本日2回目の更新です。

私がパーソナリティを務めさせていただいている
エフエムあまがさきの番組
「昭和通二丁目ラジオ」木曜日。
昭和の歌をお送りする番組です。

今年度から、5時台に、
昭和歌謡のちょっと不思議な歌詞を掘り下げたり、
その曲の思い出を語る時間を設けています。

そのきっかけとなったのが あいざき進也さん。
私の中で突然のあいざき進也ブームが巻き起こったのでした。

『昭和のアイドル あいざき進也リバイバルマイブーム』
(茶々吉24時 2018年4月7日)

子ども時代にはよくわかっていなかったけど、
今この歳になって聞くと面白い「昭和の歌詞」を
番組内で深堀りするコーナー。
毎月第1週めは必ず あいざき進也さんの曲を取り上げ続けるうち、
あいざき進也さんファンの間に口コミで広がり、
今や「あいざき進也まつり」と化しております。

昨日は季節がらもあったのでしょうか、
あいざきさん自身が作詞された『北へ北へ』にリクエストが集中しました。
でも私が掘り下げたのは『青春物語』。
『北へ北へ』は深掘りする予定はないです。
あいざきさんの詞にあれこれ言えないですもん。
ご理解下さいまし。


さて、『青春物語』は1976年10月リリース。
あいざきさんにとってデビュー2年目、12枚目のシングルです。

作詞が橋本淳さん、作曲編曲は筒美京平さん。
このお二人は高校の先輩後輩で、
同じジャズバンドで筒美さんがピアノ、
橋本さんはウッドベースを弾いていたそうです。

お二人がタッグを組んだ作品としては
いしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』
郷ひろみさんの
『誘われてフラメンコ』、『恋の弱味』、
『あなたがいたから僕がいた』、
野口五郎さんの『青いリンゴ』
などがあります。
『恋の弱味』!!
私が郷ひろみさんの曲の中で、
もっともカッコいいと思っている曲です。
わーお!
ま、それはまた後日に深掘りするとして、
『青春物語』の歌詞を見ていきましょう。
以下、勢いがついてくると、敬称略になると思いますが、
ご容赦くださいませ。



青春物語  (作詞:橋本淳 作曲・編曲:筒美京平)

長い髪も 肩までのびて
君は可愛くなってゆくよ
鏡を見る 仕草までもが
女らしくて とても素敵さ
でもでも あの薄いシャツは
着ないで 欲しい
君の胸のふくらみを
ひとが見てるじゃないか
ドキドキさせて 走り去る君
いたずらが 過ぎるよ


最初からよくわからない歌詞です。
”長い髪も 肩までのびて”
腰まで伸びたっていうのならわかるけど、
肩までの髪の毛ってそんなに長いと思いませんが……
彼女は元々はショートカットだったのかもね。
それが肩にかかるくらいまで伸びて、
何かするたびにサラサラと揺れる、
それを見るたび
「可愛いなぁ」って思うんでしょう。
仕草も女の子らしくなると同時に、
ちょっとバストも目立ってきたりして、
「薄いシャツを着ないで欲しい」
というのは、ひとが見るからだけではなく、
自分がドキドキしちゃうからなんでしょう。

あれは中学一年生の夏。
制服のブレザーを脱ぎ、
ブラウス姿で授業を受ける女子の後ろの席の男子が
似たようなことを喋っていたっけ。
(○○の線が透けて見える、と)
あの時は
「何をいうてるねん!エッチ!!パンチ!
と腹立たしかったのだけど、
今思うと可愛らしいもんです。

この歌に出て来る二人の年齢って
何才くらいなんでしょうね。
歌っていた あいざきさんの実年齢は19才だけど、
もう少し幼い気もします。

続いて二番。


部屋に鍵をかけたりしたら
僕の悩みはつのるばかり
君はそうさ 何かにつけて
僕を邪魔者あつかいしてる
そろそろ 兄妹みたいに
愛し合えない
淋しいけど そうなんだ
君を抱きしめるだけ
パジャマのままで 手を振るなんて
いたずらが過ぎるよ

そろそろ 兄妹みたいに
愛し合えない
君の胸のふくらみを
ひとが見てるじゃないか
心配させて からかうなんて
いたずらが過ぎるよ


部屋に鍵をかけると悩みが増す、
ということは同じ部屋にいてドアに鍵がかかっているのか、
と思いきや
”何かにつけて 僕を邪魔者あつかい”
というのだから、締め出されているということ?
うーむ、よくわからない。

よくわからないといえば、
”兄妹みたいに 愛し合えない”という歌詞は
この曲の中でいちばん不可解です。

一体二人はどういう関係なんでしょうか。
”みたいに”というからには、
実の兄妹でも、血の繋がらない兄妹でもないんでしょう?
ではどうして、愛し合えないんでしょうか。
抱きしめるのはOKで、
それ以上はダメだと……

すみません、
これ以上 掘るとエロくなりそうなので
ここでやめておきますわ。

最後、パジャマのままで手を振っているのは
彼女の部屋から?
その部屋のドアには鍵がかかっていて、
”邪魔者あつかいされた”彼は
どこかに帰るところなのかしら、
振り向くと彼女がパジャマ姿で手を振っている……
と。

わからない!!
二人の関係性がぜんぜん見えてきません。

長年あいざきさんを応援し、
ライブにも参加されているファンの皆様は
この歌をどう解釈されているのかしら。
もしよろしければ、コメントを残していただけると嬉しいです。



あいざき進也さんと世代が違うかた、
あまりご存じない方のために、
いつものように一緒に聞きたかったのですが、
『青春物語』の動画がなかったです。
残念!!

『青春物語』というタイトルにふさわしい、
弾むような曲調で、
歌詞の不可解さが気にならないのですよ。

さて、来月(2019年1月)の第1週目は1月3日。
「あいざき進也まつり」で深掘りするのは
『ミッドナイト急行』です。
4月にこのコーナーを始めた時から、
『ミッドナイト急行』だけは、
リクエストが多くても別の月ではなく
新春に深掘りするのだと決めていました。
(それにふさわしい名曲です)
この曲へのご意見をお待ちしています。


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