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責任文化の支配する国で生きる

2019年10月08日 | 世間一般

私が日本文化を良く表してると思う言葉に

“責任を取る”

って言葉があります。

何か問題が起るとどんな組織も

必ず責任問題になりますよね。

今相撲界では

貴ノ富士って若い力士が

付き人にゲンコツしたと言う事で

その責任をとって引退を迫られてますし

政治家は失言の度に

マスコミが押し寄せて

“議員辞職するお考えは?”

ってマイクをたくさん押しつけられますし

大企業であれば

不祥事があればトップが辞任します。

これが外国だと

トランプ政権の幹部を見れば分かりますが

皆さん自分からは中々辞めませんよね

トランプさんがガンガン首を切っています。

おとなりの朴大統領も

罷免されるまで辞めませんでしたよね。

こんな感じで外国と比較すると

日本の特異性が良く分かります。

どうして日本は問題が起ると引責辞任するかと言うと

多分武士の時代の名残ですよね。

戦国時代は

いくさで負けた方は

殿様が切腹して

これで一応のけじめを付ける

これがお決まりの敗戦処理でした。

ですから

家来はそれによって殺害を免れ

また新しい殿様に仕える事ができたのです。

つまり

トップが腹を切る事によって

負けた相手を皆殺しと言う

悲惨な事態を避けるために考え出されたルール

そうなってた訳です。

これが

今の時代でも延々と全ての組織に受け継がれてるのです。

つまり

責任を取れば

もうそれ以上相手を追い詰めない

これが日本の文化

そうも言えるのです。

反社会勢力でも

落とし前をつければ

もうこれで一応のケジメって事で

あとは何も無かった事にする訳です。

この日本の文化を理解して

て隣国との軋轢を見ると

その原因ははっきり見えてきます。

日本側からすれば

謝罪してお金も払ったのに

いつまでも蒸し返す相手に

大変不快感を感じる訳です。

相手の国からすれば

歴史的に虐げられて来た訳ですから

日本のように潔く許す

そんな文化は無い訳です。

ですから1000年も恨み続ける

って朴大統領も言ったのです。

この違いで日本とはいつまでもガタガタする

私はそんな風に思っています。

そんな訳で

私たち日本人の中には

反社会勢力から公務員まで

責任を取れば相手を許す

この文化がしっかり根付いてるのです。

これ面白い事に

裁判所や警察にまで

この原理が支配してるんすよね。

警察では逮捕されても

罪を認めて謝罪すれば釈放されますが

そうでなければ延々と拘留されます

裁判でも民事では

判決より和解を勧めますし

刑事でも被害を賠償すれば罪は軽くなります。

おそらく島国で生きる日本人の知恵なんでしょうね。

ただ

これは私たち日本人の中では当たり前ですが

外国ではそうではない

これを頭に入れて

外国の人とは接するべきでしょうね。

しかし

この責任って言葉

日本人の中でも捉え方が様々で

この言葉の使い方で

相手の精神状態も測れる

そんな事が良くあります。

例えば

アパートで給湯器が故障したとして

謝辞してそれを修理したにも拘わらず

更に責任を追及する人がいます。

また

空室があって

お客様を案内すると

隣人が

何度も何度も人が出入りして迷惑だ

お宅の責任はどうなってるんだ?

って感じの話をしてきた人もいました。

こうなると

いわゆるクレマーって事ですから

それなりの対応をする事になりますが

そうすると

ネットでお宅の悪口を言いふらしてやる

なんて捨て台詞を吐いた人もいましたね。

こんな感じで責任文化が根付いてる日本ですが

これ

加減を間違えると

脅迫だとか強要だとかって話しになって

自分が警察に捕まる事になります。

コンビニで店員を土下座させたりとか

あるいは高速道路で車を止めさせたり

なんて人達は

ある意味この責任の加減が分からないわけです。

刑務所に入る前に

まず自分の事を見つめた方が良いですね。

このバランスが欠如した人

当社の物件の入居者にもよくいますから

くれぐれも注意して下さい。

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