宝塚ファン歴も40年を超えました。

最近の宝塚の公演は、

宝塚大劇場公演、バウホール、梅田芸術劇場、

東京公演、博多座、全国ツアーと、

とてもじゃないけれど、全てを見に行くには

時間もお金も足りません。

宝塚大劇場の公演だけは、1公演必ず一回見るのが精一杯です。

 

しかし、今回は花組の初日を観て、

どうしてももう一度見たいと思いました。

 

ダイジェスト版ですが、

これで雰囲気を味わって下さい。

 

ああ、もう一度見たい!

 

正規ルートでチケットを探してみると、

B席ではあるものの、数日分のチケットが残っていました。

仕事の日を除くと、今日しかチケットが余っている日がなく、

ストレッチレッスンをサボって見に行ったというわけです。

 

2階のしもて端、ほぼてっぺんからの観劇です。

舞台が遠い!!

でも全体が見られるわね。

 

 ストーリーを含めて、初日の感想はこちら

花組『CASANOVA 』初日観劇

(茶々吉24時 2019年2月9日)

 

ストーリーや場面展開が既にわかっている今日は、
オペラグラスで一人一人舐めるように見せていただきました。

 

そして改めて衣装の美しさにうっとり。

 

トップスターみりおちゃん(明日海りお)カサノヴァの衣装は

「その時代に、そんな布や素材は無かったのでは?」

と思わんでもないけど、時代考証なんかどうでもいいわ。

美々しい。

 

トップ娘役仙名彩世が演じるベアトリーチェの衣装については、

初日を見たときには、ポスター衣装でもある、

仮面舞踏会で着用していた水色のお衣装が一番好きなのですが、

他の場面の衣装もポップでかわいい!

 

真っ赤なビスチェタイプのドレスは、

赤一色なのだけど、よく見ると

ワッフル生地みたいに、地模様があって、

シンプルなデザインが引き立っていました。

かわいい!

 

私がこの公演のMVPに勝手に認定している

コンデュルメル夫人・鳳月杏さん。

黒いドレスにはかなり深いスリットが入っているのだけど、

その深いスリットをもってしても、

足の生え際がわかりません。

(際どい表現ですみません!!)

どんだけ脚が長いんだ!

そして初日には気がつかなかったのですが、

ただ単にパンプスを履いているのではなく、

足首から腿まで黒いリボン状のもので

くるくると巻き上げているのです。

(こんな表現でわかりますか?)

私のような短足だったら、

おそらく6巻きもすればもう腿なんですが、

鳳月さんは10巻以上あったような気がします。

再び言う。

どんだけ脚が長いのか!

 

コンデュルメル夫人は紫色のメッシュが入った黒髪を

普段は高く結い上げていますが、

仮面舞踏会の時には、肩に下ろしているんですね。

そしてこれも初日には気が付きませんでしたが、

冒頭、カサノバが審問にかけられている時の

群衆の中に男役・鳳月さん発見。

いやー、男らしいわぁ。

このかたが後ほど「黒衣の伯爵夫人」みたいな

謎めいた女性として登場するなんてねぇ。

 

そうそう、この作品の作・演出を手掛けられた

生田大和先生はコンデュルメル夫人を

「黒蜥蜴」みたいなイメージでとおっしゃったそうですが、

私には「ベルサイユのばら」外伝の黒衣の伯爵夫人の方が

ピンと来ますわ。世代かしらね。

 

 

衣装といえば、カジノ・ディ・ヴェネツィアの場面に出ている人は、

男女ともにすごく素敵です。

ヘアスタイル共々、おしゃれさん揃いで目の保養です。

 

一方、幻想シーンなどでカサノヴァを取り巻く美女軍団について。

ドレスはお揃いですが、ヘアスタイル(カツラ)はそれぞれ違います。

数人、そのヘアスタイルで本当に良いのかなぁ、と

思わずにいられない人がいました。

せっかくのお顔立ちをぜんぜん引き立てていなかったり、

ドレスに合っていなかったり。

そんなんじゃカサノヴァに相手してもらえないゾ!

まぁ、娘役さんは場面ごとに髪型(カツラ)を

取っ替え引っ替えしなくちゃいけなくて、

大変なことはわかっておりますが。

 

衣装やカツラなどビジュアルのことばかり書きましたが、

この作品は音楽がやっぱり良いですね。

 

素敵だし、耳になじみやすいし。

最近の主題歌は一回じゃ覚えられないし

口ずさめないものが多い中、

♫他の誰かと同じ生き方じゃつまらないさ

 他の誰とも違う道を歩み続けている♫

(宝塚歌劇 花組『CASANOVA』の

 「人生には恋と冒険が必要だ」より引用)

久しぶりに、歌っちゃっています。

 

カサノヴァが歌う「ひとつの愛、ひとりの人」

コンデュルメルとコンスタンティーノが歌う

「秩序のもとに」

コンデュルメル夫人が歌う「私を愛して」

コンデュルメルが歌う「蝶の翅」

名曲揃いです。

さすがドーヴ・アチアさん。

 

詞も良いんですよ。

コンデュルメルの、カサノヴァへの嫉妬心、憎しみを

影すら憎い

(宝塚歌劇 花組『CASANOVA』の「蝶の翅」より引用)

と表現するとは、生田先生の詞はポエティックですわ。

(単語をひたすら連呼したり

 小学生の作文みたいな詞には辟易します)

今まで私は生田先生の作品とは相性が悪かったのだけど、

『CASANOVA』で一気に好きになりました。

 

あの曲もこの曲も音源が欲しいのに、

まだ発売されていないんですって。

しかもいつ発売かも未定なのだとか。

早くダウンロード音源を販売してください!!

 

最後に、「あれと似ている」と思ったシーン。

 

アキラ・瀬戸かずや演じるコンスタンティーノが

あわよくば将来ヴェネツィア総督になれるかも、

と歌い踊るシーンは『エリザベート』のルドルフみたい。

 

ベアトリーチェが「自由になる」と歌うシーンは

『アナと雪の女王』を連想しました。

 

この作品を出演者の表情が肉眼でくっきり見える席で

見てみたいなぁ。

実際のチケットはもう取れないのはわかっているので、

千秋楽のライブビューイングを申し込みました。

当たりますように!!

 

 

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