皆さんこんにちは。   

いやはや、一体何のことからブログを書けば良いのやら…
すみません、お久しぶりです。
今年の桜さまはアメニモマケズカゼニモマケズ、長い間健気に咲いて下さっていますね。

あまりにも色々なことが起こり過ぎて、ゆっくりと文章を書く時間がなかなか持てませんでした。

いやTwitterやInstagramは更新していたのですがね!!

…というのは結局言い訳、何事も後回しは自分の首をも締めますね。反省!


さて新倉選手、ドレス企画の音と服を終えてからスイスへぶいーんと戻り、パリへひょっこりと美術館巡りやコンサートへとインスピレーションの旅をしましてまたぶいーんと日本へ参りました。
この旅もなかなかの強行スケジュールではございましたが…

日本についてからは
ディナーショーでのBach、
福島音楽祭でのDvorakチェロ協奏曲、
豊洲でガット弦とエンドピン無しでのBrahms室内楽、
広島でのリサイタルではSchubertやDebussyのソナタ
…と、たくさんの作曲家さまがたの名曲・難曲を演奏させていただく時間に恵まれました。

さらにその間スイスから仲間がお花見に…いやCD発売記念に合わせて演奏に日本来てくれましてクレズマー三昧な時間でもございました。

何でしょうこの取り留めの無さよ…

な怒涛の2週間でしたが、結局音楽や人生は目に見えないところに優しさや愛情や感動があると感じる時間でした。

というかんじで、その約2週間を振り返ってみたいと思いますが長くなりそうな予感…(前振りだけでも既に長いですね)

お付き合い頂けるかたは以下どうぞお付き合いくださいませ。

さて、まずはパリ



スイスから電車で行けるパリには、よく思い立って行くのですが、今回はオランジェリー美術館とロダン美術館、そしてわりと新しいホールフィルハーモニー・ド・パリへパリ管弦楽団×D.ズィンマン×T.モルクの演奏会へ行って参りました。

友人たち5人くらいで行った旅だったので、クレープ屋さんや夜のカフェ・バーへ行ったりと食事も楽しみましたし、ひたすら散歩もしました。

今年、来年と挑戦的な協奏曲を演奏する機会に恵まれているので、昔からの憧れの世界的チェリスト、世界を代表する指揮者、オーケストラの演奏を生で感じることは大変有意義な時間で刺激と自信にもなったし、初めて訪れたロダン美術館では「考える人」はもちろんですが「手」のモニュメントがとても印象的で、いまの私に響くメッセージがあるように感じました。

予想通りの感動なんていうものはこの世にないんだなぁと、改めて芸術の尊さを感じました。



そして桜の訪れと共にスイスからクレズマーバンドCheibe Balaganが来日!




着いて早々に東京クレズマーナイトへサプライズ出演(オルガナイズくださいました松本みさこさまありがとうございました!)

施設での演奏(ご出演いただきました佐藤芳明さま、大切な楽器を貸してくださいました相川瞳さま、ありがとうございました!)

と続き、そして私のディナーショー(November Eleventhさま、主催いただきありがとうございました!)へ出演してもらうためのリハーサルをしつつさらに私は自身が出演する演奏会とリハーサルが忙しく彼らのガイドさんはせずに放置…
と随分と私の都合に付き合わせてしまいました。

私にとって初のディナーショーは、November Eleventhさまの美味しいお料理に加え、ディナーショーっぽくお話し多めに(笑)
演奏はBachと藤倉大さんの無伴奏作品、ヴァイオリンEduとクラリネットMoritzとバッハのゴールドベルク変奏曲を三重奏、パーカッションFloにBachの無伴奏組曲に加わって貰ったりインプロを一緒にしたり…
と私の好き放題なプログラム。

お聴きくださいました皆さま本当にありがとうございました!



