陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

こんな工事業者に家づくりを任せよう!(一)

2020-03-14 | 政治・経済・産業・社会・法務

私は3年前にお墓のリフォーム工事をおこない、このたび(2019年夏ごろ)は念願だった古い納屋の解体工事を終えました。どちらもかなり良心的な優良業者でした。つくりなおすにしても、壊してなくすにしても、巨額の費用がかかりますから、信頼できる業者選びをしたいものです。

今回の工事業者選良にあたっての注意点を書き残しておきます。

・相見積もりをしても快く応じてくれる
チラシで出張・見積無料と謳っていても電話で、現場で再度念押ししてください。お金の話はこちらが慎重すぎるぐらいでちょうどいいです。細かいことを言い出すな、うるさい、という態度の業者は自分の営業成績のことしか考えていませんので、縁切りしましょう。相見積もりをとるのは値段の安さのみならず、施工への理解を深め、業者との相性を見極めるためでもあります。

・見積書での説明が適切でわかりやすいこと
わかりやすい見積書は、一頁目に工事代金総額、工事概要、各工事の詳細があり、業者が丁寧に説明してくれます。不要だと思った工事内容は削るか、ほかに安い代替案がないか積極的に口出ししましょう。見積の段階で、こちらの要望に応じてくれる、提案がある業者はかなり信頼できます。今回、選良した業者さんは別々のプランで三度見積をとってくださったのですが、対応がスピーディで素晴らしかったです。

・見かけだけ値段を安くしていて、あとで請求されない
これは大事なことですが、下請けに任せた足場代などがかさんで工事完了後に倍増し請求される、なんてこともあります。見積の予算額を上回らないこと、やむをえず追加工事が発生する際は施工主の了解を得たうえで別途契約できる、工事内容は口頭ではなく全て書面に残すように計らってもらいましょう。

・見積書の提出が遅れない、不備があっても言い訳しない
私が相見積もりした広告宣伝で知られた別業者は、こちらが2週間以上経って催促しないと見積書を出さず、しかも封筒の私の宛名を間違っていました。契約の当事者の名前をみずから確認もせず、事務員が悪かったなどと言いわけするような営業は、どのみち契約書もまちがえ、工事も杜撰なことをしでかすので、今後一切出入り禁止にすればいいでしょう。

・施主にとっては望まない不必要な工事を押し付けない
私はあくまで一時的な修繕のつもりでしたが、上記の業者は、まだ直す必要もない部分まで取り換えようと言い出しました。不要ですと伝えても、かってに見積に入れてきました。また、下請け業者とかってに内諾した高額な瓦にしようとして、こちらへ相談もなかったのも不愉快でした。自分の家でもなく、費用負担するでもないのに、かってに自分の好き勝手に工事しないでほしいです。自分を芸術的な建築家肌だと勘違いしている人に多い奢りですね。

・下請け業者もふくめ、きちんと挨拶する、礼儀正しい
失礼なリフォーム業者は下請けの業者からして、施工主になるかもしれない人に満足に挨拶すらしません。いっぽう、礼儀正しい業者は下請けの方は先にきて、こちらに名刺を渡してきちんと自己紹介します。駐車スペースが狭いとか、傷みが激しいとか、早く俺に工事させないといまにも倒れるぞ、などと不安を煽るようないじわるなことも言わないです。そういった不安や家の瑕疵は客本人がすでに抱えていることですから、わざわざ気分を悪くさせる言い方をされると腹が立ちます。絶対にお金を払いたくないですよね。

・自分の知識や経験をひけらかさない、客を素人扱いしない
リフォーム業はそもそも建設業や電気工事業などと異なり、事業認可が要らず、誰でも起業できる業種のせいか、あきらかに生半可な知識で営業してくるひともいます。大手で有名だというネームバリューだけで、客を見下しています。相見積もりをしてほかの説明な丁寧な業者と比較すると、その差が歴然です。客に対して傲慢な態度をとるのは、その企業の営業ノルマが厳しいブラック体質か、自信がないせいでしょう。人の入れ替わりが激しい会社は担当がすぐ変わります。



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