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「自然災害大国日本」に不明ウイルスが追い打ちを掛ける

関東では広範囲に地震が断続的に発生しており本日早朝は茨城県南部を発信源としたマグニチュード4.7の地震が起こった。ここ数ヵ月の発生頻度から不気味さを感じる。

 

九州の水害は想像を絶する甚大な被害を出している地域あり、地震も豪雨も全国規模に拡大している。自然災害大国とはいえども、規模と頻度が一層の拡大をみせている。そこに新型コロナ。

 

皆さん薄々感じている事かもしれないが、今のところ予定している来年の五輪までに関東でドカンと一発やっぱりくるんじゃーなかろうか。

 

備えあれば憂いなし、とはいうもののコロナとセットでどう備えをするのか、国も都も明確な指針を出さないし、出したとしてもありきたりなもの。どうすればいいのか分からないから。 いくら人間の知見や科学が進歩しても自然の驚異を前にして、人間はなす術が無いわけです。

 

以前紹介したレーダーバーグの言葉ではないけれど、「人類を滅ぼす唯一の脅威はウイルス」【The single biggest threat to man's continued dominance on this planet is the virus】 、さらにそこへ大災害が加われば、日本滅亡、みたいな煽るような言葉は打たないが、ひょっとして大袈裟でなく未踏の危機がさらに覆い被さってくるんじゃーなかろうか。

 

 

過小報道気味の断続的な地震

 

そんな中、気になるのは多発する地震の報道で、今朝もそうだけど発生した瞬間は速報が流れるものの次の日にはまるで何も起こっていないかのようなスルーぶりが目立ち、地震を追及する姿勢が感じられず、過小評価しているのか、または(深追いするような)報道に対して規制が掛かっているのか、よくわからない。

 

今朝も大きな地震だけど壊滅的な地震が発生する予兆がこれだけ出ているにも関わらずコロナに傾斜し過ぎ、警告を発するような報道がない。 賢明な方は有事の備えをしていると思われるが、何かあったときは警告的報道無きまま、運命として受け入れなくてはいけないのかも知れない。

 

 

経済死か感染拡大死か  初動対応の誤りによって歩み寄らない論調

 

今、「経済再開か、感染症防止の自粛か」といったところで立場の違いもあり政治家でも意見が割れている。 ただ、世界各国をみてわかるようにどうしてもそういう対立は起こってしまう。どちらも正しい事を言っているのだからある意味当然ですよね。

 

ただ、この国が他の国と違うのは初期対応を大きく誤ったということ。 そして現在も正しい対応をしていない。初動のところでの水際対策と徹底検査、隔離といった全体像を掴むことが絶対的に必要だった。今でも日本だけおざなりである。今だからいっているのではなく、たしか1月下旬からずっとお伝えしていたつもり。固有の事情あり政治的な話は削除してきたけど。

 

どこかの記事を見掛けたが(FTだったかな?)、日本の不幸は今年に都知事選、そして五輪開催が予定されていたことで政治家が動かなかったと。しかし仮に他国で同様のイベントが予定されていたとしてもドイツなんかではイベント無関係にしっかりやっていたと思われ。

 

米国やブラジルの感染拡大のことを揶揄する論調を見掛けるが、日本は本当にそれ以下ですよ。当初、韓国の事も揶揄していたでしょう?日本は韓国の政策にも及ばない。やるべきことをやっていなくて問題を長期間に渡って引きずっている。

 

ドイツは1日20万件目標、ドイツより人口の多い日本はその10分の1、1日2万件目標でやる気の無さしか伝わってこない。そりゃ医師会も怒るしどこかの院長が会見で泣いていましたよね。

 

各自治体では東京の対応がベンチマークになっているようなところがあったからこそ、当ブログでも現職を非難しているわけだが今になって「ピンポイントに検査」、なんて言っている。 何10週遅れなんだと。これ1月にいうべき話なんですよね。

 

この人は武漢ウイルスが拡大したときにも「中国人ウェルカム、おもてなし」をアナウンスし、今となっては皆が知っている都税での防護服やマスクなど医療物資を都に内緒で中国系メディアを都庁に入れて、不気味なボードを出して中国おべっかの会見をやっていた。都民にもあまり知られていなかったようだ。今回再選されたが大手マスコミが現職ありきで公開討論会を開催しなかった、という前代未聞の忖度がすべてだったといえるかもしれない。日本の問題点は政治と大手マスコミの癒着にある。

 

 

事実に向かうのが政策の基本

 

たとえば、投資家の基本運用として「明確な事実に向かって対処し、噂レベルに惑わされない」といった基本マインド、あるいはアプローチがあるが、コロナ対策とてそうであって、明確なクラスター実績のある特定店舗を積極的に調査し、どこに原因があるのか他の実績なき同業種と比較検査し、差別化の分析を測る。決して「街」とひとくくりにしてはいけない

 

たとえば、同じ業種の店舗でも「窓」があるかどうかで全く違うし、人との間隔を空ければいいってもんじゃない。冒頭では豪雨の話をしたが、豪雨の後には酷暑が待っている。次なる災害は熱中症である。

 

今でもそうだが酷暑の中、エアコンを窓のない密閉空間で強力に使用すれば、保菌者が1人そこにいたとして、飛沫一つでエアコンの強風とともに、壁を何度も折り返す形で他のテーブルの人にも拡散する。これは米国でも問題になっていたが(レストランのケース)、国内ではあまり知られていない模様。

 

 

 

 

 

それを飛沫感染ではなく空気感染とよぶのか否か、医療専門家(医師や研究者)は識別ができないようだが専門家だからこそ迂闊に明言できないといった側面があるように感じる。 こういうケースでは「素人」が危険を判断すべきで飛沫感染と空気感染の分類は無きに等しい。 国や都の「印象レベルの3密」に従うべからず、 「3密でここは危険」というのは自分で判断することが重要だと感じる。

 

いずれにせよ、この状態が続けば目に見えて国力は低下するのは必然、今もそうだが一層加速する。当然、少子化問題と移民受け入れの問題、財政危機など複数の問題が束になって掛かってくる。

 

 

追記: 本日、東京都では新規感染報告が224件?だったとか。上記のことから件数が飛躍的に多くなっても驚きは無い。