シャルバーグ八千代の＜フランスの田舎から＞

4月22日は、24年目の結婚記念日でした。
夫は普段、誕生日以外の何々記念日のようなことには一切関心がないのですが、
「月曜日は…」と切り出すと、すぐに「結婚記念日だろ」と。
思うに、今年は私が予定表にたまたまフランス語で記入していたのを見ていたのでしょう。
絶対にそうだと思います。

夫は「一人でいたときより二人のほうが長くなった」のではないか、と言いましたが、
それは大いなる勘違い。
それだけずっと一緒のように、それだけ隣にいるのが普通になってしまったみたいです。
でも結婚したのは遅く、彼が42歳で私はすでに41歳になっていましたから、
40年を超えるには、後さらに最低20年近く頑張らないといけません。
はは、そうしたら私たち、80代です。信じられない。
といっても息災で長生き？できれば、の話です。
そして私たちがそのくらいまで生きていられたら、息子は40代半ばになるわけで、
彼がどうなっているか、はたまた世の中がどんな風になっているのか想像もつきません。

ちょうどこの日は息子が前日の日曜日から帰ってきていましたが、
寝坊を決め込んでいたので、二人で11時ごろだったか、私が買っておいた
庶民のシャンパン、＊クレモンcremantのロゼで乾杯。
まあ、良く続いているものと、これまで支えてくれた亡くなった親たちに感謝しました。

うちの母は、彼と結婚する1年前に亡くなり、父一人が結婚式にタヒチまで、
弟の一家と叔母夫妻、私の親友二人と日本から来てくれました。
フランス側からは、彼の両親、その後良く助けてくれた友人一家。
2人の夫の兄たちは、それぞれ家庭の事情で来られませんでしたが、あとはタヒチの
友人たちが大勢参加してくれて、それはそれは気軽で楽しい1日になりました。
何しろ新郎新婦共にゴム草履にほぼ普段着。
普段と違ったのは女友達タヒチアン手作りの薫り高き花の冠とレイぐらい。
家族、友人たちも暑い土地柄、サンダル、ムームー、Tシャツといったいで立ち。
日本組はその翌日、私たちと彼の両親と２隻のレンタルヨットでボラボラ島へ。
今でも時折私たちはその時のことを思い出します。
タプタプアテアの市庁舎での市長による式が唯一形式通りの進行以外、
タヒチ料理をメインにしたパーティーはみんな大いに飲み食いしました。
始まりから破天荒でしたが、ここまでこうしてやってこられたのが不思議なくらいです。

まだまだこの先どんなことがあるかわかりませんが、
少なくとも息子が何とか一人前になり、ずっと二人で穏やかに老いていかれれば、
それに勝ることはないと思ったりしています。

＊クレモンあるいはムッスーmousseuxとは、シャンパーニュ地方以外の発泡性ワインのことで、
シャンパンといえば最低25ユーロ以上出さないとなりませんが、こちらは６ユーロ前後で
楽しめます。ゆえに「庶民のシャンパン」というわけです。


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実はまだ写真のアップロードについての問題は解決していません。
ライブドアーに連絡し、ちゃんと試してみてほしいことの返信もいただきましたが、
何しろPC機能については弱いもので、いろいろ躓きが多く進んでいません。
よってこの写真は以前にアップしたことのあるものですが、あしからず！