添乗員のゆく地球の旅!

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メキシコ滞在とひとり旅とツアー添乗中に起こった体験話&
 首のくびれた保護犬・黒豆柴まるちゃんとの愉快な日常

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お久しぶりです!

まるちゃんのしっぽ-3

10日ほど前に私の友人・ゆりちゃんがドイツへと引っ越してしまったのですが、それよりも少し前に柴犬まるちゃんへ柴犬のぬいぐるみをプレゼントしてくれました。とても肌触りが良くて可愛らしいので、さんきゅーなどまるちゃんには勿体ないと思ったのか、私が知らない内にまるちゃんの届かないところに飾っていたほど(笑)

ところで、その柴ぬいぐるみがまるちゃんの元にやってくる前に、ゆりちゃんがゆりちゃんのお母さんに見せたところ

「まぁ! ワンちゃんがぬいぐるみで遊ぶの!? どうやって遊ぶの!?」

と目を輝かされたそうです。(→「ママンの驚き」

ゆりちゃんのお母さんは上品でほんわかした優しい雰囲気の方なので、きっと人間の子供がぬいぐるみを撫でたり抱っこしたりするような可愛らしい遊び方を想像されたのでしょう。

犬の現実はこうですが……。

まるちゃんのしっぽ-4

特に柴ぬいぐるみのしっぽがツボだそうです。

まるちゃんのしっぽ-5

あ、飽きたのでしょうか?

まるちゃんのしっぽ-6

しっぽ熱、再燃。

まるちゃんのしっぽ-7

たまには顔からも齧ります。

まるちゃんのしっぽ-8

ゆりちゃんのお母さん、犬のぬいぐるみ遊びはこんな感じです(汗)

まるちゃんのしっぽ-9

何はともあれ、この柴ぬいぐるみがまるちゃんのお気に入りであることは間違いありません。

まるちゃんのしっぽ-10

ゆりちゃん、ありがとう♪

ところで、まるちゃんの保護主の小梅さんが今年も動物保護資金のためにクリスマスチャリティBOXを販売されています。ひとつ送料を入れて2600円、その他にクッキーも注文可能だそうです。私も微々たる量ながら商品提供をさせて頂きました。

何が入っているか分からないお楽しみBOXです。詳しくは小梅さんのブログへどうぞ♪ → わんにゃん小梅保育園★毎日里親募集中
前回の記事に対するとても温かいお言葉をたくさん頂きまして心よりありがとうございました。こちらのブログではコメントの返事をお休みしたりご訪問があまりできなかったりしていながら(汗)とにかく失礼の数々すみませんでした。

まるちゃんブログも覗いてくださっている方々、プレゼントをくださった方々、メッセージをくださった方々、ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願い致します^^

こちらのブログはこれまで通りで何も内容に変化はありません。まだまだネタはいくらでもありますので~ 

さて、今回は添乗の往復の小話です。

最近は羽田空港からも海外へ飛べるようになったので、神奈川県在住の私にとってはとても便利になりました。が、今のところほとんど羽田からは飛んだことがなくてやはり添乗の際は3時間ほどかけて成田空港へ行きます。行きは事故や渋滞のことを考慮して必ず電車で、帰りはリムジンバスでということが通例です。

添乗に行く日、たとえ何があろうとも、添乗員は絶対に時間に間に合うようにお客さんの集合場所へ辿りつかねばなりません。実際に大地震のときなどはそれも不可能となるケースがありますが、道路や電車の事故などの場合は、もしそのせいで集合場所に間に合わなくなってしまったとしたら、ケースバイケースですが基本的に添乗員の不手際と見なされることも少なくないのです。

成田空港へのリムジンバスに乗って出発し、事故渋滞で添乗員のスタンバイ時間(通常は集合時間の1時間前)に間に合わなかったら、そのような不確かな乗り物を選択した添乗員の罪。

電車が人身事故などで30分ほど送れてしまったという場合は、リムジンバスと比べれば事故発生率が低いので罪は軽いのですが、これまた、早朝でない限りは事故などのケースを想定してもっと早めに余裕を持って家を出るべきだったという添乗員の罪。

空港まで遠い上に出発時点でそういう責任が圧し掛かってくるので、今では成田空港までの電車の旅を忌み嫌っている私。現在はできるだけ電車に乗りたくないので、添乗からの帰着後は必ずリムジンバスで帰ります。

しかし実は5年ほど前までは、私の勤務していた旅行会社では帰りもリムジンバスの利用は不可でした。その理由は、リムジンバスの方が電車利用よりも交通費が高いから。ツアー代金の格安価格はこういう点をケチるだけケチって生まれているということです。

