仕事中、よくお客様から話しかけられます。

商品に対する質問と同じくらい世間話も多く、ちょこちょこ言われること。

「こういう仕事してるんだから、お花が大好きなのね!」
「毎日お花に囲まれて、幸せでしょう〜」

そうですね。癒されますー。

こう無難な答えを返すのですが、本当に花が好きなのか? と考えると、うーん……。

嫌いではないです。
でも、好きとはまた違う気がするんですよね。

元々、時間や休みの条件が合ったから選んだ仕事。
別に、花じゃなくても何でも良かったんです。本でも服でも車でも。(その場合は自分の知識が足りなくて苦労すると思いますが)

だから、「花が好きなのね!」とニコニコされると、なんとなく後ろめたくて。

お金をもらって、花と付き合ってる自分より、お金を払って、花を買いに来るお客様の方が、余程お花が好きでしょう!

サボテンを腐らせたことしか、植物との思い出がなかったワタシなのに、店員というだけで、花が大好きで、花に詳しい人だと思っていただいて、すみません!

切り戻しをしようと、まだ咲いている花をバッサバサ切っているときに、
「わあ、お花を切るのは勇気が要るでしょう?」
と感心していただきましたが、勇気なんて要りません! スッキリして気持ちいいです!

ついでに、さっきナメクジがいたので、剪定バサミでつまんで外に投げたのも爽快でした! すみません!

おかげさまで、仕事は毎日楽しいです。

花が好きとははっきり言えなくとも、花を「面白い」とはいつも思っています。
日々、発見することがあって、分からないことがあって。終わらない自由研究みたいですね。

「好きの反対は無関心」という言葉があるけれど、関心や興味って、好きと同じくらい強い気持ちなんだなぁと実感しています。

今年の秋で3年目。
これからも興味の種をどんどん芽吹かせて、続けていきたいですね。

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