November 29, 2020

効果が上がらない!?

効果が上がらない 画像1 「毎日トレーニングしているのに効果が上がらない」と嘆く方はたいへん多いです。インストラクターにアドバイスを受けて、熱心に取り組んでいるのに期待していたほど効果が上がらないのは、トレーニングに問題があります。「今までより、重い重量を使っている」、「今までより、回数を多くしている」とこれだけを見ると明らかに運動強度は上がっているので、今まで以上の効果は期待します。しかし、「少しは変わった」、「ほとんど変わらない」、「変わらないどころか、下がった」という方は結構多いのです。
チーティングフォーム 画像1 このようなことが起こる理由は、身体への刺激より、動作の達成を目的にしてしまうからです。扱う重量を重くしたり、回数を増やすことで運動強度を上げて、身体への刺激を大きくしようと取り組みますが、重量アップされた負荷や高回数を達成するために脳はできるだけ身体に刺激にならない動きや筋の利用を探します。補助筋を使ったり、支点をずらしたりと軽い負荷や低回数で行っていたフォームと違う取組みになっていることに気付かずにこなしてしまいます。また、拳上することだけを意識し、降下するときは極力省エネモードでエクササイズをこなしてしまい、思っている以上に刺激が小さくなってしまっています。
Inked短縮性と伸張性収縮 画像1_LI 筋肉は、短縮性動作(コンセントリックコントラクション)と伸張性動作(エキセントリックコントラクション)という二種類の動作があります。前者は、主にダンベルなどを持ち上げるときに筋肉が収縮するときの動作で、後者はダンベルなどを下すときの筋肉が伸張されるときの動作です。これを比較すると、一般的には下すときの筋が伸張するときのほうが筋の働きが1.5倍以上大きいことが確認されています。そして、この特性を上手く利用したものが、スロトレとして人気を集めているトレーニング方法なのです。
スロトレ 画像1-1 スロトレ(スロートレーニング)を全面的に推奨するわけではありませんが、効果が上がってないなら、試してみる価値はあります。今までのトレーニングを下すときに意識して、時間をかけてみてください。重量は極端に軽くしたり、回数を少なくする必要はありません。今まで一秒で下していたなら、二秒かけて下すようにしてみてください。下すときだけでなく、上げる時も反動を利用したりしないようにしてください。極端にゆっくり上げると補助筋や拮抗筋が働いてしまうので、長くても2秒くらいまでのほうが良いと思います。今まで感じなかったようなバーンズ(熱い焼けるような感覚)があり、確実に身体に刺激になっているという信号です。それを1か月続けると期待していた以上の効果を感じれるはずです。

by 筋誤労        クリックお願いします。




attivobodycare at 17:00コメント(0)筋肉 | トレーニング 

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