【昭和のトイレ】
昭和の良き思い出は多数あれど、トイレだけは時代を戻りたくないモノの
代表格です。
何といってもあの「匂い」
広いお宅では「小便用」と「大便用」の両方を備えているところが多かった
ですね。手で蛇口をひねって水を流しました。
水道の無い時代の名残で、「手水(ちょうず)」という仮設水道で手を洗いました。
バキュームカーが汲み取りにやってくると、あまりの匂いに逃げ回ったものです。
昭和初期まではトイレは母屋の外に建てるのが普通だったようで、昭和
初期には家の中にトイレがあるのがブームになったそうです。
日本語の便所の別称を挙げてみますと…
雪隠(せっちん),厠(かわや)、陰所、樋屋、手洗い、
手水場(ちょうずば)、ご不浄、はばかり、化粧室などがあります。
また、用を足しに行く場合、上品な女性言葉として「ちょっと花摘みに」と云いま
すが、山男仲間では「雉を撃ってくる」云うかっこいい表現があります。
トイレの思い出はつきないですね。汲み取り式に
落ちてしまった人など、武勇伝が沢山あります。
ご一読ありがとうございました!