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同じ話題でも不快になったり面白かったりする理由

2020年11月28日 | 社内事情

マラドーラが亡くなったようですね。

アルゼンチンでは3日間喪に服すようです

日本のテレビでも

久しぶりに1986年のワールカップの映像が流れていました

対イングランド戦での神の手ゴールと5人抜きゴール

何度もまた見る事ができました。

ただ

この報道で驚いたことがあります。

このイングランド戦

当時は特別な意味があって

それもあっててマラドーナは母国で英雄になったのですが

今回の訃報でそれを報じてるのは目にしませんでしたね

その特別な意味とはフォークランド紛争です

その戦いで

イギリスに敗れたアルゼンチンにとっては

ズタズタにされたプライド

これを癒す意味があったのです。

ですから

マラドーラは特別な存在になったのです。

私達の世代では

1986年の試合はすぐにフォークランド紛争に結び付きますが

今の時代の人たちは

もうそれは歴史の記録になってる

それを感じる今回のマラドーラの訃報でした。

記憶と記録

言葉は似ていますが

それが人生に与える影響は大きく違うのだと思いましたね。

賢者は歴史に学ぶ愚者は経験に学ぶ

なんて言葉がありますが

若い頃はその通りだと思いましたが

しかし歴史に学ぶ事ができる賢者はいたとしても

国を動かすには国民の大半は歴史より経験に影響される訳ですから

歴史だけ重視すれば良いって話ではありませんよね

それと歴史なんてのは

その時々の為政者が都合の良いように書いてますから

これも盲目的に受け入れては危険

そう思います。

ただ

若い人は経験してなくても

周りに経験した人がたくさんいて

その話を直接聞くことができれば

歴史は大きく意味がある

これも間違いありません。

その意味では

私達の世代は戦争を直接経験した訳ではありませんが

たくさんの体験者から直接話を聞くことができましたので

その理解は今の若い人たちとは大きく違います

そして

その違いが

また同じ失敗に向かうのではないか?

と不安になるのが最近の右傾化ですね。

私達が若い頃までは

戦争体験者が

あの悲惨な戦争は2度と繰り返してはならない

これを散々口にしていましたが

今は

例えば尖閣だの北朝鮮だの

そんな話に

武力に重きを置いて語られます

その武力に頼って悲惨な事になった

こんな貴重な体験を日本はしてるのに

またか・・

って暗い気持にもなります。

まぁしかし

実際にはこれは私の杞憂ですね

インターネットが普及して

国民のレベルは大きくアップしています

一部の右翼的な人たちに

世の中全体が流される

なんてのは起こらないだろうと思います。

ただ

世の中全体としてはそう考えてますが

身近では相変わらず視野狭窄の人がいて

そんな人たちの話を聞くと

少し気の毒にもなりますね。

先日も尖閣の話になり

中国に領海に侵入されて一発の大砲も打たないからナメられっぱなしじゃないか

なんて息巻いていた人がいましたが

周りには4~5人の人がいて聞いていましたが

誰もが無反応でしたね

さすがにその空気に気づいてその方は話題を変えましたが

その時にも思いました

日本人は進化してると

少し前までは

その話題で盛り上がる

そんなシーンが多かったですからね。

私ももちろん黙っていましたが

この違いはどこから来るかと言うと

基本的に学びの深さですね

情報の質が単純だと

どうしても思考が浅いのです

その方がいなくなってから

他の人たちと尖閣の話題になりましたが

その時に出た話が

尖閣は日本が実効支配してる訳は無い

って話でした

実効支配とは

韓国が竹島にやってるように

施設を作ったり

軍や国民が上陸できるような状態であり

尖閣は

日本は領海と呼んでる海の上に海上保安庁の船を常駐させてるだけ

そしてその船は

中国が領海に侵入するのを防ぐ

これが表向きですが

実際には

日本人が尖閣に上陸して日の丸を立てる

これも阻止するんだと

国旗1本立てられない訳ですから

とても実効支配とは言えない

って話でした

同じ話でも

深いですよね

その深さの違いが

不快になったり

面白かったりする訳で

良く言われるように

政治の話が人間関係を険悪にする訳ではありません

話をする人たちの質の違いが

人間関係を壊すのです。

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