中国がボーイングB737MAXの運航を停止! | プライベートジェット機長が見た「超」大富豪の投資の世界

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昨日、エチオピアで墜落事故を起こしたボーイングB737-8MAXを中国の航空当局CAACが中国国内にある同機の運航を停止させた。


↓ブルームバーグのニュース
Ethiopia Joins China in Grounding Boeing 737 Max Jets After Crash

 

中国の航空会社では現在70機が運航されているとのことだ。

 

 

 

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このボーイングB737MAX、昨年10月にも新造機がインドネシアで離陸直後の墜落事故を起こしているため今回のこのような措置になったと思われる。

 

中国当局のこの決定はボーイング社にとっては大きなインパクトがある。

米中貿易戦争もあっての素早い決定なのかもしれないが、安全上の懸念があるのは間違いないことだ。

 

ボーイング737MAXはエアバスA320neoの対抗馬として開発されたものなので、今回の事故はエアバスにとって追い風となろう。

 

エチオピアの事故はもちろんだが、インドネシアの事故についてもまだ正式に事故原因が発表されたわけではない。しかし、インドネシアの事故後、ボーイング社は同機を飛行するパイロットに向けて緊急にBulletin(告示)を出している。

 

このBulletin発行の裏にはさまざまな憶測が流れている。

 

このボーイング737MAXには、MCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System)という新たな機能が追加されている。この機能はエンジンの位置や燃料の効率を考慮して追加されたもので、飛行機が極端に機首上げの状態になると自動で水平尾翼が機種を下げさせる方向に調整をするという。

あるエアライン関係者側の説明ではこの機能についてパイロットが使用するマニュアル(FCOM)にはほとんど記述がなかったということだ。

 

飛行機の性能を上げるためにいろいろな装置をつけたら、飛行機が不安定になってしまい、墜落事故が頻発する、というのは私も以前乗務していて、短命に終わったMD11をどことなく思い出される。

 

今回のこのエチオピアの事故を契機に、この不透明な機能について当局のメスが入るかもしれない..............

 

 

 

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