍したミュージシャンの数は20人以上にのぼります。
 これだけ長い歴史があるなかで、彼らの黄金時代を1970年代前半だとする声は未だに大きいようです。
 その中でも、デヴィッド・バイロン(vocal)、ミック・ボックス(guitar)、ケン・ヘンズレー(keyboard, guitar)、ゲイリー・セイン(bass)、リー・カースレイク(drums)というラインナップを擁していた時期(1972年~1975年)がぼくは一番好きですね。
 毎年のようにメンバー・チェンジを行っていた1970年代のユーライア・ヒープにあって、このラインナップが最も安定していました。
 そのユーライア・ヒープの曲の中でぼくが一番好きなのは、「七月の朝」(1971年)です。
 そしてぼくがもっとも聴いたユーライア・ヒープのアルバムは、『対自核』(1971年)、『悪魔と魔法使い』(1972年)、『魔の饗宴』(1972年)の3枚です。


 『悪魔と魔法使い』は、ヒープの通算4枚目のアルバムです。
 このアルバムからベースがゲイリー・セインに、ドラムスがリー・カースレイクに替わり、黄金期のラインナップが完成しました。
 前作『対自核』が日本でチャート5位にまで上る大ヒットを記録、イギリスでもチャート39位まで上昇しましたが、アメリカでは93位を記録したに過ぎませんでした。
 しかし『悪魔と魔法使い』では、アメリカにおいてバンド史上最高の23位、イギリスでも20位を記録したほか、フィンランドで1位、ドイツとノルウェイで5位、スウェーデンで8位など、ヨーロッパ、とくに北欧で大ヒットを記録して、名実ともに人気バンドとして認知されるようになりました。


 ヒープ・サウンドの個性といえば、デヴィッド・バイロンのハイ・トーン・ヴォーカル、音を歪ませたヘヴィなオルガン、クラシカルなコーラス・ワーク、ワウワウを多用するミック・ボックスのギター・サウンド、抒情的なメロディ、などがすぐ頭に浮かびますが、それは『悪魔と魔法使い』の中で随所に現れています。
 派手なアドリブ・ソロこそあまり出てきませんが、しっかりと結びつき溶け合った5つの個性が、確固たるヒープ・サウンドを形成しています。





 アルバムのオープニングは①「魔法使い」。
 アコースティック・ギターを大胆に使ったイントロにはちょっと意表をつかれた気がしました。日の出の勢いのハード・ロック・バンドがリリースしたニュー・アルバムの1曲目にしては、意欲的というか挑戦的ですが、中盤以降になるといつものヘヴィーなヒープ・サウンドが現れてきます。
 この曲はケン・ヘンズレーとマーク・クラークの共作です。
 マーク・クラークとは元コロシアム、のちレインボウ等に在籍したベーシストで、セインの前任だったベーシストです。このアルバムではこの曲のレコーディングにのみ参加しています。
 ③の「安息の日々」は、まさにヒープの本領発揮。ノイジーなミック・ボックスのギターに加えて、セインとカースレイクのリズム・セクションが繰り出すドライブ感は快感そのもの。この曲はシングル・カットされ、ビルボードで39位を記録していますが、これはバンド史上唯一の全米トップ40シングルです。


 ぼくとしては⑤「連帯」がとても好きなのです。
 スケールの大きさが感じられるメロディアスなバラードで、オルガンとコーラス・ワークの使い方がとても美しい。スライド・ギターのソロとピアノによるクライマックスはなんともドラマチックで、感動的ですらあります。
 ⑨は「呪文」は、①⑤に通ずる要素が多く、場面展開が起伏に富んでいて、プログレッシヴ・ロックの香りが濃い大曲です。


 1972~73年頃のハード・ロック界といえば、ブリティッシュ・ロック勢に圧倒的な活気がありました。
 レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスをはじめ、それに続くナザレス、ステイタス・クォー、クイーン、スウィートなど、新旧のバンドが活躍しており、まさに百花繚乱の趣がありました。
 その中でユーライア・ヒープは、オルガンとコーラスを多用したサウンドとメロディアスな曲調で独自の「ユーライア・ヒープ・サウンド」を確立させました。
 曲調といえば、このアルバムには一貫してブリティッシュ・ロックらしい仄かな暗さやクラシカルな雰囲気が一漂っており、その中にプログレッシヴ・ロック的な展開も見られます。これは曲作りの支柱であるケン・ヘンズレーの存在の大きさの現われでもあり、ヒープの個性のひとつでもあります。


