こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

間をおくこと・うけいれること

2019年02月03日 | 自己実現
受け入れること。受容することについて、
このところ心を巡らせています。

随分前に「自己受容が最も大事」と言ったことに対して、
「本当に受容できるものでしょうか?」と応答されて、
なんとなく出鼻を挫かれた気がして、20年近く経って、
今でもふとしたときにこの対話が思い出されます。

それで最近わかってきたのはプロセス自体に意味があるということで、
今、自分はこの状況を受容しているかな?と自問したり、
自分は状況を受け入れていないなと気付けば、
気付くことができれば、それで十分なのだと思います。

自己受容が一番大事だと感じたり考えたり、
本当に受容なんてできるものかしら?と疑問に思ったり、
その過程を生きること自問すること、それ自体に意味があるということです。

今この状況を自分は受け入れているだろうか?
イヤだイヤだと抵抗しているだけだろうか?
この問いかけから一歩が始まるような気がします。
自問する「間」、自分を眺める「間」を取れるかどうか。
突き詰めれば大事なのはこの一点だけかもしれないと思えてくるのです。

人生で遭う折々の局面において「間」が取れるかどうか。
「間」をとること即ち受容することではないかとさえ、思えてくるのです。
          
          *

全豪オープンの決勝で最終セットの直前でとったトイレタイム、
大坂なおみ選手はその2分足らずの間に見事に気持ちを立て直して、
その間、何を考えたかは後のインタビューで明らかになりますが、
それを知ると、ちょっと言葉では言い表し難い感動を覚えます。

置かれた状況を受け入れた瞬間、何が起こるか。
今この状況を受け入れるとき、どんなことが起こるか。
心的エネルギー、意思の力を大坂選手は鮮やかに体現してくれました。

「この大会は本当にちょっとびっくりしました。でも、なんか勝ちました」
試合の後、日本語の一声は思い出すだに、ほのぼの暖かくなります^^)

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〔66〕ー2

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