エンディングでアルバイトの後にアーケード街を二人で歩きながら、小沢さつきが天野光彦に「天野があの子を見ているのが嫌だった。私、あの子に彼氏ができてホッとしていた。」と、小沢さつきが司幸子に嫉妬していたことを伝えます。「ごめん、こんなこと言って」と小沢さつきが、自分の気持ちを誤魔化そうとしているシーンで安全地帯「恋の予感」が流れます。歌詞にある

なぜなぜあなたは 好きだといえないの
届かぬ想いが 夜空にゆれたまま

風は気まぐれ あなたを惑わせるだけ
恋の予感が 駆け抜けるだけ

にピッタリの状況で、安全地帯「恋の予感」の曲に合わせて二人の気持ちが交錯する様子は、このドラマの最高のシーンだと思います。
 1984年10月リリースの「恋の予感」は、香港や台湾で人気の鍾鎮濤 Kenny Beeが、「迷離地帶」としてカヴァーしています。鍾鎮濤 Kenny Beeは、沢田研二の昭和の名曲「時の過ぎゆくままに」を北京語曲「愛得忘了自己」と広東語曲「讓一切隨風」でカヴァーするなど、歌唱力に優れた歌手として、このシーンから記憶が蘇りました。

安全地帯 - 恋の予感


鍾鎮濤 Kenny Bee - 迷離地帶