こんにちは、さくらです。
冬休みまでひと月を切りました。
そこで今回は冬休みまでの受験勉強を確認したいと思います。
「この時期は過去問じゃないの?」という人は進学コラムをよく読んでくれている人ですね。
確かにこの時期は過去問が一番大切です。
しかし、過去問だけやっていればよいわけではありません。
今までやってきた受験勉強も並行してやっていく必要があります。
具体的にはTel帳(全国高校入試問題正解)を使った問題演習です。
(もちろんTel帳でなくても、今までやってきた問題集でOKです)
夏休みから始めたTel帳はそろそろ2回目に入っているでしょうか。
「まだ1教科も終わっていない」なんて人はいませんか。
Tel帳は量をこなさないと効果の出ない教材です。
中途半端に終わってしまうなら、もっと薄い問題集にしておけばよかったということになります。
今からでも遅くありませんから、毎日コンスタントにこなしていきましょう。
今から1日1県ずつやっても、年内に47都道府県の3分の2は終わります。
全教科均等にやっていたら「とても終わらない」という人は理科・社会に集中しましょう。
1月に入ると私立入試が気になって理社の勉強が手薄になります。
そのため、年内にほぼ完成しておかないと不安が残ってしまいます。
(5科受験の私立も増えていますが)
理社は公立入試で合否を分ける暗記系教科ですから取りこぼしは許されません。
年内に理社をほぼ完成させておくことは、公立上位校を目指す受験生に必須の条件です。
Tel帳以外では漢字練習をコツコツ進めておきましょう。
公立では漢字の配点が18点もあります、私立でも漢字が出題されない学校はまずありません。
漢字で失点する人は上位校に進学する資格はないと思いましょう。
これらの勉強を毎日こなした上で過去問を進めていかなくてはいけないのです。
そう考えると、学校のある平日に過去問をやるのは難しいことがわかるでしょう。
過去問は休日を利用して、まとめて実施するようにすると無理なくこなしていけると思います。
最後に、これからの時期に気をつけたいことを書いておきます。
それは 新しい教材に手を出さないこと! です。
入試が近くなってくると誰でも焦りが出てきます。
焦りが出てくると「こっちの問題集のほうが効果が出そうだ」と新しい教材を使いたくなります。
それは大きな落とし穴です。
千葉県の公立入試は前期・後期になってから「訓練度」を試される問題になっています。
その傾向は入試が1回になっても続く可能性が高いでしょう。
3種類のテキストを1回ずつやるより、1つのテキストを3回やったほうが知識の定着率が上がります。
今まで使ってきた教材を繰り返し練習して完成度を高めてください。
Tel帳をやってきた人なら、Tel帳と過去問で十分です。(漢字・計算などのドリルは別ですが)
すでに「やるしかない」時期に入っています、パワー全開で頑張りましょう。