亀岡八幡宮と、調べるといくつか出てくるようなのですが、今回は、東京都の亀岡八幡宮の話です。

新宿区市谷八幡町15にあります。

市ヶ谷の駅からも見えるくらいの場所にあります。

私は、たまたまお正月の初詣が過ぎたくらいの中旬か、下旬頃でしょうか、行ってみました。
そうしたら、境内に犬を連れた参拝者が多くて不思議に思っていたのです。

 

なんと、ペットと一緒の初詣ができる神社として知られていたのですね。

それもイヌ・ネコだけに限られません。うさぎもOKです。
うさぎ好きの私は、嬉しいかぎりです。

そのほか、小鳥、亀、フェレット、ハムスター、ヤギさらには、イグアナまでも!

ただし、完全予約制ですので、お忘れなく!雨でも行うそうですよ。

こちらで予約可能か、チェック>>亀岡八幡宮

階段を登るのがきついですが、かわいいワンちゃん、猫ちゃんなどと一緒に初詣ができたらいいなぁと思っていた人、ぜひ、亀岡八幡宮へどうぞ。

 

市谷亀ヶ岡八幡宮と書かれた社碑ー猫や犬との参拝ができる神社

 

なぜか市ヶ谷に「ヶ」の字がなくて、市谷と書かれているのに、亀岡八幡宮のほうが亀ヶ岡八幡宮と「ヶ」が足されている社碑です。

なぜなのでしょうね。市ヶ谷に「ヶ」がなく、亀岡八幡宮に「ヶ」があり。

市ヶ谷駅から橋を渡ってお堀を超えて防衛庁の方面に向かって歩くと途中にあります。ご覧の通り、階段は急で高さもありますが、思い切ってペットと一緒に初詣してみませんか。

 

さすがに松の内の期間は、ペットの一緒の参拝はできないようなのですが、別の日を設けて、初詣に行けるようになっていました。

それも、土日中心でしたよ。

私が行ったのもまさに、土日でした。

神社ではペットを連れての参拝は、禁止されているはずなのに、なぜ、こんなにペットを連れた人が多いのだろうとおもっていたら、謎がとけました。

ペットが一緒にいてもきちんとした正式のやり方をしているようでした。茅の輪くぐりをしてから着席していましたから。

隣は駿台予備校の市ヶ谷校舎で、他にも茶ノ木稲荷神社など摂社あり

この階段の途中には、茶ノ木稲荷神社や、金刀比羅神社もあります。摂社については、のちほど、写真を載せておきます。

階段の途中には、桜だと思う木々がありまして、桜が咲く頃だときれいな光景がみられそうです。しかし、お正月の期間はまだまだ木々も寒そうです。

 

参拝後に調べてみると、地域に開かれた神社のようです。

ペットと一緒に初詣ができるということも大きな心だなぁと思ったのですが、神社の集会所では神社が主催の雅楽会のほかにも、神社が主催ではないものの古神道勉強会や、華道、公家流香道、さらには、剣術までもお稽古ごとができるようになっているそうです。

ペットも神社の敷地に入ることができるなんてなかなか無いですよね。

田舎の散歩道の途中にあるような神社は別として、都会の神社ではあまり聞いたことがありません。

なんでも徳川吉宗公の母、桂昌院ゆかりの神社だそうです。

そうなるとお犬さまを無視するわけにはいきません。

八幡宮の文字が見える(八幡は多くの旗の意味)銅の鳥居

こちらが、銅でできた鳥居(銅鳥居)です。銅鳥居は新宿区では唯一だとか。

江戸時代の建立で、442人の寄進者の名前と職業も刻まれているとかで、その時代の職業やどのような人が寄進したのかわかります。書き残して歴史に残すって大事ですね。

鳥居のところに掲げられた「八幡宮」の文字も由緒がありそうな感じがしますよね。

八の字は、鳩のような鳥になっています。八幡宮は、源氏の氏神様だそうで、そういえば、鶴岡八幡宮は有名ですよね。

太田道灌が江戸城西方の守護神として勧請したと神社のホームページに書いてありました。

道灌は文明十一年(1479年)に、市谷御門内に鶴岡八幡宮の分霊を、江戸城西方の守護神として勧請し、これを鶴に対して、亀岡八幡宮と称しました

なるほど、鶴岡八幡宮の鶴に対して、亀ですか。

 

ここ亀岡八幡宮は個人の初詣参拝だけでなく、法人がペットフードの商売繁盛祈願をしたり、健康祈願ならぬ、犬康(けんこう)祈願も行っているそうです。たしかに、両方とも、「けんこう」です。

ペットの病気回復祈願なんかもできるというのは心強いです。

以前はペットの成人式までやっていたとは、今は行っていないそうですが。

それにしても緑がキレイな時期だったら、もっと写真がキレイになっていただろうなと思いましたよ。

桜のころもきっと知る人は参拝していると思いますよ。市ヶ谷のあたりは、桜の名所ですし。

階段を登った先にもさらに、階段がありました(脇には、金刀比羅宮)。ふとみると、犬をだっこした人が続々と集まってきています。

まだこの時点では、ペットと一緒に初詣できる神社だとは、気づいていない私です。

 

茅の輪くぐりも用意され、席も座れるようになっていたペット初詣

普通は、12月31日で茅の輪くぐりの茅の輪は外されているのが一般の神社だと思うのですが、それがまだあったことに驚きました。

なぜ残しているのだろうと、思っていたら、犬が飼い主さんと一緒に、茅の輪くぐりしているではありませんか。

さらに謎が深まりました。

そのうえ、拝殿前には席が設けてあって、これからなにかの儀式があるのだな、くらいは感じ取ることができました。

それが実は、ペットと一緒の初詣だったのです。

いぶかりながらも、まずは、参拝です。

二礼二拍手一礼をしてからまわりを見渡しました。

 

