自転車の坂道、人生の坂道 | 仏光さんの心の相談室

自転車の坂道、人生の坂道

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昨日は朝の自転車トレーニングの時に、いきなり激しい風雨に見舞われました。朝から風は少し強かったのですが、雨は降る気配がなかったのでトレーニングを始めました。でもいきなり雨が降ってきてずぶ濡れになりました。

 

それでも気温は高いので寒いということはありません。「どうせ濡れちゃったから」と最後までトレーニングしました。家に帰って熱いシャワーを浴びて乾いた服を着ればすぐに元通りです。

 

私は毎朝自転車に乗っている時に、人生も同じだなと思います。平坦なところもあれば、すごい坂道もある。その坂道で一生懸命ペダルを漕いでいると、「これでもか!」と次は坂道で逆風まで吹き始めるのです。

 

こういうところは全く今まで自分が経験してきた人生と同じです。災難があれば「これでもか!」ともっと災難が襲ってくるのです。今までそういうことが何度もありました。もう60年以上生きているということは、その都度そういう逆境の時を乗り超えて来たのですが、自転車も人生も逆境を乗り越えるのは同じだなと思うのです。

 

坂道で逆風だと自転車はとってもしんどいです。それでもペダルを漕ぎ続けるのですね。ゆっくりでも、フラフラしながらでも自転車は確実に坂道を登っていきます。そして足を動かし続けている限りはいつかはゴールにたどり着けるのですね。

 

途中でギブアップすると、それ以上どこにも行きようがありませんが、ほんの少しでも前に進むように足を動かし続けると着実にゴールに近づくのです。中にはペダルを漕いでも漕いでも「永遠に坂道が続くのではないか?」と思ってしまう峠道もあります。

 

そういう時はあまり先を見ずに、目の前の路面だけを見てペダルを漕ぎ続けるのですね。そして自分に「ペダルを漕いでいる限りは必ずゴールにたどり着ける」と言い続けるのです。そうするとしんどいけれども自転車はのろのろと坂道を登って行って、いつか峠に着くのですね。

 

その峠を越えるとお待ちかねの下り坂です。これは楽ちんでいいですね。私はこういうところも人生は全く同じだと思います。一生下り坂が続く人生もなければ、上りだけの人生もありません。どんなきつい登りでも足を動かし続ければいつかはゴールに着けます。

 

一番良くないのはそこで止まってしまうことです。しんどいからと言って止まってしまうと自分はその位置からどこにも動きません。止まったままです。だからいくらしんどくてもペダルを漕ぎ続けましょう。ほんの少しでも前に進んでいると、いつかは状況が変わります。それが人生ですね。

 

明日からも雨でなければ体調を見て朝の自転車に乗り続けます。それが自分の体力のためであり、また人生を考えるよい心の時間になりますから。でも自転車も人生も焦って登りで無理をすると進めなくなる時があります。無理せずゆっくり行くとちゃんとゴールにたどり着けます。逆境を乗り越えるには焦らず、ゆっくり、止まらずですね。

 

合掌

 

仏光

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