 「悪魔と魔法使い」は、その「ユーライア・ヒープらしさ」が十二分に現れているアルバムだと思います。
 さらに言えば、1970年代前半のロック・シーンの空気をリアルに伝えてくれる、ロック・アルバムらしいアルバムとも言えるのではないでしょうか。





◆悪魔と魔法使い/Demons and Wizards
  ■歌・演奏
    ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
  ■リリース
    1972年5月19日(イギリス)
    1972年8月10日(日本)
  ■録音
    1972年3月~4月 ロンドン ランズダウン・スタジオ
  ■プロデューサー
    ジェリー・ブロン/Gerry Bron
  ■エンジニア
    ピーター・ギャレン/Peter Gallen
  ■レーベル
    ブロンズ・レコード/Bronze Record(イギリス)
    マーキュリー・レコード/Mercury Record(アメリカ)
  ■収録曲(シングル=①魔法使い、③安息の日々)
   side:A
    ① 魔法使い/The Wizard(Mark Clarke, Ken Hensley) ☆スイス8位 ドイツ34位
    ② 時間を旅する人/Traveller in Time(Mick Box, David Byron, Lee Kerslake)
    ③ 安息の日々/Easy Livin(Ken Hensley) ☆アメリカ39位 ドイツ15位 オランダ5位 デンマーク9位 フィンランド17位
    ④ 詩人の裁き/Poet's Justice(Mick Box, Ken Hensley, Lee Kerslake)
    ⑤ 連帯/Circle of Hands(Ken Hensley)
   side:B
    ⑥ 虹の悪魔/Rainbow Demon(Ken Hensley)
    ⑦ オール・マイ・ライフ/All My Life(Mick Box, David Byron, Lee Kerslake)
    ⑧ 楽園/Paradise(Ken Hensley)
    ⑨ 呪文/The Spell(Ken Hensley)
  ■録音メンバー
   ☆ユーライア・ヒープ
     デヴィッド・バイロン/David Byron(lead-vocals)
     ミック・ボックス/Mick Box (guitars)
     ケン・ヘンズレー/Ken Hensley(keyboards, guitars, percussions, lead-vocals⑧⑨, backing-vocals)
     マーク・クラーク/Mark Clarke (bass①, lead-vocals①)
     ゲイリー・セイン/Gary Thain(bass②~⑨)
     リー・カースレイク/Lee Kerslake(drums, percussions)
  ■チャート
    1972年週間アルバム・チャート
      イギリス20位 アメリカ23位 日本28位 
      フィンランド1位 ドイツ5位 ノルウェイ5位 デンマーク7位 オーストラリア14位 カナダ22位
    1972年年間アルバム・チャート ドイツ34位

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和6年を迎えて

2024年01月02日 | Weblog~雑記

【Live Information】


年末の予報では、大晦日から元旦にかけては天気が崩れるということでした。
大晦日の岡山市も午後には雲が出始め、少し雨が降ったりしました。
その夜は日付が変わってから仕事を終え(ありがたいことです)、帰宅したのが午前2時半すぎ。
初日の出は期待できない感じだったのですが、令和6年元旦は、朝9時すぎに目を覚ましてみると見事な晴天。
やっぱり目覚ましをかければよかった。
そしたら初日の出を拝めたのに~


元日は家でゆっくり過ごし、2日はお墓参り。
ここ数年は、1月2日はお墓参りしたのち、墓所のすぐ近くにある酒津八幡宮に参拝することに決めています。




墓所の周りはこんな感じ。


ほんとうに雲ひとつない、清々しい晴天。
ご先祖さまと父の墓石に挨拶して気持ちも清々しくなったところで、八幡さまに向かいます。
400段以上の石段を上がると、とても見晴らしがいいのです。













今年は、短気なところをどうにかし、私心をなくし、利他と感謝の気持ちを大切にすることをとくに意識しようと決めています。
心にもないことを言う人、人を中身ではなくその入れ物(外見学歴職種等)で判断する人、他人を思い通りにしようとする人とは距離ができてもかまわないので、自分の道は自分で切り拓き、日々魂を磨いてゆきたいと思っています。
これらは今年だけのことではなく、今後もずっと気をつけていかねばならないことですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス・ソングと毎日食べるカツ丼

2023年12月26日 | 見る聴く感じるその他

                      アーヴィング・バーリン


【Live Information】



 クリスマスが終わった。。。
 やっと。
 いや、クリスマスそのものがイヤなのではないのです。
 いわゆる「クリぼっち」(クリスマスにひとりぼっち)だって気にならないし。(むしろ「クリぼっち」な人を笑いものにする人こそが実はクリぼっちになることを一番おそれている人なんだろうな~、と思ってヒヤヤカに笑っております
 演奏のたびに、必ずクリスマス・ソングがセット・リストにあるのがイヤなのです。


