春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

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人間国宝「献上博多織」展

2019年07月11日 | イベントのお知らせ
重要無形文化財技術保持者(人間国宝)
小川規三郎が伝える「献上博多織」展


7月10日(水)~7月15日(月・祝)
10:00~20:00(※最終日のみ17:00まで)
福岡三越9F 催物会場



【献上博多織・人間国宝 小川規三郎先生よりメッセージ】

重要無形文化財「献上博多織」は
福岡市を中心とする地域に伝わる
帯地用等絹織物の制作技術のことです。
その基礎は室町時代に帯地を織りだしてからと言われており
その後技術改良を重ね、現在の形となりました。

江戸時代、小川家は染め物職人で
機織りを始めたのは明治になってからのことでした。
私が若い頃は、丁稚奉公は昼夜問わず行い
10年かかってようやく一人前と言われる時代でした。

今の時代にそぐわないかもしれませんが
上手な人の技術を盗んででも、人より良いものを
作りたいという思いで努力を重ねました。
そうやってある程度自信がついてきた頃に
また次の壁に突き当たる。
この壁を乗り越え続けることが
伝承してきた先人の知恵への感謝だと思っています。
そして、新しい伝統を作り続けてきた結果が
本日の展示会に繋がったと思っています。

今回の展示会が、「伝承」と「伝統」が
素晴らしい未来を織り成す展示会となり
皆様に伝わることを願っております。

令和元年7月 
重要無形文化財「献上博多織」技術保持者 小川規三郎


【小川先生トークショー】
 7月13日(土)14:00~


【展示販売】
小川規三郎の帯16本のほか、帯・着物、和装小物など
・献上博多織の初代人間国宝・小川善三郎、二代・小川規三郎の作品を展示・販売
・小川規三郎学長、博多織DC教え子の作品を展示・販売


【手織りブース】


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