不確実性を共有する米中問題と米金融政策 ‐雑感‐ | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

不確実性を共有する米中問題と米金融政策 ‐雑感‐

まだ週末を迎えたわけではないけれど、明確なシグナルを探るのは難しく、ハッキリ言って分からない。おそらくは第4週、FOMC参加者に配布される討議資料(主にはブルーブック)に委ねられるんじゃないかと。

 

米中の通商問題の不確実性が常に幅かっており(自分的には憚るではなく、幅利かすという漢字がシックリくる)、利下げする度にバッファー縮小し「益少なく損失多し」と考えはじめたFOMC参加者が多いのが伝わってくる。Fedウォッチなんか見ていると、仮に利下げなかったときはストンと落ちる(リスクオフ)可能性が高そうですね。

 

連銀総裁たちのコメントからは、「政権の言いなりになった挙句、手のひら返し(責任を負わせられる)を受けるのではないか?」と(ハト派ですら)利下げを実施するたびに重苦しくなっているような印象を受ける。10月利下げしても12月も求められる、しかし年4度の(ほぼほぼ)連続利下げはできない。1度目6月に「予防的」と形容したので。「スタンス変更ない」ともアナウンスした。「バランスシート拡大もQEではない」、米経済は基本堅調なんだと。

 

悩んだ挙句、機会収益を逃すみたいな話も相変わらず見かける事が多いが、それで良いんだと個人的には思う訳です。実損を食らうわけではないので、このご時世、「つまらない投資家」でもいいんじゃないですか。

 

個人的に「守りながら攻める」というのは、どんなゲームにおいても鉄のルール、攻める時というのはそんなに滅多にくるものではなく、(自分の中で)確信を持ったときに攻めるのが最良かと。何より、マーケットから退場しない事が大前提なので「攻めなくちゃいけないんじゃないか」という強迫観念を振り払いあまり執着し過ぎない方が良いかと。その時点で視野って狭くなっているんですよね、たぶん。

 

自分に言い聞かせているわけではないんだけれども。