     


 もちろんクリスマス・ソングがキラいなわけではありません。
 クリスマス・ソングは、むしろ名曲佳曲のオンパレードですからね。
 しかし毎年12月になると、街中にあふれかえるクリスマス・ソングの数々。
 どのお店に入ってもクリスマス・ソング。
 どのライブでもクリスマス・ソング。
 「そんなにクリスマス・ソング好き?そんなに演奏したい?」と心の中でゲンナリすることもしばしば。
 つまり、大好きなカツ丼でもステーキでも、毎日毎日出されると「食傷気味」を通り越して見るのもイヤになるのと同じ、ってことだと言いますか。(もっとも、見るのがイヤになるくらいステーキを毎日食べたことはないんですが。。。) 
 

 もっとも、自分のライブであっても結局クリスマス・ソングを全くやらないわけにもいかず。
 ワガママが言える状況では、せめて「一晩に1曲だけ」とか、「イントロにクリスマス・ソングの一節を使う」とか、「曲と曲のつなぎやMCの時に、ピアノさんにさりげなく弾いてもらう」、くらいにとどめるようにしております 
 とはいえ自分の店では、「そうは言ってもクリスマス・イブとクリスマス当日くらいは」と思って、その2日間はレイ・ブラウンのクリスマス・アルバムと、ジョン・レノンのベスト・アルバム(「ハッピー・クリスマス」が入っている)をかけました。
 ジョンのベスト・アルバムには彼の作ったクリスマス・ソング「ハッピー・クリスマス」が入っているし、ピアノで奏でる曲も多くて、とくに「夢の夢」~「マインド・ゲームス」~「ラヴ」~「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」~「イマジン」~「ジェラス・ガイ」と続く流れは、エモーショナルなジョンの歌声がとても映えて静かな夜にぴったり合う気がするんです。


     
     『クリスマス・ソングス・ウィズ・レイ・ブラウン・トリオ』

     
     『ジョン・レノン・コレクション』


 クリスマスの曲といえば、「ホワイト・クリスマス」。
 アーヴィング・バーリンが1942年の映画「ホリデイ・イン」のために作詞作曲した、ポピュラー音楽史上に残る名曲です。
 1942年にはビング・クロスビーが吹き込んだレコードがビルボードのポップ・チャートで11週連続1位の大ヒットを記録しています。
 この曲は数多くの歌手によって歌われていますが、そのすべてのバージョンを含めたレコードの総売り上げ枚数は1億枚を超えていると言われています。

     

 バーリンは、アメリカでもっとも成功した作曲家のひとりで、ガーシュインからは「アメリカのシューベルト」とまで絶賛されています。しかし、そんな大作曲家なのにもかかわらず、彼の曲は、海賊版を除いてスタンダード曲集には収録されていませんでした。
 「ホワイト・クリスマス」でさえも。
 ぼくも先輩から渡された「ホワイト・クリスマス」のCメロ譜(メロディとコードのみ書かれた楽譜)を大事に取っておいたものです。
 実はバーリンは、「自分の曲を他人の曲と一緒に本にしないでくれ」という遺言を残していたそうです。
 つまり、出版するなら「アーヴィング・バーリン曲集」としてしか出してはならない、と。
 そうか~、それで探しても探してもホワイト・クリスマスの譜面がどこにもなかったんですね。
 今は遺族の許可が得られているそうで、いわゆる「黒本」にもちゃんと載っています。
 よかったよかった


     
     アーヴィング・バーリン
 

 ちなみに、「クリスマス」はイエス・キリストの「降誕を祝う日」で、実はキリストの「誕生日」ではないんですね。
 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年1月のライブ予定

2023年12月22日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



月5日(金)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 近藤良(cello)、クロミツ(violin)、赤田晃一(sax)、皆木秀樹(bass)、岩本象一(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:00~、21:00~ (2回ステージ)


月8日(月:祝)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


月13日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


1月19日(金)
  岡山 GROOVY 
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ2000円+飲食代
   【演 奏】 20:30~ (2回ステージ)


月27日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums) ほか
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブ会場での写真撮影について

