昨日やっと女子ゴルフの開幕戦が終わりました。
鈴木愛選手と渡邊彩香選手のプレーオフ
見応えがありました。
二人とも下半身が逞しく
ゴルフは下半身
改めて思いました。
今年はこの二人を軸に展開して
楽しめる
そう思っていたら
どうやら今年はこれで終了
この可能性も高いようですね。
開幕戦＝最終戦
って冗談のような話になるのかも知れません。
プロ野球もサッカーも始まり
屋内の相撲も７月場所が開催されるのに
広大なゴルフ場が何で？
って不思議に思っていたら
ＮＨＫでその事情を説明していました。
基本的に女子ゴルフがガンガン中止になってる理由は
その開催の決定権は主催企業にあるからです。
つまり協会が開催したいと言っても
スポンサーが首を縦に振らなければ開催できないのです。
では
何で企業は開催を拒むのか？
と言えば
女子ゴルフの主催企業になる意味
これが失われたからです。
私たちは
単に試合を見て楽しみますが
主催企業の目的は
試合その物よりも
前日に行われるプロアマ戦
と
前夜祭です。
ここで企業は
自らの取引先を招待して接待
これが目的で大金を出して主催するのです。
良く理解できますね
私ももしどこかの企業から招待を受ければ
喜んで参加させてもらいたいです。
そこで澁野さんとか畑岡さんとか新垣比菜さんとプレーして
それから食事ができる
なんて事であれば
もう一生の思い出ですからね
ところが
今はこの時代ですから
プロアマ戦をたとえ開催しても
密を避けるために
会話もまともにできませんし
たくさんの人が集まっての食事会の前夜祭なんてのは
とんでも無いって話になります。
であれば
企業にとって
大金を出す意味は無い
って事になって
中止が相次いでる訳です。
まぁしかし
元々不思議には思っていましたね
何で企業はゴルフの試合に大金をだすのか？
他の競技と比べれば
観客は少ないし
入場料も安いですからね
今回こんな事があって
やっとその理由が分かったって感じです。
そして
プロゴルフと言うスポーツの脆弱さ
これも理解できたように思います
更に
可愛い若い子たちの活躍と同時に
どんどんスポンサー企業が手を挙げた訳も
また
男子ゴルフが何で人気が無いのか？
こんな謎も一気に解けました。
一ファンとしては残念ですが
この構造である以上は
いくら望んでも
しばらく試合はあまり期待できませんね
試合の中止が長引けば
その存在すら危ういかもしれません。
ゴルフに限らず
一見華やかに見えても
それを支えてるのは何か？
ここに思いを巡らせば
少し世の中が見えるようになる
これも間違いありません。
Ｊリーグ発足当時
川淵チェアマンがナベツネとケンカしてまで
企業を排除して
地域のファンに根差したクラブ運営
これを目指したのが良く分かります。
企業でもそのその足場を見る
これが大切だとつくづく思います。
日本の中小の製造業が
親会社が中国に移転したために
廃業
なんてのをたくさん見てきましたが
まさに１社に頼る
その危険性が露呈したのです。
不動産の世界でも
全く一緒です。
他社の事を語れば
ひがみと捉えられ可能性もありますから語りませんが
改めて
当社の基盤は
エンド客に求める
この経営方針を貫く
そんな決意をさえてくれた
女子ゴルフの内情でした。
ゴルフより学ぶべきはサッカー
当社はこんな感じで行きます。
