新疆ウイグル自治区 2019♡世界一標高の高い国境クンジュラブ峠を目指して
こんにちは、kaoriです。
山岳シルクロード旅行記続きます!
本日より、新疆ウイグル自治区編始まります。
※新疆→しんきょう、と読みます。
一夜明けたスストの朝。
出国するため、モーテルから徒歩3分ほどの場所にあるパキスタンのイミグレへと向かいます。
イミグレではまず、パスポートと名前の確認後、荷物検査がありました。
その場にいた人たちの全員の荷物を横一列に並べ、麻薬犬がチェックして回ります。
スーツケースの中身の確認はありませんでした。
特に問題無しでしたので全員隣の部屋へ移動。
部屋で待機していると順々に名前を呼ばれ、パスポートにスタンプを押してもらい無事パキスタンの出国手続き終了。
少し待たされましたが、特に問題もなくスムーズに出国出来ました。
中国の国境越えには専用のバスに乗らなければならないので、ここで滞在中にお世話になったガイドのサリームさんと、ドライバーのザヒットさんにお別れをしました。
国境越え専用バスへ乗り込みいざ出発です。
中国側のイミグレで再び荷物検査があるのでスーツケースは車内へ。
ただでさえこじんまりとしたバスなのに、荷物のせいで車内は余計に狭い。
クーラーは故障中らしく車内はかなりむっとしていたので、窓を開けて空気の入れ替えをする。
小一時間くらい走ったところで国境があるのかと思いきや、なんと、ここからさらに百キロ以上走るという。
結局、朝の9時には出発しているのに、国境を越えて目的地にたどり着くまでにこの日は丸1日もかかってしまいました。
途中で何度も何度も何度も何度もパスポートチェック、それに執拗な半ば嫌がらせに近い荷物検査をさせられ、
疲れていたせいか1日がとても長く感じました。
国境を越えるため、標高4934mのクンジュラブ峠を目指し、再びKKHを北上します。
スストからクンジュラブ峠までは約100km。
スストから1時間くらい?走ったところにあったクンジュラブ国立公園でチェックポストのためバスを降ろされます。
私たちのように国境を越えるためクンジュラブ峠を目指すグループを何組か見かけましたが、話してみると、どうやらただクンジュラブ峠に観光に来ただけなパキスタン人がトイレ休憩で立ち寄っただけ?みたいでした。
パスポートチェックの場所がこの看板に詳しく書かれていました。
チェックポストのため寄っただけなので国立公園の中には入っていませんが、ここには野生のアイベックスや運が良ければ絶滅危惧種であるユキヒョウに出会えることもあるらしい!
野生のユキヒョウ。
是非生で見てみたいものです!
パスポートチェックが終わったので、トイレを済ませてからバスに戻り、再び出発。
相変わらずの絶景です。
この山の名前は「パルピック」
KKHをひたすら北上し、クンジュラブ峠を目指しているところです。
標高はどんどん上がっていきます。
標高4000mを越えた辺りで異変に気付く。
おやつに買ったポテチが爆発寸前。笑
いちいち絵になる美しさです。
標高4000mを越えると天気は良いのですが、気温は低くさすがに少し肌寒くなってきました。
モーテルで朝お弁当を貰いました!
2時間ほどバスで走った道中、標高4500mの道端でランチタイム。
パキスタンのお弁当ってどんなの???
わくわくしながら開けてみました!
カチカチのパンに、茹でたじゃがいも、ゆでたまご、スパイシーチキン、ドライアプリコット
デザートのお菓子に、マンゴージュース。
いつも持参しているスパイスをかけて美味しく頂きました!
チキンはそのまま食べても美味しかった!
道中、バスの中で何度かフンザ川の対岸にアイベックスがいるぞ!と、ドライバーさんが教えてくれたのですが点のように小さく、
目の悪い私には確認が出来なかったので、ランチ休憩で外にいる時にアイベックスいないかな~?
と必死に探したのですが現れてはくれませんでした。
ちなみに、休憩後バスで走り出した後に再びドライバーさんがアイベックスがいるぞ!と教えてくれたのですが、
やはり私の目には見えず…泣
かっこいい野生のアイベックス生で見たかったな。
そうこうしているうちに、標高はどんどん上がってゆき景色が変わってきました。
残雪が目に入るように。
雪山がかなり近くなってきました。
クンジュラブ峠は目前です!
続く!
次回は、クンジュラブ峠到着!
人生最大に不愉快極まりなかった中国の公安による荷物検査編です。
kaori♡