2023年12月20日 | 価値観
【Live Information】


 ライブってやっぱりいいなあ、と思います。
 パッケージされたディスクでは味わえないものを体いっぱいに感じられるからです。
 ライブへ行ったときにつきものなのが、写真撮影です。
 カメラ付き携帯電話が当たり前に普及しているうえ、誰もが撮影した写真を全世界へ向けて手軽に発信できる現在は、その楽しさが生活の一部となっている時代ですし、それを自分も享受している自覚も充分あります。


 先日、何人かの音楽好きな方々と話している時に、話題がしぜんと「ライブ時の写真撮影」になりました。
 ありていに言うと、ライブ時の写真撮影時に客席の方を写すのは可か否か、ということが話の出発点です。
 これは「肖像権」に関わる話ですね。


 ぼくは、肖像権はいわゆる有名人にあるもの、と思っていたんですが、これは不完全な知識です。
 簡単に言えば誰にでも「肖像権」はあるんですね。
 そのうえで有名人の肖像権には「商品を売る時にお客を引き付ける力」、つまり商業的価値があるため、また別に保護されなければならないもの、ということだと言っていいと思います。
 ちなみに、これは裁判で判例が出ているだけで、実はそういう法律があるわけではありません。


 一般的にいう肖像権とは、「人はみな私生活での容姿を無断で撮影されたり、撮影された写真を勝手に公表された場合、不快感や嫌悪感、さらには恐怖を感じる場合があるため、こういった精神的苦痛を受けないよう保護を受ける権利」です。
 ぼくもつい昨日、店内で無断で写真を撮られ(「無断」というのがポイントです。一言断ってくれればいいのに、知らないうちに正面からの顔をこっそり撮られました。シャッター音はしなかったので、無音アプリを使って意図的に隠し撮りしたのだと思います)、それをFacebookにこれまた無断で、根拠のない遠回しの苦情めいたコメント(←確認したけれどこちらに落ち度はない)とともにupされました。
 本当に嫌な思いをしました。


 そして、ライブのステージを撮影した時に他のお客さんなどが写り込んでしまう場合ですが、これは社会的な常識の範囲内であれば問題ない、ということだそうです。
 つまりわざわざ客席の特定の人を狙って撮影するのは×、ステージを撮影した時に写り込むのは○、と考えられます。
 ただ、明確な線引きがあるわけではないので、気遣いが必要なケースもあるでしょうね。
 それにホールの客席と違い、ライブハウスは客席の配置の関係で他の方の顔が写る可能性があるのも考慮しておいた方がいいのだと思います。
 (ほかのお客さんがあまり大きく写るようならボカシやマスキングを入れるとか、トリミングでよけいな部分を切り取ってupするとか)


 ただしこういう「法律」があるわけではなく、マナーとか気遣いの部分だと思いますので、「客席を写真に入れるのはよくない」などと他人に押し付けるのはおかしいと思います。
 自分も生演奏を提供するお店の主となった以上、ライブごとに「写真撮影の可不可」はそのつどお客さまにお伝えする必要があるのを改めて思いました。


 客席側も、ミュージシャンの方々からの写真撮影に対する考え方も知っておく必要があるのではないかと思います。
 これは人によって考え方がさまざまで、OKの方、NGの方、条件付きOKの方、本当にそれぞれです。
 そしてそれはあくまでミュージシャン個々の考え方の違いなので、客席はそれを尊重すべきだと思います。
 ただ、ミュージシャンが「写真撮影NG」とする時は、肖像権の問題だけではないんですね。
 ざっくばらんに言えば、「マナーが意識にない方々のために集中力が削がれる場合がある」「演奏を楽しむことに集中してほしい」ということでしょうか。
 例えば、「前列に座っている人がライブを見ずに写真ばかり撮っていて気が散る」「他のお客さんの迷惑になるくらいシャッター音をまき散らして写真を撮り続ける」などですね。ここは客席側がちゃんと理解しておくべきところだと思います。
 条件付き撮影OKのミュージシャンは、「この曲だけ自由に写真を撮って大丈夫ですよ~」とかアナウンスしてますね。一つの上手なやり方だと思います。


 よけいなことを付け加えさせてくだされば、写真OKの時でも「バラードの時は撮らない」「フラッシュは炊かない」「アップテンポの盛り上がる曲、あるいは音量が上がる曲や場面で撮影する」ことを頭に入れておけば大丈夫だと思います。


 「こういう話題で盛り上がるのはアカデミックな感じがしてイイですよね~」とか言って笑い合ったいい時間ではありました。
 よけいなことを書くようではありますが、大事なことだとも思っていますので、あくまで自分の意見と言うことで書いてみました。
 上記に関して、専門的な立場の方からの適切な指摘があれば、伏してご教授いただきたいとも思っています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年12月のライブ予定

