九州の道の駅を再び!阿蘇周辺①“鯛生金山” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

今回からは、3月15日に回ってきた大分県、熊本県の8カ所の道の駅です。

道の駅鯛生金山(たいおきんざん) がその1カ所目です。

 

 

 

 

サブタイトルを “阿蘇周辺” としましたが、正確には阿蘇には関係ない地域も含まれるのでお許しを!

 

福岡県の八女方面から国道442号を辿り、大分県の鯛生金山にやってきました。

ここは2005年に日田市と合併したので現在の住所は “日田市中津江村” となります。

 

“中津江村” って、聞き覚えのある方もおられるかと思います。

2002年に開催された日韓ワールドカップの際、アフリカの “カメルーン” の公認キャンプ地となり、選手団の到着が大幅に遅れたことで全国に生中継され、当時の坂本村長とともに一躍有名になりました。

 

 

 

国道442号からこのループ状の門を入り、数百メートル先に道の駅はあります。

 

 

 

“東洋のスイス” という看板が道の駅の入り口です。

道路を挟んだ向かい側には、ご覧のような赤い鳥居が並んでいます。

 

 

この派手な建物群が鯛生金山の道の駅です。

全体の案内看板があったので、それを先に見て頂きましょう。

 

 

周辺にはオートキャンプ場や家族旅行村などもある事がおわかりですね。

メインの部分を拡大してみましょう。

 

 

先程の写真の丸い建物が、レストランとチケット売り場です。

その手前にはうどん・そばなどの食事処や農産物直売所のはいった “カメルーンハウス” があります。

 

 

 

この案内板に従って進んでみます。

 

 

 

この丸い建物は、1階が “地底博物館” のチケット売り場、そして2階がレストランです。

 

建物には大きくカメルーンの国旗が描かれています。

2002年のワールドカップ以降、中津江村とカメルーンの交流は今も続いているのです。

 

 

ところで、この道の駅はその名の通り、“金山” の跡地です。

 

 

明治27年、干し魚の行商人がたまたま拾った白い小石から、この地の金山が発見されました。

 

大正7年に英国人ハリス・ハンター氏が鉱業権を得て近代設備を導入したことにより、「東洋のエル・ドラード(黄金郷)」 として世界中から人が集まり、一気に鉱山町が形成されました。

 

大正14年、経営が “木村鐐之介” に移った後、全盛期には従業員数も3000人を超え、村内には学校や病院、映画館や飲食店が立ち並んで活況を呈したそうです。

 

そして昭和47年に閉山するまでの80年間で金が約40トン、銀が約160トンを産出し、まさに東洋一の産金鉱山として名を馳せました。

 

その跡地が、昭和58年に “地底博物館” として蘇ったものです。

 

 

もう一つ、こちらの建物は、“砂金採り体験” です。

 

 

 

 

見つけ出した砂金は自分のもの、だそうですから熱が入りそうですね!

 

ところで、先ほどの写真の砂金採り体験の建物の前に、藁をかぶったへんなものが並んでましたね!

その正体はこちらです。

 

 

ダリアの苗なんだそうです。

このダリアの花は、7月から11月までが見ごろになります。

 

 

 

先程の丸いレストランの建物の先に “売店” があり、更にその先が地底博物館への入坑口です。

売店に入ってみましょう。

 

 

 

 

 

店内は金色に輝くものが多いのに気が付かれましたか?

特に目立っているのがこちらです。

 

 

金の延べ棒です。(笑)

延べ棒の正体は “金箔入り栗羊羹” でした。(笑)

 

更にその横にあるのは・・・・・・

 

 

小判の山!ではなく、これは石鹸だそうです。(笑)

金の延べ棒は買わなかったけど、漬物などいろいろ買い物をしました。

 

 

これは1988年に竹下内閣が行った “ふるさと創生1億円事業” の資金を基に作られた24金の純金製夫婦鯛で、左のメスが20kg、右のオスは30kgあります。

 

ところが2006年2月13日未明に、このオスの方(当時の時価6千万円)が盗まれてしまいました。

犯人は翌年11月に逮捕されたのですが、オスの黄金鯛は既に溶かされて売られたあとでした。

 

ですからこの坑道に飾ってあるのはレプリカです。

 

残ったメスの黄金鯛は厳重に金庫に保管されていましたが、2012年11月に三菱マテリアルに売却したところ、金の値上がりで作った時よりも高い値段で売れ、盗難の被害をカバーできたそうです。

 

めでたし!めでたし!(笑)

 

 

 

 

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