三連休、彼岸の入り、学び休めのはじめ。
桜ひらき、梅が散る、うぐいす吠えても、公園には子どもたちがいない。何も不安が終わらない。そんな今日この頃。
三月も半ば過ぎ、新学期も新年度も間近だというのに、新型コロナウイルス警戒が緩まることはなく、以前、予断を許さぬ状況です。
感染源は中国であるはずが、現時点ではとうとうイタリアが死者数を上回ったとか。
日本でもじわじわ感染者数が増えているが、大規模人数動員のイベント自粛要請でパンデミックが抑えられているとか。しかし、消費税増税に加えての経済への打撃は深刻で。正社員は休業手当で生活保障されるけれども、非正規労働者は雇い止めにあったとか、新卒採用者ですら内定取消にあったとか、すわ就職氷河期かリーマンショック不況の二の舞かと危惧されています。すでに中年に達している超氷河期世代の人には救済策なんてなくて、いまだに非正規で、出産育児休暇取得できる正社員の尻拭いをさせられている人も多いと思います。景気が下向いてくると、不利な生活している側の不平不満が湧出しやすいんですよね…。
海外への渡航禁止どころか、兵庫と大阪で往来中止になったとか、もう、昔の鎖国状態ですね。海外から労働者ウェルカム、観光客バンザイのムードから一転これだもの。中国への製造業進出もよくなかったとか、いまさら言われましても。歴史に訊ねれば、古代アステカ文明を滅ぼしたのも、第一次世界大戦で死者が多かったのも、モンゴル帝国がユーラシア制覇できたのも、病原菌の伝播が裏にあったとか。利己的な遺伝子ではないけれど、悪意あるウイルスが人を接触させて宿主を増やそうとしているとか、そんな陰謀論がなりたちそうですが、それはおいとくとして。
現実問題。私も収入減が減ってしまったので、正直、かなり痛いです。
家屋の解体工事を昨年終えていてよかったと思うものの、今年の予算の目途がたたず。政府が定額給付金を復活させようともくろんでいるのはありがたいです。現金給付だと消費に回らないといいわれているけれど、商品券タイプにしたら使えるお店（地元の商工会加盟店だけとか）が限られていて困ったりするとか。正直、WHOだかどこだか、海外にむやみにばらまき献金するのは、やめて頂きたいですね。公共料金や保険料、税などの納付猶予や、資金繰りに困る事業主への資金貸付なども打ち出されています。しかし、この景気の冷え込み、終息が見えないだけに、世相が暗くなってしまうのもわかります。
目下の話題は東京五輪の中止か、延期かの議論。
そもそもは東日本大震災で落ち込んだ来日客を取り戻すための打開策。しかし、震災被災者の生活再建もまだままならない状況で、所得税には加算がありつづけ。今回の救済策はいいものの、今後状況次第ではかなりの増税や社会保障費負担が懸念されますね。
警戒状態が続いているものの、田舎はわりとのんびりしています。
そもそも人が密集しないので。たしかに一時期、マスク含め衛生用品の品薄状態があったようですが、今はやや落ち着いています。お湯を飲んだら感染防止になるとか、トンデモ情報がSNSで流行ったらしいですが、もともと情弱なのでそんな騒ぎにも無縁でした。集客しないといけない商売の方は、風評被害で売上数落ち込みがあったりもして、大変ですね。学校が休み、仕事も休め状態で巣ごもり家庭相手のデリバリーとか、オンライン受講の教室とかの売上は堅調なようです。
私も余った時間の分だけ、家の中のことを整理したり、資格の勉強に励んだりすればいいものの、収入落ち込みの対策に追われているばかりで。図書館にも行けず、積読の本も読みきってしまっていたりで。家族には、いまは動かずに休む時期だよと慰められていますが、焦りは募るばかり。世の事業主さんや家計の支え手さんは同じ心持なのでは。明日食べる米がない、インフラが使えない、というほどの飢餓でもないのだけれど…。とりあえず無事に生きてはいるのだけでも幸せなはずなのですが。
まあ、とりあえず、手洗いうがいだけはしっかりして、感染を防ぎたいものですね。人間万事、健康が大事です。
★新型コロナウイルス感染症関連の記事一覧★
2020年初春に発生した新型コロナウイルス感染症に関する記事のまとめです。今回のコロナ騒動は、医療崩壊の危機や労務管理の諸問題を含め、実にわたしたちの暮らしを根本から覆すような課題を提示してくれました。
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