2023年11月27日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



12月2日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


12月9日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、フェリーペ中村(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


12月10日(日)
  加古川 喫茶いるか
   加古川市平岡町山之上149-8 (tel 0794-23-7917)
   【出 演】 石田"きゃさりん"和美(vocal, accordion)、貴村昌司(guitar, vocal)、大橋恭(guitar)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チップ制チャージ+飲食代
   【演 奏】 15:00~ (2回ステージ)


12月11日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 チャージ1500円+飲食代
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


12月15日(金)
  岡山 GROOVY 
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
   【出 演】 クロミツ(violin)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ2000円+飲食代
   【演 奏】 17:00~ (2回ステージ)


12月19日(火)
  西宮 スリーコーズ
   西宮市櫨塚町1-14 光永ビルBF (tel 0798-55-5184)
   【出 演】 田中ヒロシ(drums)、藤井那穂子(sax)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 チャージ3300円+飲食代
   【時 間】 開店18:30 開演19:30 (2回ステージ)


12月23日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


12月30日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 新宅巧治郎(trumpet)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 チャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界の片隅の小さなジャズバーで

2023年11月22日 | GROOVYの日々
【Live Information】


東洋の、日本の、岡山の小さなバーで出会うイタリア人とオランダ人。


11月6日。
雨も降り出したし、3連休あとの月曜だし、あたりにはまったくひと気のない夜でした。
近くのライブハウス「MO:GLA」の福武さんが、「お客さんがいなかったら今夜は23時で店を閉めるよ」というアナウンスをしていたのを思い出して、「うちも今夜は早じまいして、たまにはMO:GLAに寄ってみようか。片付けはあとで店に戻ってからすればいいや。」と、22時すぎに財布をひっつかみ、看板のスイッチを消して小走りにドアを開けた瞬間、目の前に目を真ん丸にした外国人が
イタリアから来たというフラビオさんでした。


実は、うちのお店はちょっと分かりにくいところにあるのです。
フラビオさんは、迷いながらも「ようやくたどり着いた!」と思ったら、いきなり看板の灯が消えてドアが開いたので、少々うろたえたんだそうです。
いや~、申し訳なかった💦
すぐに中に入ってもらいました。
注文を聞いて、ステレオの電源を入れると、たまたまCDデッキのトレイに載ったままだった大西順子さんのアルバム「WOW」がかかりました。フラビオさんは、「これ誰⁉️ すごくいい、カッコいい‼️」。とても気に入ったようでした。
すると間もなく、もうひとり雨で濡れたお客さまが。
またしても外国人。。。
(言葉をどうしよ💦
オランダから来たというピテルさんです。


使える言葉という言葉をすべて駆使して、なんとかふたりをおもてなしいたしましたよ。
でもフラビオさんは仕事で日本に来ているそうで、日本語は上手。
ピテルさんも日本が大好きで、大学で日本語を学んでいて(吉本ばななの日本語の文庫本を、勉強のため一日1ページずつ苦労しながら読んでいるそうです)これまた日本語が上手。
自然に話し始めるふたり。
日本人同士のような、「あ、どうも」「いえいえどうも」なんていう「垣根を取っ払わなくては」感がないんですね。
しかしふたりの会話は、英語と、なんだろう、英語ではない言葉も聞こえるような。。。
それをリスニングの試験のような気持ちで必死に聞くぼく。


     


聞けば、フラビオさんはアルトサックス奏者、ピテルさんはギタリストなんだそう。
そして始まる深夜のセッション。
ふだん遠く離れて暮らす3人が、極東の小さな小さなジャズバーで夜更けに出会い、セッションが始まるこの不思議。
自分が店を出るのがもう10秒早かったら、こんなことは起こってなかった。
もしかしたら「サボるんじゃないよ」と、神様が仕組んでくださったのかもね。


フラビオさんはサックスを持ってきていなかったので、ボンゴを叩いてもらったんですが、これがまた上手いんです。
ピテルさんのギターもめちゃ上手くて、音色がとても美しい。
フラビオさん、「どうして楽器持ってこなかったかな〜、今度来ることがあったら必ずサックスを持ってくるぞ


     


ぼくは、せめて英語をもっと使えるようにならないとな・・・。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラル・パーク