市ヶ谷亀岡八幡宮のご利益は、西方守護、平和成就で破魔と守護に力あり

ワンちゃんなどなぜいるのかが気になってしまい、それほど神社内をしっかり見なかったのですが、さすが歴史ある神社だけに、太田道灌の軍配団扇なんかもあるそうです。

茶筅塚や力石もあったとのこと。

 

このように「ペットと一緒の初詣」の準備がなされています。

ペットであっても、お祓いをして、祝詞もあげます。上の写真は、玉串奉奠のものですね。

神札もいただけるようで、正式な参拝方法になりますね。

ペット初詣は、日にちと時間枠が決められていて、一枠が20名様までだそうです。

日程が決まっている人は、早めの予約がいいようです。

 

ペット御守も種類あり(ペットの彫り札お守り、御朱印お守りなど)

これが御朱印お守りです。

このほかにも護符なんかもありました。勾玉が描かれたホルダー御守やストライプもありました。

バンダナお守りは、ワンちゃんの首につけてあげたら、お守りにもなるし、かわいいしで、なかなか考えたお守りになっています。

こちらが、世界でただ1つのペットの彫り札お守りです。

ペットの名前、飼い主の名前などが入ります。

ひばの木でできた御札のお守りです。

 

オーダーメイドになるので、さすがにその場ではできず、約10日くらいたってからの郵送になるそうです。

大小のサイズがありまして、根付の紐も13色から選べます。

健康長寿祈願など、祈願文もつけます。手術成功、病気平癒など書けますね。

ペットの名前を複数書くこともできるそうです(値段は変わってしまいますが)。

遠方の人は、神社で郵送も受けてつけているので、そちらで頼んでみるといいでしょう。

 

犬みくじや、猫みくじもありました。

犬みくじ猫みくじ

ワンちゃん、猫ちゃんのためのおみくじですよ。

さすがペット初詣ができる神社です。

 

こちらが亀岡八幡宮の境内をざっとみたところです。

高台にあることがわかりますか。

 

出世稲荷社のご利益は立身出世、商売繁盛、資格取得

出世稲荷式神と書いてある石碑もあります。

京都の伏見稲荷からの御祭神です。

もともとここの丘は、茶ノ木稲荷があることから、他のお稲荷さんもあって、稲荷山と呼ばれていたそうです。

各地に稲荷山公園とか、ありますよね。そのような稲荷山ですね。

夢枕に京都の伏見稲荷の神様が立ち、今まで以上にこの地の稲荷神社の参拝していたら、あれよあれよと出世したので、出世稲荷の名前がついたとか。

ここの丘にいくつかあった稲荷神社のひとつがそのように出世稲荷になったようです。

会社で出世を願う人は、ぜひ、どうぞ。

名刺を置くなどは、ないのかしら?

 

金刀比羅宮は海上守護と金運アップ

今までも金刀比羅宮のことは、書いてきました。

各地にいくつかありますね。四国は讃岐のこんぴらさんです。

亀岡八幡宮のホームページによると、市ヶ谷は、四谷まで続く水路の揚げ場として船が行き来していたそうですから、海上守護もわからなくもないです。

讃岐のこんぴらさんも、山の上にありますし、この丘から水路を見渡すことができることから、ここに金刀比羅宮ができたのかなと思いました。

 

目の病気回復を願う!茶ノ木稲荷神社は、稲荷神社

眼病平癒で知られる茶ノ木稲荷神社です。

稲荷神社というと、商売繁盛が有名ですよね。

しかし、眼病平癒では知られているのだそうです。私は、ここに来るまで知らなかったのですが、リアル口コミで広まっているようです。

そもそもここの丘は、稲荷神社が多く集まっていたそうですが、その稲荷大神を祀る神社です。

どちらかというとこの茶ノ木稲荷神社のほうが歴史が古そうな感じですね。稲荷山だったわけですから。

もちろん、商売繁盛の神様でもあります。芸事向上も。

神社のところにも縁起を書いた看板がありましたが、改めて神社のサイトで確認しました。

 

古くから伝わるところによれば、昔この山に稲荷大神の御神使の白狐が居ましたが、ある時あやまって茶の木で目をつき、それ以来崇敬者は茶を忌み、正月の三ヶ日は茶を呑まない習俗がありました。特に眼病の人は一七日、或は三七日二十一日の間茶をたって願えば霊験があらたかであったと言われており、その他様々な願いが成就したということです。

願掛けのお茶断ちしていたのですね。

私も老眼がきびしくなってきたので、参拝しました。

年齢が年齢だけに、それ以外にも目の病気はあるのですけどね。

農業、工業、商業の繁盛や芸事の上達などのご利益があります。

こちらの茶ノ木稲荷神社は、昔はかなり知名度が高い神社だったようです。江戸時代は、遠方からも人が来ていたとのこと。

縁日もたっていたそうです。

茶ノ木稲荷神社でも、昇殿祈願を受け付けていると書いてありました。亀岡八幡宮のほうが大きくなっていますが、もしかしたら、今でも熱心に信仰している人がいるのかもしれません。

私が行った時も、亀岡八幡宮に参拝するのは、もちろんですが、こちらの茶ノ木稲荷神社が目的なのか、こちらだけ参拝する人もいましたから。

今でも、リアルの口コミで伝わっているだと思います。