そんなリムジンバス禁止時代のこと。

南米からの添乗帰りでしたので時差ボケ気味で、成田空港駅からJRに3時間ほど乗りっ放しでいる内に、いつものことではありますが熟睡してしまいました。電車が千葉県から都内を通過し、神奈川県内に入った頃に一応はっと目が覚めたのですが、目的の駅まではまだあと10分ほどはありそうでしたので、再度目をつぶってしまいました。

と、次の瞬間

「○○駅を発車しまーす」

というアナウンスとプシュッというドアの閉まる音でガバッと頭を上げた私。

「え? ○○駅って、私の降りる駅なのに?」

ほんの5秒くらい目を閉じていただけのつもりで、いつの間にか乗り過ごしてしまったのでした。

ただでさえ早く帰りたいのに、このような回り道をしてしまうと時差ボケの激しいときにはことさらに気持ちが落ち込んでしまいます。

「あああ、何やってるの、私? 次の駅で下りてもホームを移動しなきゃならないし、最低な気分だわ……」

こんなときに限って必要書類が多くてスーツケースも空港から送らずに持ち帰っていたため、さらに気分はやさぐれながら次の駅でホームを移動。しかも上り階段をスーツケースを抱えてです。

梅雨の時期で、スーツ姿のままスーツケースを運んでいたらじわっと汗がにじんで来るのを感じました。ふて腐れた顔で駅構内を移動している私の目にコンビ二が写ると、無意識に冷たい飲み物でも買おうと店内へ。

眠気と疲れと暑さでぼんやりした頭のまま、飲み物を持ってレジへ立った私は、レジの店員の胸に着けられている四角い紙を見た途端に一気に目が覚めました。

「おかえり」

驚きのあまり無遠慮に店員の胸をじっと見つめ続ける私。どうして「おかえり」なんて書いてあるのだろう? まさか私が南米から戻ったばかりなどとこの人が知る訳もないし、第一なぜ胸に貼ってあるのか?

そう思って「おかえり」店員の隣に居た別の店員の胸を見ると「たなか◎●△」と。

「ああ……!」

合点がいって思わず声に出てしまいました。つまり、この店員の名前が「おか えり」さんだったのです。それに気付いた時にはすっかり目が覚めてふて腐れた気持ちもどこかに消えてしまっていました。

しかし、何と癒し系の名前なのでしょう? おかえりさんに感謝です。
今回は添乗話と絡めての私の告白話です。

さんきゅーとお付き合いするより少し前のお話ですが、私は国内添乗で松尾芭蕉ゆかりの土地を巡るツアーに同行しました。

松尾芭蕉と言うと日本全国を行脚したわけですが、私が同行したのは芭蕉ツアーシリーズの中でも宮城県内のみを巡るというもの。そこで贅沢なことに最初の二日間は日本三景松島のすぐそばに位置する大観荘というホテルに連泊しました。(大観荘は震災後に営業を再開されているそうです。ホテル名をクリックするとHPにリンクしています)

松島町は宮城県内でも海に面した地域ですので、震災直後からその状況が私もとても気になっていました。そこで、実際に現地で災害に遭われた人々による情報をいくつか探して得た情報は、松島は湾になっているからか津波の影響は思ったよりも軽減された模様で、松島町における震災・津波による死者は一人も出なかったとのことでした。とは言え、私が何度かツアーで訪れたことのあるお店などはこぞって津波にやられて、簡単に営業を再開できる状況ではなかったようです。

松島町の観光協会の公開している現時点での観光情報は→ 松島町の観光復興情報(PDF)

さて、本題です。

なぜ私がこのように震災後に松島町のことを気にしたかというと、印象深いカリスマ性のあるご住職がお守りになっている円通院という寺院がここにはあるからでした。(円通院のHP

縁起はwikipediaの内容を引用させて頂きます↓

円通院(えんつういん。旧字体:圓通院)は、宮城県宮城郡松島町(日本三景・松島)にある臨済宗妙心寺派の寺院である。本尊は聖観音(しょうかんのん)。瑞巌寺の南側に隣接してある。通称「バラ寺」「薔薇寺」。

伊達政宗の孫で、19歳で早世した伊達光宗の菩提寺であり、光宗の霊廟である三慧殿が「圓通院霊屋」の名で国の重要文化財に指定されている。

三慧殿の厨子には、支倉常長が西洋から持ち帰ったバラと、フィレンツェを象徴する水仙が描かれている。このため「薔薇寺」との異名を持ち、バラの庭園もある。

そのほか、数珠作り体験と女性副住職による数珠占いや、庭園のライトアップで知られる。境内には「縁結び観音」もある。


現在、ネット検索をしても美しい副住職の天野晴華さんばかりがヒットするのですが、私が数年前に初めて円通院を訪れたときにお会いしたのはご住職だと名乗られた年配の男性でした。