2023年11月16日 | 映画

【Live Information】


 岡山市にある単館系映画館「シネマクレール」。
 大手配給会社に属していないので、スターが煌めいているような映画はあまり見かけませんが、予告編や掲示されているポスターを見ると思わず興味をそそられる文芸作品や社会派作品が多く上映されています。
 音楽系映画が多いのも特徴で、いままでミシェル・ペトルチアーニ、エリック・クラプトン、ホイットニー・ヒューストン、アレサ・フランクリンなどなどのドキュメンタリー映画を観ました。


 先日は、1960年代末期から70年代前半にかけてロック界を席捲したクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのドキュメンタリー映画「トラヴェリン・バンド」(しかも後半はロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ!)が上映中(しかも期間はわずか一週間!)だったので、なんとか最終日に観に行ったのです。
 ところがですね、生活のリズムが夜型になったことによる寝不足というか、とりあえずは休みなしでお店を開けている日ごろの疲れというか、それやこれやが真っ暗な映画館の中にいると睡魔と化してやって来るんです。いつの間にか意識は消え失せ、たびたび目は覚めるんですが、おそらく合計すると全編の半分近くはうたた寝してしまったんです
 ああ。。。
 でもその時の予告編で、キャロル・キングのライヴ映画が来るのを知って狂喜乱舞!
 まあ実際は狂っても踊ってもいないのですが、これは絶対観なければ、と心に誓ったのでした。


 「ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラル・パーク」は、1973年5月26日(土)に、ニューヨークのセントラル・パークで行われたキャロル・キングのフリー・コンサートの模様が収められた、ドキュメンタリー映画です。
 1971年2月に発表したアルバム『つづれおり』が大ヒットして世界的な人気シンガー・ソングライターとなったキャロルは、生まれ育った街ニューヨークで、いわば凱旋コンサートを行いました。「故郷への恩返し」だったそうです。キャロルの故郷は、セントラル・パークから約20kmほどしか離れていないブルックリンなのです。
 当時ほとんどライヴを行っていなかったキャロルの、それも無料ライヴということもあって、集まった聴衆は、実に推定10万人以上。


     


 ライヴは2部構成です。
 1部は、キャロルのソロ・パフォーマンス。おもに『つづれおり』からの選曲です。
 2部は、バンドを従えて、このコンサートの数ヵ月後にリリースされる予定の新作『ファンタジー』の収録曲を演奏しています。
 バンド・メンバーは、当時の夫君のチャールズ・ラーキー(ベース)をはじめ、ハーヴィー・メイスン(ドラムス)、デヴィッド・T・ウォーカー(ギター)、トム・スコット(サックス)など錚々たる面々が名を連ねています。


 しかしキャロルって、なんてチャーミングなんでしょう。
 歌っている時のひたむきな表情。
 歌い終わって聴衆に向ける人懐っこい笑顔。
 例えば、高校の時に同じクラスにこんなコがいたら、きっと好きになってしまうな。


     
 

 単なるラブ・ソングだけでなく、生きているからこその悩み、つまずき、孤独に共感し、手を差し伸べてくれるような歌詞。
 だからこそ聴衆は安心して自分の素直な気持ちを委ねられるのでしょう。
 崇め奉ったりひれ伏したり、そんな絶対的な上下の関係ではなく、そっと後押ししてくれたり、気持ちを共有してくれている気がするからこその、穏やかな聴衆の顔、顔、顔。


 それにしても、ヴォーカリストとしてのキャロルも、とても素晴らしかったです。
 エネルギッシュで、ロック・ヴォーカリストのような面も観ることができました。
 でもやっぱり、彼女の「歌」は、彼女のオリジナルな「歌」なんですね。
 もともと作曲者だったキャロルが作るデモ音源には、キャロル自身による仮の歌が入れられていましたが、それが関係者のあいだでは高く評価されていたそうです。
 しかし当時のキャロルは歌うことに対しては興味がなく、いや、もっと言えば嫌がっていたそうなのです。
 その彼女に強く歌うことを勧めたのが、ジェームス・テイラーです。
 ジェームスは、彼のツアーのピアニストにキャロルを起用しましたが、キャロルの出身大学でのライヴの時に、ステージ上で「キャロルはこの大学の出身なんだ。そのキャロルにこれから1曲歌ってもらおう」と突然紹介されてしまい、仕方なく歌ったんだそうです。そしてこれがヴォーカリストとしてのキャロルのスタートになったのです。
 キャロルとジェームスが親友であることは有名な話で、ふたりは今でも変わらぬ友情で結ばれています。
 『君の友だち』を歌う前に、「ある人に捧げます」とアナウンスしたキャロルにすかさず飛んだファンからの声が、「ジェームス・テイラー!」
 思わずニヤリとしてしまいました。


