子の論理性を伸ばす気がある親(親がアホじゃあかんのか) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 僕は随分前に「読書感想文のおススメの書き方」という記事を上げています。https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12187358258.html

 

 今読んでも中々の完成度に思えますね(笑) 最近の記事は論理性の筋を通すためにやたらに長くなってしまっているので、反省ですね。(「いいね」システムがまだなかったので「いいね」がすくないですね)

 

 今日は論理性を育てる記事にしてみたいと思います。さて、どこまで伝わりますことやら(笑)

 

 

 やはり「論理性」があることが、この現代社会ではどうしても成功の一要素になると思います。ホリエモンさんや西野亮廣さん、ひろゆきさんに、メンタリストDaigoさんなど(海外にはもっとたくさん)、タイプこそ違えど時代の先を走る方に共通するのは、行動が速いことと、論理性が高いことです。

 

 

 

 僕は直観がいるアーティスティックな業界も経験したし(まあ今もか)、偽物が跋扈するスピ系も神社好き・星占い好きが高じて一通りたしなんだ自負があります。(おそらく皆さんが思っているよりは本格的に)

 

 が、やはり見えないものを曖昧なまま、人間の見栄やプライドに流されるまま上から目線で使うようになるようでは(スピ系の人はほんとに上から目線の方が多い)、他人を不幸にするだけであり、ダメだと思います。そこに幸福への階段はありません。(その辺は完全論破できます)

 

 地道に働き、努力する人を食い物にするような場面もよく見かけてきました。(家庭教師はそれも見えることがあります。やはり過度なスピ系、風水、占いを信じすぎている家庭は妙ちきりんが問題がよく生じています。科学的に調査してほしいくらいです)

 子供や家族に目を向けず、占いや運気にばかり目を向けていては、うまくいくものも行かないことでしょう。そういったものは、論理性とは対局に位置しますし、本当は突き詰めればある程度の整合性はあったりもしますが、ほとんどの方はそこまで行きませんし、いく必要もありません。

 

 僕個人的に霊的なものを信じないわけではありませんが、それを信じるとか無理くりに考える意味は「ない」と考えます。そういうものは、「なんとなく」でいいのです。

 

 それより先に地道で泥水をすするような努力行為の方が優先され、すべての現実を変えていく世界がこの現世だと僕は思います(うわ、どっかの教祖っぽいw) 

 

 ということで、僕はその辺で確信を得るまでかなりの時間とお金を使ったりもしていますが、皆さんには最初から王道を歩んで欲しく思います。

 

 

 受験を突破するという意味でも、社会で成功する、という意味でも、生きる力として「ロジック(論理性)」を鍛えておくことが絶対に大切です。

 

 基本国語ができない子、頭が良くないとされる子、勉強しても伸びにくい子はほぼ全員「論理性」が弱いです。算数が得意だと思っている子の中にも、論理性が低い子が半分くらいいまして、結局、そういう子は作業としての算数・数学ができるだけであって、本格的な文章題や難問では簡単に爆死します。

 

 普段から「あれはなぜ?」「どうして○○なの?」と考えることが大事です。そういう子は、本当に普段からずっと考えているので、自我の目覚めと同時にどんどんその論理性が伸びていきます。やはり開成や筑駒に行くような子は、ほとんどの子が小さなころからそのような「なぜなのか」を追い求める習慣ができています。

 

 考えることを否定しだすと、本当に情緒的になって考えなくなり、一切頭が成長しなくなります。(特に進学校でもこじれた我儘な女子に多い印象)知性は自分で育てなければいけないのです。

 だから、年齢と知性はあまり関係がないとも言えます。

 

 これは親の働きかけが大きいと感じます。子供に「○○なのはなんで?」と訊かれた時に、適当に答えていたり、「忙しいから後でね」が口癖のご家庭では育ちません。徹して考えてみるか、手を止めて答える、最低でも答えようとはしてほしく思います。一緒に百科事典やネットで調べるのもなかなか良いと思います。

 

 コンサルや授業などの数時間でも、結構その「差」はわかったりします。子供が発するちょっとしたことにも、かなり丁寧に答える親御さんのご子息は、やはり必ず一定の論理能力を持ち合わせています。僕はコンサルや授業などで「なるほどな」と思いつつ、ほとんど顔には出さずに、心中では貴重な親子関係のサンプルを集めています(笑) 

 

 ちなみに、僕は生徒からの疑問はすべて全力で返しますし、知識的に不安なことはその場でスマホで調べてなるべく確かな見解をユーモア付きで届けます。少々授業が止まっても構いません。そちらの方が大事だと思えるからです。(さすがに直前期は精神的に無理ですw)

 

 高学歴な親御さんの息子・娘が賢くなりやすいのは、この子供からの問いに結構えぐく答えている面はあると思います。僕もいつか子供ができたら、すべての疑問にできる限り丁寧に答えてあげたいとは思います。(その前にその前段階が無理そう、笑)

 

 僕の(大学の)友人の家庭では、子供の昆虫などへの興味に進化論的な見解をぶっこんでいる親御さんもいましたし、めだかの育種の話をしている親御さんもいました。そういうのがわかれば、なるほど、物事の表面よりはすこしだけ詳しく教えてもらえることで、たしかに次々と疑問が湧いてきて、考えることになり、頭もよくなってくることでしょう。

 

 ただこれでは、子を賢くするには、親も東大京大・医者レベルでないといけない、という論になりかねません。これはこれで、また違うのです。両親共に東大でもボンクラはいたし、両親が高学歴でもどうしようもない子も、指導していると結構います。

