国公立大狙ってはいかがか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 まずはじめに、今現在、コンサルをはじめ多くの相談メールをいただいております。返信がやや遅れがちなのをご容赦ください。

 1週間以内には返信致しております。1週間待っても返信のない方は、お手数ですがもう一度、件名などを変えてみて再送信ください。それもリアクションがない場合は、このブログのコメント欄にでもお知らせください。

 

 また、コンサルご希望の方は、リンク(https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html)を軽くはお読みになってください。最寄り駅、ある程度の日程(1カ月先くらいまでが理想です)を最初のメールに入れておいていただけると、対応が早くスムーズになり早くコンサルできることにつながります。最寄り駅の情報がないと、移動を考えて日程を組むので、基本、後回しになります。

 子供に国語でよく読めというわりに、読めていない方が多い気がしています(笑) 膨大なメールを僕一人で処理していることを忖度してくださいね。

 

 お盆のコンサルはおそらく、8月12日近辺に実家に帰省する予定です。関西圏でご希望の方はその近辺の日程でよろしくお願いいたします。

 

 

 さて、今年の各進学校の進学実績は、結構軒並み落ちているところが多いです。というのも、私立大が受かりにくくなったことで、単純に数字が出ないという大きな理由があるからです。特に中堅から中上位の女子校にそのような傾向が強いです。

 

 最近の僕はいろんな学校の実情に触れてきていますが、やはり国公立大を基本狙わせている学校が時代の変化に流されず、強く君臨していると感じます。

 

 関東圏の私立進学校の進化・改革の道筋は基本的に一つしかありません。

 

 カリキュラムを厳しく進学校用のものにする→MARCHの合格者を増やす→早慶の合格者を増やす→国公立大(筑波・学芸・東工大・横国など)の数を増やす→東大・京大の数を増やす

 

 大体このような進化の道筋を通ります。進学実績の数年の変化をみれば、今その進学校がどのあたりの立ち位置なのかが分かりやすいと思います。

 

 ただ、関西の方はお分かりかと思いますが、関西の進学校はわりといきなり、阪大・神大→京大または東大、となります。関関同立を段階として狙っていく進学校など聞いたことがありません。

 

 というのも、国公立大を狙わせておけば、関関同立は自然と数が増えるものだからなのです。国公立大の本番のための練習で、その辺の学校はひとりでに受けるようになり、すると、勝手に進学実績もでてくるのです。

 関西はまだ、中流家庭で進学を志すご家庭が多いので、基本国公立大志向と言え、それが学校にも伝播しているとコンサルのたびに感じます。

 

 先日の記事でも書いたように、関東の、特に女子校ではMARCHいいや、となっている学校が多いように感じます。すると、時代の流れ的にも進学実績がどんどん落ちていき、人気が落ちて、数年後は入学する生徒の質も落ち、学校が落ちぶれていく、ということになりかねません。

 ここ数年が分水嶺かと思います。(都市部での私立定員厳格化は以後10年は変更がないそうです)

 

 どうせなら、国公立大を狙ってみてはいかがでしょうか。

 

 以前の記事でも書きましたが、僕は自分の母校(兵庫県白陵)は手放しではおススメできません。世話焼きのしっかりした良い学校ですが、どんな子にも向いている、とはいいがたいです。

 

 特に僕の時代は、しっかりと自分から自主的に勉強できる子には、自由度が少なく、向いてはいませんでした。関東でいうと、巣鴨中・高のような感じでしょうか。僕の昔のような成績中位層で、ぬるい子には非常に効果しました。

 ただ、その良い面であった世話焼きの部分も、数年後に控える「制服ナシ」「自主性尊重」の流れで良さも消えるかもしれないし、ちょっとわからない部分が多いです。今の時代は学校で厳しくする(With 愛情)ことも一つの美徳となりうると思うのですが。

 
 

 対して、東京大学は万人におススメできるものです。ここでの6年(大学院中退するまでw)は、その後の人生にもつながる非常に素晴らしい日々となりました。おススメできる点は以下のものとなります。

 