     
 

 客席からは、「愛してるよ」とのファンからの声も。
 それに対して、「わたしも愛してるわ」と応えるキャロルの優しい表情が、とても印象的でした。
 『ロッキー2』で、試合後のリング上でインタビューに答えるロッキーに飛んだ「愛してるぞロッキー」の声に、「おれも愛してるぞ」と応じた場面が思い出されましたね。
 ステージから離れたところからキャロルに花束を渡そうとする少女。
 「ちょっと遠くて届かないね」とのキャロルの声に、聴衆の手から手へとリレーされてステージに届けられた花束。
 ステージも客席も、愛に覆われています。
 微笑ましくも、ちょっぴり感動しちゃいます。
 そしてこの雰囲気が、コンサートの場面全体を通じて、静かに、温かく流れているような気がするのです。



◆キャロル・キング ホーム・アゲイン
 ライブ・イン・セントラル・パーク/Home Again:Carole King Live in Central Park
  ■2023年アメリカ映画
  ■配給
    ディスクユニオン
  ■製作
    ルー・アドラー
    ジョン・マクダーモット
  ■公開
    2023年11月3日(日本)
  ■監督
    ジョージ・スコット
  ■バンド・メンバー
    キャロル・キング(voval, piano)
    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 
    クラレンス・マクドナルド(electric-piano)
    デヴィッド・T・ウォーカー(guitar)
    チャールズ・ラーキー(bass)
    ハーヴィー・メイスン(drums)
    ボビー・ホール(percussions)
    トム・スコット(sax)
    マイク・アルトシュル(sax)
    ジョージ・ボハノン(trombone)
    ディック・ハイド(trombone)
    ジーン・ゴー(trumpet)
    オスカー・ブラシアー(trumpet)
  ■上映時間
    79分


     

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桑野信義さん

2023年11月01日 | GROOVYの日々

【Live Information】


 先週金曜のこと。
 早い時間はお客さんもおらず、付き出しを作ったり、コントラバスの練習をしていたときにふと気づいた着信履歴。
 地元の先輩ミュージシャン、トランペッターの三村さんからです。
 折り返し電話すると、すぐにお店に現れました。
 「もうちょっとしたらクワマンさん来るから」
 クワマンって、桑野信義さんのことですよね。
 シャネルズ(のちのラッツ&スター)のトランペッター、『志村けんのバカ殿様』で家老を演じたあの桑野さんですよね。


 ぼくはちょっと構えたところがあって、有名人がいても全然キャーキャーワーワーならないし、なんなら近くに来られると「お願いこっちに来ないで~」と逃げたくなってしまうんです。
 でも興味がないわけでもないし、いい加減年も取ったので、店主としてちゃんとした対応をしなくちゃ、と心の準備はしておりました。


 そして桑野さん到着です。
 ドアを開けて入ってくるや、きちんと立ち止まって軽く、でも折り目正しく「こんばんは」と一礼されました。
 こういう状況で、しかもお客として来られてこんなにちゃんと挨拶される方をとてもとてもとても久しぶりに見ました。
 もうそれだけでぼくの心の扉はフルオープンです。


 たまたま近くにいた音楽仲間が遊びに来てくれました。
 桑野さんたら最初からとてもフレンドリーで、すぐにみんなと打ち解けました。
 みんなの名前を聞いて、すぐ愛称(サッちゃんとかクロちゃんとか)で呼ぶんですけれど、ふと気づくと桑野さんって分け隔てなく声をかけているんです。
 ぼくの経験だと、友人同士でもだいたい6人くらいになると宴席がふたつ(あるいはそれ以上)に割れちゃうんですね。そのうえ席が近い人とだけとか、気に入った人だけと話す人がほとんどなのですが、桑野さんってまんべんなくみんなに声をかけてるんです。


     


 桑野さんが大きな病気をされたことはニュースなどで世間に広まっています。
 うちの先代も、部位は違うけれど同じ病です。
 お店を受け継いだ経緯を話すと、桑野さん、「今からママここに来れないかな」
 元気づけてあげたい、と。
 電話してみると、さすがに夜も遅かったので「今夜はちょっと行けないわ~」とのこと。
 そこで桑野さんに電話を代わってもらいました。
 「頑張らなくていいんだよ」とか
 「一緒に治していこうよ」という言葉が漏れ聞こえました。
 「『自分のことよりも』っていう方なんだなあ」と思ったら、ちょっと胸があつくなってしましましたよ。