 

 学力的な脳の才能は50%が遺伝であると言われているそうです。そして、残りの半分は付き合っている「友達」が決めるそうです。(だから中学受験は重要) 親からの働きかけの影響は表面上、数%といったところのようです。

 

 

 では、親御さんが勉強してきておらず、才能的にも劣る場合、子が受験で勝ち、高学歴を勝ち取っていくことは不可能なのでしょうか。

 

 これは、「やってみなければわからない」というのが答えだと思います。

 

 少し考えれば、分かることでもあると思います。親が子供時代に勉強を単にしていないだけであれば(そういう縁がなかったのであれば)、しゃかりきにやってみれば、「才能」あったかもしれません。

 

 例えば、うちの親は両方高卒ですが、特に親父は時代が時代ならそこそこの大学には行けていたかもしれません。地方の農家の子せがれだった親父は、勉強の機会を与えられていないのは明らかです。

 ただそれも、僕が東大に行けたから「親父は才能あったのか?」と思えるだけであって、ある種結果論です。

 

 ということで、やはり子育て上はやれるだけの最大限をしてあげて、「やってみる」ことが大事に思います。また、それが楽しいし、その途上での悲喜こもごもが人生の醍醐味でしょう。

 

 

 僕は遺伝で学歴が決まるかどうか、に関しては、もっと%が落ちると思っています。と言いますのも、勤勉性や情緒の安定性が成績には大事で、そのようなものが育ち方や(友人などの)縁によって獲得できた場合、才能よりもはるかに高い学歴を持つ例を僕はよく見てきているのです。

 

 うちのおかんなどは、僕が小4くらいの時点で頭脳の方は追い越していたかもしれないのですが(いや、マジでそうかも笑)、やはりいつもちゃんと疑問には答えてくれようとしていましたし、いつも僕や弟との会話が多かったです。また、「成績・点数自体」で怒ることはありませんでしたのでテストを嫌がる神経がありませんでした。(態度とか、勉強への姿勢などで𠮟られる)

 親父は文字通り一緒に図鑑を調べてくれたり、虫取りや博物館・水族館などに足繫く連れていったりしてくれています。

 

 それは「愛されている」という安心を生み、精神的な安定につながっていきます。いろんな心理学や子育て理論の本を読んでも、うちの親のやり方は「正道を行ってやがる!」と思えることが多いのです。

 うちの親は無学で何も知らん癖に、愛情の視点から、才能以上の学力を発揮できる素地を(偶然?)作ってくれていたと言えるかもしれないのです。(もちろん、僕もその上に億劫の辛労は尽くしてます)

 

 「才能」はたしかに実在を感じるのですが、他のいろんな物事でいくらでもリカバリできたり、フォローできるものだと、特に勉強方面では思います。

 

 特に、子にとって家庭が安心できる場所である場合は、精神が安定し、少々の辛さなら、なんとか耐えることができます。この「耐久性」が、結構な差になると感じます。

 頭はよくても、粘りがない子、甘やかされて舐め切った子が現代では多すぎます。粘りがある子は、泣きべそかきながらでも勉強をします。(つまり泣くかどうかはどうでもいい、注目すべきは努力をやってるかどうか)

 

 「全能性の排除(どうにもならないこともある、と知らせておく、アドラー心理学参照)」「ちゃんと答えてくれるという安心感」「ハマらせる(モンテッソーリ教育参照)」このあたりのことを親御さんが心がけていれば、論理性も育ちやすいと感じます。この点においては、親の学歴など関係ありません。

 

 

 ご自身に知見がなく、知識も学力もない、と感じる親御さんは、徹して愛情の視点をお持ちになり、何事も長い目線で子供をとらえながら、目先の点数に一喜一憂せず、「一緒に」勉強していけば良いと思います。

 今はネットがあるのですから、小3くらいまでは一緒に調べたりして、小4からは自分である程度調べさせ、中学くらいまでに「自立」を目指させてください。

 

 子育ての最終目標は、子が親が死んだ後も生きていけるよう「自立」させることです。(この辺りはアドラー心理学。大分知見が深まったので、また、アドラー教育論を記事にしてみたいと思います。大きな発見の連続です)精神的自立に到達した子は、国立大学など簡単に行きます。

 

 

 考えてみれば、子供の数がずいぶん減って、もう1学年100万人くらいでしょうか。その4割が4年制大学に行くとして、40万人。地方でばらけるので、関東では5~10万人程度。その上位1万人くらいに入れば、「高学歴」と呼ばれます。全体のうち半分くらいはちゃんと努力をしない子たちです。理系を選べば、さらに競争相手は減ります。

 

 こう考えると、意外にイケる気がしませんでしょうか。雑な理論ですが、進学校と言われる学校なら、半分以上に居れば、高学歴にはなり得るわけです。(ま、男子にはこのような言い方がよいでしょう。女子には響かないかも)

 

 

 ということで、論理性の第一歩として、長い文章を他人に伝わる形で書かせてみてください。それには、夏休みの読書感想文がうってつけなのです。だいぶ話は飛んだけど、読書感想文は意外に大事だし、使えるよ、というお話でした。

 

 僕に論理性があるかどうか、はこのブログを読んで皆さんに判断していただくしかないですね。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

スーパーコンサル2019、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、(読んでない方が多いです。一度はぜひお読みください)メールをください。

 

 

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

http://ameblo.jp/jyukuko/entry-12078350127.html
 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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