瑞巌寺のすぐ脇にある円通院はお寺としてだけでなく、お庭の素晴らしさでもよく知られています。とても小さな寺院なのに、庭園はひとつの物語のようになっている、それが私の印象でした。特に薔薇のお花が多く、「薔薇寺」というふうに呼ばれるというのはwikipediaに記述されている通りです。

この時のツアーには円通寺参拝は含まれていなかったのですが、歴史ガイドが円通院を強く勧めたので、ツアー参加者全員が自費で円通寺に行きたいと言い出しました。そこで、ガイドにサービスで円通院内も説明してもらうことにして、私はまだ一行が瑞巌寺を見学している最中に一人で先に円通院へ走り、団体割引でのチケット購入をすることにしました。

「すみません! 急遽なのですが、12名の団体をお願いできますでしょうか?」

入口の木の扉は閉じられていましたが、受付の人にそう告げると快く了解してくださいました。

先に支払いをしてチケットを受け取って、という作業しているところで、ツアーの一行がガイドに引率されてやってきました。私は受け取ったばかりのチケットを彼らへ配布し、さてと振り返ると、そこにはご年配の男性が一人着物姿で立っておられました。とても威厳のあるその雰囲気に、私はツアー客が前触れもなく何人も押し寄せて騒がしくすることを申し訳なく思ったのですが

「もし宜しかったら、当寺院についてのご説明をしても良いでしょうか?」

意外にもとても嬉しい申し出。それどころか、この方のウィットに富んだ話しぶりに、お客さんたちだけでなく私までもぐぐっと心を掴まれてしまいました。

お客さんたちがガイドに連れられて庭園に入って行ったあと、この威厳のある年配の男性がご住職であると初めて知った私。

「予約もしなくてすみません。ご親切にご挨拶までしてくださってありがとうございました。こちらは縁結びの神様でもいらっしゃるのですね?」

少し緊張しながらそのようにお声をかけると、ご住職は私の顔をまじまじと見つめて

「あなたにこれを差し上げても良いですか? 恋人などは居ませんか?」

と、縁結びのお守りを差し出されたのです。

「え! 恋人は長い間居ません! 本当にこのお守りを頂いても宜しいのですか? ご縁がありますでしょうか?」

あまりお守りなどの類を信じない私なのですが、このご住職には何とも不思議な雰囲気を感じていたので正直に嬉しく思いました。

「はい、もちろんです。あなたにも良いご縁がありますよ」

ご住職はにっこりと微笑まれて、私にその縁結びのお守りを手渡してくださいました。

実は私はその前に辛い恋愛をした経験があり、もう4年もの間、誰かとお付き合いをするということすら考えたくないこととなっていました。裏切られたような気持ちで別れた経験が2回も続いていたせいで(そのひとつはブログにも書いているメキシコのアレックスですが・笑)、少しトラウマのようにもなっていたのです。

しかし、一生一人で生きて行くのはやはり寂しいものだということも意識せずに居られないような年齢になっていた私には、ご住職の「良いご縁がありますよ」という言葉が何とも言えず温かく響きました。

ただそれだけのことで何年も経った今でも心に残っているご住職と円通院。

偶然かもしれませんが、そのほんの4~5か月後に私はさんきゅーと付き合うようになりました。さんきゅーとはもっと前からの知り合いだったのに、その後急速に近い関係となったのです。後になって考えると、これは円通院のご住職が取り持ってくれたご縁なのではないかと、本当に不思議な気持ちです。

で。

そういう縁がもととなってかどうかは定かではありませんが、実は6月は私たちの「結婚記念」の月です。

ずっとブログではさんきゅーと結婚したことを伏せていたのですが、あの天然ボケのさんきゅーは私の旦那となってしまいました。苗字もさんきゅーの苗字に変わったので、旧姓が固いイメージの私、さんきゅーの苗字になった途端にお笑い的な名前になりました(涙)

これまで、添乗員という仕事の特異性からできるだけ私の個人情報をぼかしておきたかったので結婚したことも伏せてきたのですが、最近はまるちゃんを迎え入れたこともあって前ほどには頻繁に添乗していません。他に自営でコンピューター関係の仕事もしています。

さらなる告白ですが、時間的な余裕ができたことと、他の事情もあって、実は陰でこっそりとまるちゃんブログも書き始めました(笑) 親バカなだけですが、良かったらこちらもどうぞよろしくお願いします。→ まるちゃんのしっぽ

そんなこんなですが、これからもよろしくお願い致します(^人^)