 そして、ミュージシャンが集まればセッション・タイムです。
 秋なので、「枯葉」からスタート。
 「酒とバラの日々」をやって、ブルースをやって。
 少人数でトランペット2本なんてあんまり体験でない編成なので、もうワクワクです。
 桑野さんのトランペット、艶のある音色で、とっても歌うんです。
 バップ色の濃い三村さんと個性の違いがはっきりしていて、すごく楽しかった。
 締めは、「おれ歌おうかなあ」。
 「ジョージア・オン・マイ・マインド」を歌う桑野さん。
 これがまた上手くって、ウェットで、情感たっぷりなんです。
 「架空楽団」結成以来のメンバーで、ムーンライダースやあがた森魚、佐野史郎、鈴木茂などなどとの共演経験もある地元の名物歯科医・黒瀬さんがずっとギターを弾いてくれました。
 一緒に来てくれたサッちゃん、タカちゃん、モトちゃんも終始盛り上げ盛り上げられ。
 こんなサイコーに楽しいセッションって、あんまり記憶にないなあ。


     


 店ごと明るい雰囲気にしてくださった桑野さん。
 「人」に感動したのっていつ以来だろう。
 もういっぺんに大ファンになりました。
 「今度はライブしたいね」だって。
 実現しないかな。
 したらいいなあ。


 廣田神社へ行った翌日にこのできごと。
 いろいろお世話になっている方に、「感動したんですよ~」とこの話をすると、ニコニコしながら、
 「それは偶然じゃないよ、きっと。気持ちを浄化したり前を向いて行けるように廣田さんが桑野さんを遣わせてくださったんじゃないかな。」
 あながち冗談には思えなかったな。ぼくもちょっとそんな気がするんですよね~


     



『 アブラの王様〜岡山編 』 | 桑野信義&MASAオフィシャルブログ ボクらのじゆうけんきゅう おわらないなつやすみ Powered by Ameba (ameblo.jp)
 
 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西宮 廣田神社

2023年10月31日 | 写真

【Live Information】


 10月26日は、およそ2ヵ月半ぶりの西宮。
 関西のあちこちで活躍中の藤井那穂子(sax)さん、関西の大御所ドラマー田中ヒロシさんとのトリオでライブです。
 場所は「スリーコーズ」。
 廣田神社はここから徒歩約15分。
 今回もお参りしてきました。
 いわば「今夜は西宮にお邪魔します」という挨拶のつもりです。



こんな空です。ピンクの雲がたなびいています。



鳥居の前に着きました。なんて美しい空でしょう。


10月下旬ともなると、17時半には薄暗くなります。
静かで、広い境内。
だれもいません。





参拝し終えると、いれちがいに子どもをふたり連れた30代くらいのご夫婦がお参りに来ました。
心なしか幸せそうに見えます。





18時すぎはもう暗くなっています。
真ん丸な月がきれいでした。満月は3日後の29日のようです。





参拝の正しい方法をちゃんと覚えておかないといけないな~



店に戻りました。1時間後くらいには本番です。


前回、8月に来たときはびっくりするような偶然がありました。
今回も何か起きるかな、とちょっと期待してたんですが、とくに何もなかったですね

と思っていたんですが、
廣田神社に向かう途中に見たピンクとオレンジの鮮やかな雲、あれは彩雲というんだそうです。
彩雲は吉兆で、神社に歓迎されているしるしなんだそうです。
うれし
ありがたいことです。
いろいろ頑張れてしまうな~

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年11月のライブ予定

2023年10月22日 | 演奏スケジュール

【Live Information】


11月4日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 クロミツ(violin)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)、中野江里子(vocal)
   【料 金】 ミュージックチャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


11月11日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 細川由佳(sax)、西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 ミュージックチャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)


11月13日(月)
  岡山 ピアノ・バー
   岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
   【料 金】 1500円(飲食代別途)
   【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)


11月17日(金)
  岡山 GROOVY 
   岡山市北区田町2-5-23 (tel 086-221-7721)
   【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 2000円(飲食代別途)
   【演 奏】 17:00~ (2回ステージ)


11月18日(土)
  岡山 D'otto Cafe(ドットカフェ)
   岡山市北区奉還町3-13-14 (tel 090-8062-6972)
   【出 演】 クロミツ(violin)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 投げ銭制
   【時 間】 19:00~


11月25日(土)
  岡山 パラディ
   岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
   【出 演】 新宅巧治郎(trumpet)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
   【料 金】 ミュージックチャージ500円+飲食代
   【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする