堀田圭江子/音楽療法セラピスト®、音楽療法士、産業カウンセラー
堀田圭江子
洗足学園音楽大学 声楽家卒業。高校教員を経て音楽療法士となる。
25年以上の音楽療法の臨床経験を生かし「音楽療法セラピスト®養成講座」を主宰。
音楽療法セラピストを志す後進の育成にもあたっている。

高齢者施設では
緊急事態宣言中は家族の面会も
中止となっておりました。

その後
宣言が解除され
条件付きでの面会が再開されつつあったのですが
現在は(特に関東では)感染拡大を受けて
自由な面会が難しい状況です。

そのような状況になり
ご家族は
「認知症が進んでしまうのではないか」
「私のことがわからなくなるのではないか」
と心配や不安な気持ちを持たれて
いらっしゃるのではないかと思います。

そんな中
オンライン面会などを取り入れる
施設も出てきましたが全ての施設では
ありません。

きっと
ご家族の心配や不安はつきないのでは
ないでしょうか。

実際
私のクライアントさんのご家族も
面会できない不安や
個別の音楽療法が再開できないため
認知症が進んでしまうことを
心配されています。

そこで今日は
そんなご家族の声にお応えすべく
ある方法をご紹介したいと思います。

ご家族の声のたよりを届ける

というものです。

以下実際の方法をお伝えします。

必要な物
ヴォイスレコーダー
方法
ヴォイスレコーダーにご家族の声や歌を録音する。
そのヴォイスレコーダー(機材ごと)を施設に届けて
施設の職員さんに再生してもらう。
ポイント
録音する内容は、名前を呼びかけたり、印象深い思い出を
話すと良いです。また、親御さんが好きだった歌や小さい頃
一緒に歌った歌などを歌ってあげるのも効果的です。
注意
聴き慣れた声や歌声を聞くと脳が活性化されることが期待できます。
ですので聞く時間帯は午前中から夕方までがオススメです。
就寝前は避けてください。また、
ヴォイスレコーダーは職員さんに再生していただく手間を
考えてなるべく操作が簡単な物にしましょう。なお、
録音した声や歌をPCでCDに変換し、
再生用のCDプレーヤーを使う方法もありあます。
録音が難しい場合
ご家族の写真(現像した物)やハガキにメッセージを書いて
お部屋の目につくところに飾ってもらいましょう。
この方法も視覚を刺激しますし、写真やハガキを話題にして
職員さんとコミュニケーションもはかれます。
コミュニケーションが増えることで、発語や意欲が維持され
たり促されることが期待できます。

以上
「ご家族の声のたよりを届ける」
方法の紹介でした。

ちょっとアナログかもしれませんが

  • 録音するだけ
  • 再生するだけですので
    家族のストレスも少なく
    施設の方にも依頼しやすいと思います。

参考にしてみてください。

なお、
高齢者の方への耳からの刺激については
堀田圭江子エッセイ集64ページ
「認知症の方もちゃんと聞いている」
にも記載しております。

まだ読まれていない場合は
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それでは今日はこの辺で。
音楽療法セラピスト® 堀田圭江子