（2）米ドル需要と原油急落
ドル資金不足懸念により、FX為替相場は、米ドル高が進んでいます。
対策として民間銀行に対する米ドル資金供給拡大は続けられており、
23日から、週1回ペースを毎日に変更する事なりました。
今週の米ドル高円安は、米国株式上昇⇒米国金利上昇⇒米ドル高
という本来の流れではなく、
米国株式下落⇒米ドル資金不足⇒外国通貨経由で資金調達（米ドル買い）
という、不自然な流れなので、この状態が長期化するとも思えません。
もう一つの不安は原油安です。
20日もWTI原油先物が、20％下落し、2002年以来、18年振りに20ドルを下回りました。
原油急落の損失を穴埋めするため、中東の投資家が米国株式を換金
し続けています。
この流れが止まれば、米国株式市場の下落も一段落するのではないでしょうか。





（3）米経済指標
来週、気になる米経済指標があります。
それは、普段、あまり注目されていない米国の新規失業保険申請件数です。
これが、とんでもない結果になる可能性があるようです。
各金融機関の予想によれば
ゴールドマンサックス：225万件
バンクオブアメリカ　：300万件
前回が28万件なので、約９~１０倍の増加となります。
緊急事態宣言が米国国内の雇用に甚大な影響をもたらした事が明らかになります。
もし、その通りになれば、NYダウ及び原油がとてつもなく下落するでしょう。
想像しただけで、恐ろしくなります。
米ドル需要不足に伴う米ドル高の流れを逆転させるでしょう。


米ドル資金不足懸念の後退及び米国内のコロナウイルス深刻化で
米ドル高円安続かず・・な展開でしょうか？






〜ご参考~

▲1,227（7/2）⇒▲3,651(7/9)⇒▲11,380（7/16）
⇒▲9,377（7/23）⇒▲4,218（7/29）⇒＋10,561（8/6）
⇒+24,742(8/13)⇒＋31,154（8/20）⇒+33,607（8/27）
⇒＋27,682（9/3）⇒＋32,591（9/10）⇒＋23,862（9/17）
⇒＋12,783(9/24)⇒＋13,917（10/1）⇒＋11,012（10/8）
⇒▲6,641（10/15）⇒▲18,165（10/22）⇒▲19,698（10/29）
⇒▲26,605（11/5）⇒▲34,997（11/12）⇒▲35,031(11/19）
⇒▲39,591(11/26)⇒▲47,823(12/3)⇒▲43,682（12/10）
⇒▲42,062（12/17）⇒▲33,542（12/24）⇒▲25,302（12/31）
⇒▲12,248（1/7）⇒▲31,430（1/14）⇒▲44,701（1/21）
⇒▲36,025(1/28)⇒▲21,898(2/4)⇒▲26,188（2/11）
⇒▲27,221（2/18）⇒▲56,389(2/25)⇒▲42,324（3/3）
⇒＋8,157（3/10）
円売りポジションから円買いポジションに反転。
円売り持ち高最高記録2007年6月26日▲188,077













来週の米FX為替相場は、「後半にかけ再び米ドル安円高」予想レンジは、108.50-112.50

主な経済指標・イベント
3/23：
3/24：米新築住宅着工件数
3/25：米耐久財受注
3/26：GDP確定値、米新規失業保険申請件数

3/27：米個人消費支出


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