・理系は研究設備・機械が他大とは段違いにたくさんある。

すげえヤツ・面白いヤツがいっぱいいる。地方色も豊か。

・学費も高くはなったがまだ安い

・必修が日本一多いので、いわゆる他大のだらしない学生のような、サボり倒す感じになりにくい

・その道での国の第1人者による授業が多く、単純に好奇心をくすぐられる授業が多い

・世界の他大を意識するようになるので、「俺たちはトップだ」的な変なプライドをもつことも少ない。(東大は世界大学ランキングでは、論文数や満足度でも40から50位程度のことが多い。それをやたら言われる)

・他大・学歴に対するコンプレックスは当然ながら全くない。

 

 とまあ、枚挙にいとまがありませんが、陰キャ陽キャ、金持ち貧乏、男子女子、を問わず、どんなタイプの子にもおススメしやすいのです。授業が忙しいといっても、所詮は日本の大学ですから、僕のようにバンド・バイトをガチでやりながらなどもバランスをとることが可能です。(僕は浪人・留年はしていません)

 また、大学時代はクソほど本(主に純文学)も読んでいますし、そのような暇もあったし、文学好きの友人もいました。

 

 

 大半の方は「いけねーよ」となってしまう東大ですが、本気になってみればわかりはしません。狙ってみてせめて僕の学生時代と同じくらいには努力してみてから、無理だ、と言えば良いのではないでしょうか。仮に東大に行けなくても、いろいろなものが残ることと思います。

 

 今の私立のカリキュラム事情では、どこの学校からでも狙えるレベル・クオリティのものはありますし、情報社会がきわまっているので、手に入れようと思えばいくらでも良い情報が手に入ります。

 情報が入ったら、行動早く動いた人間が勝っていく時代ですので、早め早めに東大対策をしていけば良いと思います。

 

 結局はMARCH狙いでも、競争が激しすぎて受かりにくい時代です。

 ならばいっそ、東大とはいかなくても、国公立大を狙っていけばよいのです。MARCH以下はすべて、滑り止めの感覚で受けることが可能です。中高6年あるなら、そちらのほうが結局はうまく行くことを言っておきたいと思います。

 

 視線は上にあげておいたほうがいろいろとお得なのです。

 

 

 とはいっても、中高一貫校の方は、中学の間は学校のカリキュラムを100%やることをまずは心がけましょう。それで十分に東大に近づいていきます。高校課程になった時に、いよいよ国公立大を狙う感じにシフトしていけば良いと思います。(数学が苦手なら夏休みに自主的に青チャートやってみる、など)

 

 人間、守りに入った瞬間から、勢いが落ちていくものです。自分の才能を知ることも大事なのですが、それを知るにも、まずは本気でやってみてどこまでやれるかを試してみなければいけません。

 それをやるのは、定期テストでしかないわけです。まずは、定期テストを本気でやることがすべてです。

 

 

 また、最近よく聞く、灘や開成の子が志向する海外大学にいきなりいくケースですが、9月入学であることで、行って帰ってくると自動的に年齢が1浪の子と同じになること、特に女子は治安など気を付けるべき案件も多いこと、などの注意を踏まえて考えるようにした方が良いと思います。

 

 日本はやはりいくら落ちたと言っても、まだ経済的には安定しているし、安全な面はあると思います。まあ、海外にはもっととんでもない化け物級の子もいるでしょうし、優秀な子には行ってもらいたい思いもあるにはあるのですが、そのためには、まず日本の学校をすべて9月入学にすることから、ですね。

 

 とはいえ、時代的にも日本初で海外に討って出ていく、感じでも良いのではないでしょうか。(うちのバンドがまさにそうですがw)もう海外の真似をする時代は終わりを告げています。

 

 ただ、情報の差をなくすためにも、英語は読み書きくらいはできて、海外サイトを閲覧できるくらいにはなっておいた方が良いですね。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

スーパーコンサル2019、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、(読んでない方が多いです。一度はぜひお読みください)メールをください。

 

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

http://ameblo.jp/jyukuko/entry-12078350127.html
 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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