そして彼らはさらに私の好き放題を寛容に受け止め
自主的に日本の桜を楽しみ
私の各地各種のコンサートを聴きに来てくれて
その場を存分に楽しみながらとても有り難いサポートをしてくれました。




福島音楽祭、福島フィルさんと久保田昌一マエストロと共演のDvorakには、メンバー一同福島を訪れたい。と言って聴きにきてくれたので、私もこれはせっかくだからCheibe Balaganとしても福島で演奏出来たら良いなぁと思い、時代屋さんという粋なミュージックバーへ飛び込み電話してライブを開催させていただきました。


いきなりの開催でしたが、時代屋さんのファンの皆さまがたくさん駆けつけてくださり、私のことを応援くださるかたもDvorakとライブ両方に足を運んで下さり…
と大変有難く温かい気持ちになりました。

福島でDvorak、Cheibe Balagan。
とてもとても特別な時間となりました。

福島音楽祭の皆さま、福島フィルさま、久保田マエストロ、時代屋さま、そして来場くださいました皆さま本当にありがとうございました!!

ちなみに私がDvorakのリハーサルをしている間は…ボーイズたちは飯坂温泉を楽しんでいましたー!
うおー!
い・い・なぁーーーーー!!!!
はい、そういうフレキシブルさも有難い仲間です。



福島を終えてからは…こんどは豊洲でバロック。

ということでBrahmsの室内楽をオリジナル楽器でという趣旨のEnsembleVagabondsの演奏会で素敵な皆さまとご一緒させていただきました!

ヴァイオリンの原田陽さん、横山奈加子さん、ヴィオラの成田寛さん、島田玲さん、クラリネットの柴欽也さん、リハーサルでは皆さまから色々教えて頂き、本番は思い切り楽しんで弾くことが出来ました。


こちらの公演には、ボーイズに加えバロックにご興味のお有りの佐藤芳明さま先輩とスイスに留学中のホープ山本珠里杏さま後輩が聴きにいらして下さいました!

Vagabonds事務局さま、ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました!!

Brahmsの室内楽は青い炎を燃やしてこそ彼の心や想いが浮かび上がるなぁと感じた、貴重な時間でした。


そしてそんなバロックにご興味のお有りの佐藤芳明さまをお迎えしたCheibe BalaganクレズマーCD発売記念ライブ!!



有難いことに満員御礼で会場大盛り上がりで終えることが出来ました!!

バロックとクレズマーだって、一見全く繋がっていないようで、繋がってもいるんだなぁ。
と、連日ご来場くださいました皆さまには感じていただけたようです。嬉しいなぁ。

膨大なCheibe Balaganのレパートリーを一瞬にして習得しご自身の持ち味で盛り上げて下さいました佐藤芳明さま、会場のZIMAGINEさま、そして一緒に会場を盛り上げて下さいました皆さま、ありがとうございました!!

そして、ボーイズは満開の桜と共にスイスへ帰国。
私は広島へ。




ピアニスト斎藤雅広さんとのDuoリサイタル、私にとっては初めての広島公演でした!

広島カープの試合と同じ時間の開演のコンサートにも関わらず (!) お越し下さいました皆さまとても温かく、斎藤さんの情熱的なピアノにも感銘を受け、主催様のご意向で広島の食も存分に楽しませていただき、素敵な想い出になりました。

リサイタルのアンコールには鳥の歌を。
広島の地で演奏出来て、幸せでした。
ありがとうございました。



そして福島から東京でのリハーサルへ向かうときに知らせを受けた祖母の事故に動揺しながらもすぐには会いに行けず、広島公演を終えてようやく祖母の元へ。


昨年は祖父が亡くなった春。
色々な想いが重なり、なんとも言えない気持ちでした。
春は、なんだかざわざわした気持ちになることが多いです。

でも、意外と回復してくれていた祖母と再会して安心しました。ありがとう。

どんなことがあろうと、私に出来ることを一つ一つ、丁寧に。
周りの、愛のある人々に感謝して。





ここ数日は打ち合わせやリハーサルが続きやはり気は抜けませんが、少しだけゆったりした時間を持てております。


空いた時間はなるべく練習をして
身体を動かして
本を読んで
ラーメン食べて
コンサートやライブ、舞台鑑賞に出かけたりしています。



さて、書いたぁ。
読んでくださいました皆さま
お疲れさまでした。
そしてありがとうございました!!

新倉選手、ひきつづき頑張ります!!

今週末はららら♪クラシックin八王子、その先には安曇野コンサートホールやリリスホールでのピアノトリオのコンサートが続きますが、また各会場皆さまにお目にかかれますことを楽しみにしております!!