コロナ禍や長梅雨の影響でずっと道の駅巡りが中断していましたが、1か月半ぶりにようやく大分県の南部と宮崎県北部を日帰りで回ってきました。
道の駅やよい が、その最初の目的地です。
大分県の南東部に位置する “佐伯市(さいきし)” は私の自宅からは九州自動車道、大分自動車道を経由し2時間30分かかります。
私たちが到着して車を降りると間もなく、館内放送が流れました。
この日は8月9日、到着したのは朝の11時少し前です。
つまり、長崎に原爆が落ちて75年目の11時02分から1分間のサイレンを鳴らすので、黙とうをお願いしたい、という知らせでした。
私たちはそのことをすっかり忘れて遊びに来ていることを少しだけ恥じました。
道の駅やよいは、ご覧のように2棟の建物があります。
左手が “やよいの湯” という温泉施設で、右手が “特産物販売所” です。
この “やよいの湯” は佐伯市で最大の温浴施設ですが、その目玉は “死海の湯” です。
イスラエルにある死海は塩分濃度が海水の10倍ですから、体がぷかりと浮かびます。
その塩度を再現したこのお風呂は不思議な浮遊感覚を味わうことができるのだそうです。
ちなみにこの死海の湯は、奇数日が女性、偶数日が男性の入浴日とのことです。
では特産品販売所である、“ふれあい市場弥生” に入ってみましょう。
嫁が驚いていましたが、ここの野菜はとっても安いのです。
私の地元より買い得なので、色々と買い漁っていました。
奥にフードコートがあり、道の駅スタンプも確かそこだったと記憶していたので行ってみました。
これがスタンプのコーナーです。
私が押しているときに後ろに人が並んだのですが、そのあともこの状態です。
九州で道の駅スタンプに人が並ぶのを初めて見ました。(;^ω^)
この日は3連休の中日ということもあるのでしょうが、このコロナ禍の中にあって随分と賑わっています。
ここへは3回以上来ていますが、少し配置が変わっているし、以前より活気が感じられます。
それもそのはずで、昨年の4月に運営母体が変わり、店内はリニューアルされ、駅長も新しい人が就任されているそうです。
道の駅がオープンして20年目だそうで施設の老朽化はやむを得ませんが、運営次第でこれだけ活気がでるものだと感心しました。
道の駅の目玉がもうひとつ、この “番匠おさかな館” です。
ここは淡水魚の水族館です。
すぐ近くに一級河川である “番匠川” があり、道の駅のすぐ裏にはその支流である “井崎川” が流れています。
その番匠川に棲む淡水魚や水生生物が飼育、展示されています。
残念ながらこの時期は、コロナによる佐伯市からの休業要請により臨時休業中でした。
建物の裏側には、ご覧のように木陰でリラックスできるスペースがあります。
更に、道の駅の裏手に出てみると、先ほど紹介した番匠川の支流井崎川が流れています。
駐車場で浮袋を抱えた水着姿の家族連れを見かけましたが、ここで遊んでいたのかもしれません。
コロナ禍の中でも結構みなさん楽しんでおられるので、少しだけ安心しました。